澪→レイ
独占欲(昌平君)
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「ねぇ、昌平君」
「…なんだ」
「なんでそんなにかっこいいの?好き」
「何故と問われても答えは出ぬぞ」
好きって言うのスルーされたよ
「ん~…自覚はしてる??唆るわぁ~…じゅるり」
「日々その様なくだらぬ疑問をよくも飽きずに問うて来る事に感心すら覚えるな」
いやだからスルースキルよ
「かっこいいからかっこいいって言ってるだけなのにー…」
素直に喜べばいいじゃん
この最後の一言は不機嫌なご主人様には言わなかったけどね
はぁ~…なんでこんなに無愛想で冷たいのに、きゅんきゅんするんだろう
よくわからない時代&場所に突然飛んできてしまってから一月が経とうとしてて
昌平君の召使いとして邸で昌平君のお世話してる…いやお世話になってる
毎日色々奮闘してるけどなんせ元いた世界?時代?ではお母さんにお世話してもらってる女子高生なわけで
(とは言ってもココでは王宮とかいう場所にいる王様と後継ぎを産むための宮女は12歳頃から初体験をするらしいから私のJKというブランドが付いてるはずのお歳は婚期としては遅い=売れ残りのようなもん)
まぁ一月もあればそんな私でも昌平君の眉間の皺を深くさせることは減ったんだけどやっぱり「ココ」ではココのルールがあって上手く未来人ということを隠して生活してる。
昌平君が言うには呂不韋だとか他のなんだとか色々めんどくさいんだってさ
てことで頭のいい(らしい)昌平君が何とかやってくれてるって話。
昌平君と護衛の豹司牙って人以外は私が未来人って事は知らなくて、仲良くしてるのは軍師学校や昌平君の邸に遊びに来る蒙恬とか河了貂とか蒙毅くらいかなー
あとはたまに信とか昌平君に負けず劣らずな無愛想の王賁
歳も近いしね、だけど事情を知ってる昌平君の前でだけ素でいられる感じかな
「まぁいいや!蒙恬たちに会いに行ってくる!」
「…おい」
手をヒラヒラさせて扉に向かおうとした時、ガシッと手首を掴まれて不機嫌な顔でこちらを見つめてくるご主人様がいる
「な、なに…?」
「その"格好"で行かぬだろうな」
ん?と自分の顔をスッと落として見てみる
「あぁ、そういえば制服だったね!大丈夫大丈夫!ちゃんと着替えていくから!ねっ?」
だから手を離して~って目で訴える
「…ならばよい」
私の手を離してまた文机に向かって書簡に目を通し始める
私の部屋は昌平君の隣の部屋だから少し顔を出して豹司牙に誰も来ないか確認してもらってOK貰ったらサササッと部屋へ帰る
ちなみに自室から出る時は制服の時のみだけどよくよく自分で確認してサササッと出る
忍者になれるんじゃないかと忍者に失礼な事考えたりしてね
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