澪→レイ
違和感(昌平君)SS。冷めてます。
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2.俺と妻
狂いなくいつもの時間に帰宅しリビングの扉を開く。
「おかえり」
決まった台詞が澪の口から出てくる。
待ってもないだろうに、あたかも俺が帰るまで待ってましたと言わんばかりに。
「…まだ起きてたのか?」
よくもまぁ毎日芝居を続けるものだ。
帰りが遅いから身体を心配されるが、お前とてそうではないのか?
昼間、お前は何処の誰と会ってる?
俺はお前の違和感が見抜けない程腑抜けた男じゃない。
「ご飯は?食べる?」
あいつが作り置きなどしてるわけもなかろう。
さしづめ俺の分など最初から作っていないのだから。
だから俺は毎日同じ言葉を言う。
「いや、食べてきた」
「そう…、じゃあ私は寝るね。おやすみ」
澪のこの発言、傍から見れば夫の帰りが遅く夕飯を作って待つものの毎日外で済まされる可哀想な妻、だが
俺達の場合は、当てはまらない。
なぜなら澪は、安堵してるからだ。
そんな顔を見たくなくて背中を向けたまま澪に返事をすると、寝室へ入っていった。
そんな顔を見たくない理由は、わからない
一時も離さないスマホを握りしめ部屋へ入っていく寸前の澪を視界の端に捉える。
今宵はどの男と連絡を取り一日を締めるのだろうか?
もう俺にはどうでもいいことであって、俺は先に済ませてきたから。
今宵2度目のシャワーを浴びながら、今日を終えた。
fin.
狂いなくいつもの時間に帰宅しリビングの扉を開く。
「おかえり」
決まった台詞が澪の口から出てくる。
待ってもないだろうに、あたかも俺が帰るまで待ってましたと言わんばかりに。
「…まだ起きてたのか?」
よくもまぁ毎日芝居を続けるものだ。
帰りが遅いから身体を心配されるが、お前とてそうではないのか?
昼間、お前は何処の誰と会ってる?
俺はお前の違和感が見抜けない程腑抜けた男じゃない。
「ご飯は?食べる?」
あいつが作り置きなどしてるわけもなかろう。
さしづめ俺の分など最初から作っていないのだから。
だから俺は毎日同じ言葉を言う。
「いや、食べてきた」
「そう…、じゃあ私は寝るね。おやすみ」
澪のこの発言、傍から見れば夫の帰りが遅く夕飯を作って待つものの毎日外で済まされる可哀想な妻、だが
俺達の場合は、当てはまらない。
なぜなら澪は、安堵してるからだ。
そんな顔を見たくなくて背中を向けたまま澪に返事をすると、寝室へ入っていった。
そんな顔を見たくない理由は、わからない
一時も離さないスマホを握りしめ部屋へ入っていく寸前の澪を視界の端に捉える。
今宵はどの男と連絡を取り一日を締めるのだろうか?
もう俺にはどうでもいいことであって、俺は先に済ませてきたから。
今宵2度目のシャワーを浴びながら、今日を終えた。
fin.
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