澪→レイ
特別(闇蒙恬)ちょっと乱暴蒙恬、歪愛
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湯浴みを終え、寝支度を整え一日の終わりが近付く。
今日はなかなか寝付けそうにもないので星でも見ようと薄い羽織を肩へかけた時だった
「あれ?こんな時間にどこいくの?」
こんな時間にはこっちの台詞で、いきなりの訪問者にびくっと肩を揺らして、振り返らなくてもわかるが反射的にそちらへ向く
「も、蒙恬様…」
どうされましたか?と言う私の問なんか聞こえてないかのようにずかずかこちらへ向かって来るや否や、どんっと私の鎖骨あたりを強めに押す
私はその勢いで後ろにあった寝台へ背中から倒れる
「っ!何をされますか!?」
驚きつつも蒙恬様を、きっ、と睨む
「あははっ!なに?すごい強気じゃん」
見下しながらそう言いぎしっと音を鳴らしながら寝台へ乗ってくるので私は寝台の上を両手と臀で後ずさりするがすぐに背中に壁が当たってしまう
「…っ、」
「あのさぁ…澪、わざと俺の事苛つかせてるの?」
「苛つかせる…?私には思い当たる節がございません…!」
そう言うと蒙恬様は無表情になるが、その瞳は色を灯していなく酷く冷たい様だった
「じゃあなに?先生と逢瀬楽しんどいて俺にごめんなさいは無いって事?」
「どうして謝らねばならないのですか…?それに逢瀬ではありません」
どうして蒙恬様が私に苛ついているのか皆目見当もつかず、困惑する
「ああ、本当にいらいらするなー…お前は好きな男以外と二人で出掛けるのが普通なの?」
お前、だなんて呼ばれたことや呼んでいるところを今まで見たことも聞いたこともなかったので、そんな蒙恬様に少しずつ恐怖を覚えた
「あ、あの…蒙、恬様…ごめん、なさい…っ」
「なーにー?聞こえなーい」
そう言い私の顔の左右に、だんっと手を強くつく
「ひっ…!」
「はーやーく、聞こえなーい、もう一度」
鼻と鼻がくっつきそうなくらい近い距離まで詰められる
「ご、ごめんなさいっ」
とうとう溢れ出した私の涙
「うわぁ…煽るねぇ、すごくいいよ、ぞくぞくする」
なんて言いながら、私の目から零れた涙を一粒舌で掬う
「お前は誰のもの?」
「えっ…?」
「俺のだよね?」
「……っ」
有無を言わさぬ顔で私を見る。従わなかった先が恐怖で染まるのが目に見える
「あのっ…「お前は誰の?ねぇ、早く」
「っ…も、蒙恬様の、です…」
そう言うと満足したのか、先程の冷酷な表情とは打って変わって誰もが好く、ぱぁっと明るい笑顔を向けてくる
「うん、いい子だね?」
そう言い私の頭を撫でる蒙恬様
「あ、そうだ」
蒙恬様が何か思い出した様子だが、嫌な予感がする時は大体当たってしまうのが世の常
「もう学校行くの禁止、先生と話すの禁止、会うのも禁止」
相変わらずの笑顔で言う
「ど、どうしてですか?」
学校での手伝いや、雰囲気、在校生たちとの会話が私にとっての生活の一部だったので正直すごく嫌だった
なのでつい聞き返してしまった
その瞬間、また先程の冷酷な表情に変わる
「お前は誰のものなんだっけ?」
そういうと私の前髪をぐしゃっと掴みそのまま壁へ頭を押し当てる
「いっ!痛いです!蒙恬様…!」
「離して欲しければちゃんと言わないと?ね?」
ほら、と言わんばかりの顔で私の言葉を待つ
「わ、私は…「だーかーらー聞こえないってば!」
「っ私は、もう学校にも行かないです、先生とも、会いません、話しません」
「はい、よく出来ました!」
そうして私をぎゅっと抱きしめるが、力が強すぎて骨が折れてしまいそうだ
私が惹かれた蒙恬様はどこに行かれてしまったのだろう…
かつての、優しい蒙恬様はどこへ…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
あれから俺たちは寝台に横たわり、俺は澪が眠りに入るのを見届けて額に口付けを落とし、そっと部屋を後にし自室へ戻ってゆく
澪が悪いんだよ?
だって俺意外の男と深く関わろうとしたんだから
おかしいでしょ?俺が澪を一目見た時からずっと想ってたんだから
最初から俺の澪なのにさ
しかも相手が軍総司令だなんて、俺への嫌がらせも同然
こうなっちゃうから他の女で済ませてたのに、澪は俺の気も知らないで他の男に甘えようとするからだよ
逃がさないからね?
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