澪→レイ
他の誰かと笑わないで
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湯上り、星空を眺めながら
「綺麗…」
思わず呟いた時
「あっ…!」
「危ないですねェ、大丈夫ですかァ?」
上を見て歩いていたせいか石畳につま先を引っ掛けてしまい転びそうになったところを誰かに支えられる
誰か、なんて一瞬にしてわかる私は本当に末期
「王騎様!ごめんなさい!し、失礼いたしましたっ…!」
「なぜ謝るのですかァ?私もあなたと同じく星を眺めながら歩いてたのでそれで謝るなら私も謝らねばなりませんねェ、ココココ」
「あっ…いやっ!ご、ごめんなさい!あっ…
でも王騎様は謝る必要ないですから!」
変なところで謝ってしまったとドギマギしてる私に王騎様は
「ンフフフ、また謝りましたねェ
澪は本当に面白い娘ですねェ」
カァっと顔が暑くなってくのがわかる
「おやァ?顔が赤いですが長湯でのぼせたのですかァ?それともこの王騎のせいですかァ?ココココ」
なんて意地悪に聞いてくる
「か、揶揄わないでくださいっ…!」
またカァっと顔が熱くなる
穴があったら入りたいくらい
「ンフフフ、摎と同じような反応するんですねェ」
その名前に私は胸がキュッとなった
今は私といるのにその名前は聞きたくなかった
この城にいる誰もが王騎様と摎様はお似合いと言っていて、もちろん悔しい…けど私もそう思うのは嘘じゃない
でもはっきり2人がどうのっていうのも聞いたことがなくて
騰様にもそれとなく聞いてみた事あるけど、騰様でも王騎様の気持ちは知らないみたい
はたまた摎様の王騎様への気持ちも同じくはっきりと知らないらしい
だけどやっぱり誰がどうみたって…
王騎様はやっぱり摎様のことが
好きなんだよね…?
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