澪→レイ
他の誰かと笑わないで-王騎-
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ピチチチ チュンチュン
「…気持ちのいい朝ですねェ」
顔を洗い歯を磨き、軽く身だしなみを整え今日は演習が無いので部屋で適当な個人鍛錬をする
そうしてるうちに城内が少しばかり賑やかになり、昼時を知らせた
さて、いつもの場所に行きましょうか
「やはり居ましたか、ですが…」
この頃澪には"お友達"が出来たようですねェ…
この王騎を差し置いて、何故あのように笑うのですか…ンフフ
こんな状況にも関わらず不敵な笑みが出てしまいますねェ
いつもの様に正午を過ぎたあたりに庭へ足を運ぶと
そこには"いつも"の顔触れが揃っている
他にもちらほら人はいるが、自分が思ういつもの顔触れとは
「王騎様、お疲れ様です。休憩ですか?」
そう
「摎、そうですよ。そんなあなたも同じく休憩ですかァ?」
はい、と少し照れたような表情で答える貴方はいつも愛らしく笑う
娘のような妹のような、というところですか
「最近付き始めた摎の召使いも、いつもの如く私の召使いにちょっかいかけてますねェ、ココココ」
「あっ!ほんとだ…」
そう言うと彼女は、今にもごめんなさいと言わんばかりの顔をしこちらにまた視線を戻す
「ンフフフ、別に構いませんよォ。仲がいいのですねェ…あの二人は」
すかさず私がそう言うと彼女は
「どうやらお二人は幼馴染というものらしく、私と王騎様…のような昔馴染みな仲という感じなのかと思われます故、特に干渉等はしないでおこうと考えておりました」
「そうですか、」
私と摎…とは少し違うようにも見えますがねェ…
と思いつつ口には出さなかったものの、その後もいつもと変わりなく摎との会話が進む
少しばかり、水を差しに行きましょうか
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