主≠監。
Be blessedⅢ
Please input the ur name.
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
細まった目元ですべてを悟る。
ジェイドの昂ぶりは、その色気の漂う声音で分かる。
全うするまで引き下がらない、折れることを知らない利己を露わにしたときの確固たるもの……。
膝の角度が変わると、ジェイドはまたしゃがみ込んだ。
そして名無しの下半身に顔を近付ければ、彼のすることは、こんなときでさえ想像に容易かった。
名無しは断固として、望んでなどいないのに……――。
「ア……ッ!!ああ……んぁ!……っ、ひ…ッいや……」
「ちゅ……んん……チュ……ッ…、かわいいですよ…ほら。もっと……ンン……名無し…」
「や、ら……いった、のに……いまいって…も、……もう離し…、……ド……ああ…!」
求めてなどいないのに、知ってしまっている身体がどうしたって反応する。
全身をひくつかせる名無しの意識は、そこだけは必死に違うことを考えようと躍起ではあった。
勿論、ジェイドの舌は変わらず巧みにそれを刺激して、弾む水音もゆっくりとボリュームを増してゆく。
指が名無しの内腿をおさえる様子も実に卑猥で、その食い込みは名無しが抗えば抗うほど深い影を生んでいた。
「はぁ……腰がいやらしい……声も、そんなはしたなく……フフ…ッ……んぅ」
「ジェイド……や、だ…いや……また来る……いっちゃうから…いや!舌やめ……」
「名無し」
名無しが今も頬を濡らすのは、こんな状況から思考をかけ離そうとしても、絶えず身体が感じていた所為だろう。
どんなに嫌がっても気持ちがいいことが事実。
どんなに考えないようにしても、そこから溢れる快楽。
”来る”ことを嫌がってジェイドにそれを訴えても、彼が素直に応じてくれる筈だって当然ないのだ。
加えて、今はひとつの決め事をつくっていたジェイドは、名無しの名を呼ぶことでそれを彼女に強く思い知らせている。
名無しもまた否が応にも理解するしかなく、受け入れる選択肢しかないことがどれだけ絶望的に思えたか……。
「…ッ……」
「ふふ……、お利口な名無しならお分かりですよね。――……構いませんが……このままだと終わりませんよ?たとえ気を失うほどに、貴方が何度達ったとしても……ン」
「!!……ひ、んぁ……――、……ドの…舌……いや…だめ、……クリきもちいの……好い、から……ああ…クリきもちいい……舌きもちいい…ッ……ジェイドの舌…ん……ッ」
「、………ふふ…っ、……ああ…可愛い……ンン」
「!ぁ、あ……ッ…」
従わなければ終わらない、だから従うしかない。
だから好きで言うわけじゃない、それだけは信じて欲しい。
名無しはこの場に居ないトレイに頭のなかでそう訴えながら、ジェイドの愛撫に応え、甘く囀った。
が、健気さゆえに表情と声色でその思考を読み解かれたのか、名無しはジェイドに強く芽を吸引され、何度も何度も激しく宙に腰を浮かせた。
演技な筈がなくとも、少しのゆらぎで感情の奥の奥まで知られてしまうのは、それだけ彼が名無しを見て、知って、抱いてきたからだろう。
そこに愛があるないにかかわらず、事実として、ジェイドは幾度となく名無しを抱いていたのだから……。
「ッ……――。フフッ……ほーら……もっと素直に、いやらしく。ね……?僕だけに聞かせてください……僕の名無し。ン……チュ、ちゅ……はぁ…ん」
「!もうむり……またいく…ジェイド舐め……っ…あぁ……きもちッ……アァきもちいいきもちィ…ッ!クリいっちゃう…ああ……クリきもち…イくッ…!ああイクッ……ッ――!!」
――――。