主≠監。
betray the tongueⅢ
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「ん、んぅ……ン…ッ、あ……!アッ…」
「そう……ン、……上手だ。まだ両手が使えなくても、やっぱりお前は器用に動くな……めちゃくちゃスケベだ……はは」
「っ……トレイ…、……!あ……んん……、これ……も、ほどいて……?トレイがほど……」
「だーめ」
「ッ……」
「お前……自分が今どれだけイヤラシイ格好してるか分かってないな……フフ。俺に腰抱かれて、必死になって動かして」
「トレイ…ッ……」
「いまお前を自由にしたら、眼鏡外す口実にこっちにしがみついて、またキスもねだって……そのまま俺のローブも脱がせたら最後、どうせ自分から胸擦り付けてくるだろ」
「…っ……」
「フフ……見え見えだよ、えっちな女の魂胆なんてな」
「ッ……そ、ん……、ッ……ぅ…」
腰を動かすその所作は、はじめこそぎこちなかった。
会う度に毎回その体位に至るわけじゃなかったのだから、当然といえばまあそうだろう。
名無しが律動を最初渋った原因のひとつでもあった。
それでもどう動けば自分にとっていい場所に当たるか、トレイにとっても一層快楽を得られるかは、腰を上下させているうちにすぐ見つけられた。
そのいい場所が余程癖になったのか、名無しは恥ずかしそうにしつつも、ひとり懸命に動き続ける。
健気な律動に漏らす吐息にさえ愛おしさを覚え、けれど少々先の尖った棘を言葉に乗せる……トレイの思惑などただひとつだ。
楽園から遠くても強引にそうされることだって拒めず、心の奥底では悦びを感じている。
そんな名無しに、まだまだ歪んだ理想を捩じ込むために――。
「フッ……。それでもお前は……振るのをやめないし、やめられないんだよな……。そういうところもホント……最高に可愛いよ、名無し」
「!!あ……んぁ!ひぁ……っっ」
「だからこれは俺から。動くのをやめなかったご褒美だ……耳、キスしててやるから……いっぱい声出してイけよ」
「ッ…―――」
名無しのグラインドが段々と激しくなる。
ただの上下の律動だったそれがやけに艶めかしさを含めば、そこにはもう恥じらいなどなかったも同然だ。
背中側のくびれに腕をまわして彼女を支えながら、トレイも短く息を漏らし、与えられる快楽に目を細める。
はち切れんばかりに怒張していたそれは、膣の締め付けに人知れず限界を感じていた。
「ん……」
けれどトレイが持ち堪えていたのは、名無しの乱れる姿を自身の射精などよりもまだまだ求めていたからだ。
卑猥な言葉で何度でも誘惑して、反応したのだなと思えるのは、言わずもがな締め付けの強弱ゆえ。
従順な姿に愛情がまたひとつ、またひとつと募って、トレイなりに浴びせるその場での表現を増やすことは、名無しにとっても褒美以外の何ものでもなかった。
勿論こんな状況でも、与えられても更に求めてしまうまでが、欲望に忠実な者にはデフォルトだったのだけれど……。
「あ……ん、あ!……トレイ……トレイ、や…ら……あぁ…」
「チュ……、……ン。どうした……肩震えてるぞ?きもちいいんだろ、ナカ……奥も。……この可愛いお耳も。チュ」
「ちが……ちがう…ッ……もっと…舐……欲…ッ」
「ああ。それはだーめっ、ハハ……ッ…なんせわざと……うんとじれったくしてるんだからな。……たまらないんだろう?それでも、……ン。……ふーーーぅ…」
「!!んんっ……」
「はは……ほらな、また締まった。息吹きかけられてキスされて……――こうやっていやらしく囁かれるだけで、ゾクゾクしてきもちいいよな?名無し」
耳元のくすぐったさが快楽に変換されて、自然とその上をどこまでも求めてしまう。
トレイにされたいことがある。
して欲しいことが沢山ある。
高望みを止められずに懇願しても、真っ向から拒まれてじれったい感触ばかりを味わわされる。
「ッ………」
吹きかけられた吐息に肩が震え、身体の内側もたまらなく焦燥に塗れる。
そして気が付けばその胸の奥に感じるちくちくとした想いを払拭したくて、名無しは夢中になってトレイに擦り寄っていた。
――トレイがそんな名無しの所作を止めなかったのも、またひとつ嗜好を凝らす為だった。
「ア……!あん……は、ぁ……ン」
「…ハァ……またこんな……えっちな匂いさせて……ン。……やっぱりクリもあたってるな……自分から擦り付けて可愛い」
「トレ……ん!んんッ……あ……ッん……」
「後ろもめちゃくちゃ濡れて……スケベな音、いっぱい聞こえるぞ?ああ……ほら。――……指、簡単に飲み込みそうだな」
「!!」