主≠監。
betray the tongueⅢ
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「イぃ……!!あ…、んぉ……い、っク……ト……待っ……ッ――!!ア……ッ…」
締め付けが心地いい……。
解すことなく奥まで貫いただけのことはあった。
トレイは名無しに構うことなく腰を打ち付け、快感に唇を濡らす彼女自身の唾液を舐め取ることをグッと堪えながら内部を攻め立てた。
そして程なくして陽物全体に絡みつくのは、激しく蠕動を起こす卑猥な膣の感触だった。
乱れた息遣いに、急激に滲む汗。
眼鏡の奥の瞳に、征服感に満ちた微笑が混じる。
「―――……はァ、ッ……!!や……」
「フッ……イッたよな?いま。分かるよ……めちゃくちゃ吸……絡みついて……アぁ…きもちいいな……めちゃくちゃきもちいい……んん……」
「トレイ……は、ンぁ……あっ……アッ……」
「はぁ……キスして、スケベな動画でひとりマン汁垂らして……俺に焦らされてまたキスして……。それだけなのに、挿れたあとすぐ中イキか……フフ……」
「ッ……ト…」
「――……まあ。……イッていいなんて、俺はまだ一言も言ってなかったんだけどな」
「!!ひ……ッ…ぃ、あ……」
名無しの下半身……は、特に膝から下がピンと跳ねる。
それが横目にチラつけば、彼女の絶頂が近いことは分かりきっていた。
声も途切れ、ただの嬌声に少しばかり野生じみた本能的な喘ぎ声が含有する。
内側の好い部分を犯されて果てる名無しの表情はとても虚ろで、けれどそれが幸せそうに見えるのだから実に面白い。
こんなところで終わらせるものかと、トレイの胸には更なる火が灯る。
「?!トレイ……あ……」
本来の自分たちらしい理想の行為とはかけ離れていたけれど、名無しはトレイに絶頂を浴びせられ、頬は紅玉にも等しい色へと綺麗に染め上げられていた。
満を持して感じた高みは格別に決まっている。
それでもまだ足りなさを覚えるあたりはいかにも彼女らしい。
理想を求めて、けれど起こる現実に目は背けられない。
名無しは拘束された後ろ手、トレイと繋がったまま腰を抱かれて起こされると、今度は自分が彼を見下ろす体位になったことを認識していた。
「…や……」
「フッ……ああ…、ほんっと濡れてるな……ソファ。……ほら上に乗れ、名無し」
「ッ……あ…んぁ……!あ……っ」
「交代だ……今度は自分で腰動かしてイけ。……終わったら、そこのベッドに連れてってやるかもな」
果てたばかりの身体に、耳元に浴びせられる現実に思わず目を見開く。
自分が達って終わるわけないことくらい分かってはいたけれど、優しい眼差しも声音もスッと伏せるトレイに、名無しは背筋をぞくりと冷やした。
身震いすることに興奮してしまっている……そんな自らの性癖も大概だということくらい分かっている。
けれどどこまで進めばいつものように抱いてくれるのだろうという不安が募る。
もっとも、こうしている間も陰部は濡れ、どこかまだ期待をしている自分が居ることも名無しは否定できなかった。
「そんな……!ンぅ、……ふ、ぁ……」
「ハハ……ほら、ナカきゅうきゅうさせるだけじゃなくて。それじゃあ俺がきもちいいだけだぞ」
「…ッ……、んぅ……」
「今更……腰振れないわけないよな?純情ぶったって遅すぎる。……ほら、振って?名無し」
「ッ……――」
甘美な囁きが身を焦がす。
欲しさあまりに焦燥する気持ちを逆手に取られ、とことんまで攻め立てられる。
トレイの上に座した状態では、無論逆らえる余地はない。
名無しは赤ら顔のままゆっくりと腰を捩じらせると、その仕草は、トレイにとっても格別の想いを抱かせていた。