主≠監。
betray the tongueⅢ
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「ああ……ひょっとして今日もお望みか。こんな素直に言うこと聞いて……俺にまたスプリットカードを使わせて、さっきの女の子みたいにめちゃくちゃにされたい……?」
「!トレイ……ちがう…トレイだけ……はやく、……!!ひ……んっ」
「だってお前……好きだろう?同時に何処も彼処も舐め回されて……耳と乳首たーっぷりぺろぺろされながらアンアン喘いで。気持ちよさそうに何度もイッて」
「ッ……、トレイ……!」
トレイは名無しの頭を撫で、髪を掬いそれを指先で弄んでも、その先続けたのはせいぜい耳の曲線をなぞる程度だった。
名無しがどんなに焦らされていたかを分かった上でのことだ。
目元を細め、容易に彼女の心を読み、望んだ理想を体現しないまま口角をにじり上げる。
その絵に描いたような腹黒さに、名無しは畏怖にも似た感情を湧かせていた。
もっとも、その上でトレイを突き放すどころか懇願を続けるのだから、彼女もまた自身の抗いようのない色情欲を再確認していた。
「あーあ……ほら、ソファに垂れてるぞ。可愛い下着からこんなに漏れて、はは……。ブラの中は?乳首、もうピンって勃起してるか?」
「トレイ……ッ…」
「縛られて、自分で弄れなくてもどかしかっただろう。特にココ」
「ちがう……トレイ……ほどい、て……もう…!!ひゃ、ぁ……」
「チュ……ん…、ン……。足りないよな、こんなんじゃ……ただ触れられるだけなんて……おかしくなりそ?」
「ッ……は、ぁ……」
生ぬるい目元へのキスが全身を痺れさせる。
心地よさゆえの痺れではなく、もどかしさゆえのそれだ。
トレイは名無しの赤らんだ頬にも同じような軽い口付けを落とし、露骨な粘膜の接触を避けることで、更に焦らしを覚えさせた。
「フッ……」
浴室で同じ動画を見て、一応感情は共有していたつもりだ。
散々な目に遭う女優を目の当たりにして、その女優は画面の中でとことん快楽を得て崩落していった。
チャプターが変わってもそれは同じで、名無しが動画を見てどんなに自分を求めているのかも想像に容易かった。
簡単にソファに戻ることも、すぐに抱くことが可能でも、どちらも避けたのは、名無しが望んだ贖罪をトレイが受け入れていたからだろう。
恥ずかしい格好のまま欲しいものを与えられず、生殺しにされて淫らになる身体をなお放置される……なんて、名無しへの仕置きとしてはじゅうぶん過ぎるものだった。