主≠監。
plz forgive me.
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――――。
「ほら……思い出せ。両胸もクリも、いやらしい音立てて沢山俺たちに舐め回されたよな……舌先尖らせたときに漏れるお前の声、めちゃくちゃえっちで可愛かったよ」
『ッ……は、…んぁ……あッ……ト…』
「ああ……下着、ちゃんと全部脱げ……服の上に置いて。……そうだ、偉いな。フッ……ん、チュ……ちゅく…――」
指が自身の唾液に塗れたまま陽物を手中にした瞬間、少し目を見開いたトレイは、再び嘲笑を零していた。
唾液とはまた違う明らかな粘膜の……頭から零れる先走りの感触が顕著だったからだ。
電話越し、仮初めでしかないセックス。
疲労も要して散々抱いたあとでもなお、呆れるほどに怒張し続けるそれ。
澄んだ体液を巻き込んで上下に扱いたとき、それでもトレイの想像よりも気持ちがよかった。
それは彼が改めて、名無しの声音、存在そのものの威力を思い知った瞬間でもあった。
『あ…ッきもちいい……トレイの舌きもちいい……、いっぱい音聞こえ…感じ……ちゃう……んッ…ぅ……』
「チュ……ん……、……フフ。可愛いなお前……身体も震えて……クリも赤く膨らませて。……イキたそうに腰捩って」
名無しは今頃、ベッドの上で何度も寝返りを打ち、あの小さな手を自分のそれに見立てて身体を慰めているのだろう。
本人は虚しさを感じているかもしれない。
終わった後に襲ってくるそれに怯えているかもしれない。
けれど想われながら彼女が自慰に走ることに、トレイが抱くのはそこはかとない嬉々だった。
『ッ……いきたい…イく……から、もっと舌…ぁ……』
「フ……それじゃあおねだりは?名無し……ほら…どうお願いすれば俺が興奮するか……な?」
『、…ッ……は、ぁ……んぅ…トレイ……舌…もっと先で、その……』
「いいぞ……フフ。それで?」
普段どおり、電話越しでだって強要を求めてみる。
わざといやらしい言葉を吐かせ、その羞恥心で更に濡れた陰部を吸い上げる擬音を、大きく立てて感じさせる。
名無しがそれを弄って、蜜にまみれている指を今すぐ口含みたかった。
自分が言った”勿体ない”だって、すべて事実だ。
トレイは大きくなる一方だった名無しの嬌声に身震いを起こした。
大きく広げた足は片膝を曲げ、靴の中のつま先はピンと立っている。
着信前、一度ベッドを整えてスプレッドをかけたままにしていたそれが、踵の小刻みな移動で乱れてゆく。
それを薄らまなこで見ていた矢先、射精欲が近付いていることも感じ、トレイは利き手の上下の運動を速めた。
『っ……イカせて…ト、れ……舌先で、いっぱいぺろ……ペロッて…舐め回して……――!!ひぁ、…んぅ……アッ…トレイ……』
「ん……ンッ……ちゅる…、んぐ……ちゅっ、チュ……ッ…――……可愛い。いいぞ……こうか?」
『あ!あ……いぃ…、すご……トレイ…トレイ……ッ』
「フッ……、ん…ほら……イッてごらん?……名無し――」
『!!ひ、ぅ……あん!ひ……ぅ…っ、いく……――ッ』
もしかしたら虚しさを覚えるのは、自分の方かもしれない……。
考えないようにしていたことが、快感が近付くにつれて大きくなる皮肉は、誰もが体験することなのだろうか。
「……ッ…」
唇で水音を上げ、利き手で猛りを扱き、頭のなかに浮かべるのは、自分に辱められる名無しの淫らな姿。
タイミングは同じの方が絶対いい……そうに決まっている。
トレイは自身もまた、名無しの絶頂に便乗しようとしていた。
互いに耐えられなくなって、いよいよ悲鳴紛いの声音を漏らした名無しのそれが、疲れ切っていた筈の全身を隅々まで昂ぶらせてゆく……。
「!ハァ……ッ、……!んッ、ぅ……―――」
汚れた手のひら、甲、そして腹の上。
まだこんなにも流れるものなのかと、穢れに満ちた白濁を目下に、トレイは小さく息を切らした。
当然、名無しの体内で、彼女を実際に抱いて果てる方が幾何もよかった。
が、愛らしい嬌声をスマホで聞いて達くのも悪くないと思えたのは、経験してみて初めて分かったことだった。