主≠監。
split card【fake】
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「あ…ッ……んぁ、…ああ……!!いや!いや……ッ舌やめ……、ッんぉ…っは……」
「!フッ……好い声だな……きもちいい?名無し………ナカに挿れられながらクリぺろされるの、きもちいいか?」
「ア……んぅ……ふぁ、っアぁ……!待……っ…だめ……む、ね……あッ!みみもダメだってば……!トレイ……ッひぃ……」
「ちゅる……ん、ハハ……どうなんだ?名無し……俺のに突かれながら、耳も乳首も舐められて……随分と卑猥だな」
まるで今は目もあてられない。
どのトレイを見てもきっとそれだけで負かされる気がしたし、ふしだらな自身の体勢にも視線は向けられず、無機質に上を見据えることでしか抗えそうもない。
そんなささやかなことが抵抗と呼べるわけもないのは百も承知だけれど、名無しは自分を逃さない彼らに慄き、なおも耳元に響くトレイの囁きにたじろいでいた。
「んぐ…ッ、ぉ……ひゃ、ぁ……!あん…」
「反対の乳首もたっぷり……ぺろぺろしてもらって……フフッ。なあ……ほら、教えろよ名無し……何処がきもちいいのか……、んっ……!」
「!!ひ、ぃ……好い……ぃ、っあ!ん……きもちいい…イ……きもちいい全部……トレ……、ナカもクリも……ぜんぶ、だめもう…っこんな……」
ずっと表面的だった三点への攻め。
それがたった一箇所、身体の内側を弄られるだけでどうにかなりそうだった。
怒張したトレイの欲望はずっと強固さを露わにしており、その状態で繰り返される出し挿れに名無しが感じない筈がない。
膣中を抉られ、ぐりぐりと彼の先端が壁を擦る度、全身にびりびりと快感が走る。
そのうえ赤すぐりも舐られているとなれば、乱れるなという方が無理な話だ。
「は……んッ……や、ッ……あ……!」
一方で名無しが悶える傍ら、フェイクたちはというと、トレイの陽物にも律動にも何ひとつ気にする素振りを見せることはなく、自らの為すべきを続けていた。
ひたすらに名無しの艶めかしい曲線や果実に舌を宛がう。
それはある意味では有情にも無情にも感じられる徹底した所作だった。
尖らせた舌先でころがしたり、唇を使って吸い付いたり……それはそれは自由奔放にである。
もっとも、どのように舐めたところで、名無しの反応が好くなくなるということはまずありえなかったし、効果はむしろその逆だろう。
だから止める方が今はおかしなことだったし、彼女の声音がより甲高く響いてゆく流れを楽しんでいた。
勿論、それらの様子も、トレイは易々と理解していた。
「ハ……またキュンってなった……やっぱりイキたいんだな……名無し」
「……ぃ…いきたくな……!!ああ……きもちいいよ…ぅ……トレイ…トレイ、すき……っと、いっぱいもっと……イキたい、の……」
「ッ……はは…!サイコーだなお前……いいぞイケよ……。激しく突いて、クリも乳首もずっと舐めててやるから…ん……ほら、俺とはキスしてて……?名無し……ンッ」
「!ん……ふ、ぁん……ちゅく……」
下着が割れている利点がここへきて大いに活きている。
割れた生地のあいだに食い込むトレイの猛りと、フェイクの舌が蠢く様子はとても卑猥で、舐陰するフェイク本人にも視覚的に影響を与えていた。
名無しを愛でることに集中していても、彼は空いた片手を自らに伸ばし、多少自身で扱くことを止められないでいる。
それを誰が見て突っ込む雰囲気もなかったのは、ベッドに居た者が皆、自分に必死だったからだろう。
そして名無しの身体に舌を伸ばすもう一体のフェイクも、同様に自らに触れていた。
名無しの腕を取って再び扱かせるのもよかったのだけれど、トレイにキスをねだられ、そのタイミングで上肢をくねらせていた彼女に、わざわざ無理強いをするまでもなかったのだ。
それは魔法で生まれ、分身体となって体と意思が手に入っても、本能的にメインであるトレイを尊重するあくまで仮初めの実体。
多少の自己犠牲のもとに相手を立てるあたりは、トレイが生み出した特徴がよく出ていたことが分かる瞬間でもあった。
「ん……ちゅ…はぁ……トレイ…トレイ……ッ」
「ッ……ん、……どうした?」
「…ッ……、なんでも…ない……!ん……っ…」
「ハハ……なんでもないことないだろう?ちゃんと言って……?さもないとコレ……抜くぞ?舌も離させようか……フフ」
「!や……ッんう…ちゅ……チュ…」
今までどんな恥ずかしい格好で、恥ずかしい言葉にまみれてトレイに抱かれてきただろう。
過去のどのセックスを引き合いに出してもその比じゃない、自分が乱れている今この事実を、寝て起きた時に忘れられていればどんなに楽だろう。
口噤み、喉元の詰まる感覚は、できれば味わいたくなかった。
真に名無しが求めるものを自らトレイに告白するということは、自分が極めて、淫らであることを認めているようなものなのだから。
それでも――。
「あッ……トレ…ぃ、……好き…もっともっと……!奥まで突いて……ずっと舐め……イク……いきたいよ……ぅ……ッ」
「!」
それでもすぐに折れてしまうのは、彼が好きだから。
愚かゆえじゃない……そう信じたい。
どんな自分だって、すべて彼が受け入れてくれる……そう思いたい。
何度反芻したって、これ以上はもうトレイに嘘はつけないし、つきたくなかった。
「名無し……」
恥じらいながら紡いだ言葉が伝わったかどうか……そのこたえは、少し目を見開いたトレイの表情と、その返答を聞くことで明らかなものとなっていた。
「ッ……、ああ…好きだよ名無し…ん……イッて?俺も出す……一緒にイキたい。ン…ッ名無し……ああ…っ……」
「!!ひ……ぁ…あッ……舌…、が……ッ」
「フフッ……ん。……イッて、そのままクリでもまたイケよ……何度だって狂わせてやる……あ…ッ、ン……んぁ…っぐ……――!」
「トレイ……好………すき、…なかッ……ああイク…、んっ…ンッ……ああ…イクッ―――!!」
ふと、天窓ばかりを追っていた目をトレイに重ねると、フェイクも、そして背後をとるトレイ自身もとても優しい眼差しをしていた。
てっきり微笑混じりの悪い顔をしているものとばかり思っていた名無しにとって、それは拍子抜けするような出来事でもあった。
肩の荷というか……抱えていたものがなんとなく落ちて、見当違いかもしれなくとも、自分はこれでいいとも思えたのだ。
淫らで、はしたなくて、性欲にとらわれ、トレイに抱かれることばかり考えている。
彼を好きだからこそ、恥じらいを伴うその気持ちを、トレイ自身も同じく孕ませてくれている……愛し合いたいのだと、ただただ感じさせてくれる。
名無しがとらわれていたのは、あまりにも穏やかなトレイの瞳だ。
「はぁ……あ…、ぁ……――」
背中にあたる男らしい胸元。
鼓動の速さが物語る彼の熱情。
やがて上下の動き、その烈たる抽送によって体内に流れ込むトレイの想いを浴びると、名無しもその狭い空間に絶頂を招き、全身でそれを感じていた。
「名無し……っぐ…、ああ……やばい……」
「ッ……?」
互いにその身体は、一緒に達くことのどんなに愉悦に浸れるかを知っている。
到達した直後に襲われる独特の気怠さも共有している。
名無しのなかに沈むトレイのいきり勃ちは、時間の経過とともにゆるやかな脈打ちへと変化を成していた。
そして大きく息を吸い、吐き、身をとろけさせていた名無しが再びトレイにキスをせがむと、唇が触れ合った瞬間にそれは起きていた。
「ハァ……ん。イッたんだな……すごい締まって……ふふ、また濡れてる…チュ……」
「っ……あ…、はぁ……トレイ…ト、……ッ――!!イ……」
「――…フッ……お前もやばいんじゃないか?今舐められると……ほら、もう一回イけ……名無し……好きだよ」
「ッ……――」
一陣が終わり、ゆるやかさが伴ってもトレイはあくまで律動を完全には止めなかったし、フェイクたちもまた自らの意思で唇を離すことはなかった。
それは彼らが蠢かせていた名無しの身体に這う舌とて例外ではなく、現状が何も変わらないままであることを意味していた。
絶頂直後を狙い撃ちする……その一体が彼女の陰核に触れ、再び強烈な刺激を注いだのは、ほどなくしてのことだった。
「!あっ……ひ、ぃ……ッ、ア……ああ…!!ん、トレ……ぃ、いや……アッ……い…く――ッ!!」
「……フッ…、――ああ……もう……好きだ……どうしようもなく。お前が好きだ……名無し………――」
身体を這う舌と、絶対的な性感帯であるその実りを舐り続ける舌。
このとき、トレイは自身の射精と共に、とうとう魔力供給の衰えに加え、体力の限界の訪れを急激に感じていた。