主≠監。
end in melancholy.
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「ッん……ちゅ、……はぁ…、ジェイド……!!あ……」
「…フッ……ちゃんと……今日も舐めて差し上げましょうね…ほら……僕にされるクンニ。大好きですものね?名無しは」
「!んぁ……あッ…、ア……ッ…ひぃ……」
片方のリボンの結び目が解けると、名無しの肌の露出は当然増えていた。
視線を下げれば、キスをして間もなく海中に潜った、ジェイドの姿がゆらめいている。
ただわかっていたのは、ひとつは下半身に密着する、彼の髪が名無しの腿を撫でる何とも言えない感触。
そしてまもなく訪れた、今は出来れば味わわされたくない……抗えない魅惑を秘めた、ジェイドによって齎される享楽だ。
「ッ…ん……」
「ジェイ……ろ…、らめ……舌が……みずの、なか……!あ…ッん」
ビキニと表皮を容易く捲る所作は、ベッドの上でも、水の中でも同じだった。
そこが何処だろうと、主導権は一生ジェイドのもの……。
名無しは海中で陰部に舌を伸ばされ、突然全身を襲う快楽に脱力感を覚えていた。
「それだめ……すぐいっちゃう…今日はだめだってば……!!」
「チュ……んん…んッ……」
「あ……あぁ…じぇい、ろ……ひぁ……ッ」
背後の岩に背をぴったりとつけさせられていた名無しは身を退けさせることが叶わず、陰部に口付けるジェイドの頭を離すことができなかった。
舌先が実った芽を撫でる度に声が漏れ、内腿に食い込むジェイドの五指の爪は、その痛みさえ甘く心地いい。
こんな状況で感じてなるものかと思えば思うほど、不思議と頭の中は蕩けていくばかりだった。
強く吸引されれば背筋は凍るほど気持ちがよくて、ジェイドの舌先がぐるぐると弧を描けば、その動きに合わせて腰がひくつく。
「ひ……ぁ…イクの……だめ…!!あッ……――」
そして名無しの限界は、海中でジェイドがその身を回転させ、舐陰する向きそのものを変えた瞬間に訪れていた。
彼が如何にこの場を楽しんでいるか……それは鰭の先が撥ね、尾部がふと海面より現れて視界に入れば、理解に容易いことだった――。
「――……ッ」
――水着はいちばん最初に見せたかったし、見て欲しかった。
その姿を目にした途端、唐突な汗を掻き、鼻からずれ落ちた眼鏡をかけ直すであろうトレイの仕草を見るのが、少し楽しみでもあった。
彼の寮部屋か、いつも行くあの閉鎖的な空間の一室か。
はたまた海やプールといった場所、出先の施設か……。
どのみち恥ずかしげにもじもじとして、そんな自分を抱き締めてくれたトレイに押し倒され、その後はきっと甘い言葉を囁いてくれる。
全身を隈なく見られ、愛されるところまでだって、想像できていたのだ。
なのに……――。
「ン……、…フッ……今日もこんなにあっさりと……普通は緊張で、達き難くなるものでは……?やはり貴方はえっちな子だ」
海面から顔を出したジェイドが齎した、波飛沫が顔にかかることで我に返る。
いつまでも花畑の中心で夢を見ている場合じゃなかったのは、名無しがいちばんよく分かっていたことだろう。
擦られて、舐られ続けた陰核から解き放たれた緊張感が快楽に変わって、それが落ち着いた矢先にジェイドと目が合うというのは、いつだって何とも言えない気持ちにさせられる。
「――っ……はぁ…ん!ちゅ……ハァ…、じぇ……い…」
「ふふ……キスもこんな……すっかり自分から舌を伸ばして、絡ませて……僕に薬を飲ませる隙も与えない……」
脳内麻薬が弾けて絶頂。
覚醒して全身が痺れ、快感を味わってもなお、今度は身体の内側にそれを求めてしまう症状に駆られる。
海中から戻ったジェイドと再びキスを交わしていた名無しは、その心地よさに舌をめいっぱい伸ばし、細腕を彼の首に回していた。
「!あ……――ッ」
ジェイドの下半身に巻きつかれて、程よい締め付けに彼の温度を感じる。
閉じた両足は股にもどかしさを覚えた。
恐らくはじわりじわりと垂れ流れているであろう名無しの体液が、軽く行き場を失くしていたのが原因だろう。
青白いうなじを撫で、次に頬をなぞる……。
逞しくとも痩せ型ともとれる独特の上半身は、ジェイドの骨ばった線ばかりを辿り、名無しは何をするでもなく指先で落書きの真似ごとをしていた。
「ッ……――」
それは震える人差し指を、ジェイドの胸元でくるくるとさせていたのと同じ機だった。
下半身に走った鰭による締め付けがゆるみ、おぼろげに見つめていた目前の皮膚の色味に、名無しはゆっくりと変化の兆しを見た。
ジェイドが口にしていた言葉と繋げれば、辻褄が合うような展開だと喩えれば早いだろうか。
心なしか海面が下がり、潮の引きも目視で感じる。
ハッとした名無しが頭を上げてジェイドを見つめると、そのときには既に彼の顔の模様は消えており、陸で見慣れた人の姿へと変わっていた。
「ジェ……」
「まあ……先程しっかりと飲ませていただきましたが……貴方のを舐めている時にね。ふふふ……さあ?名無し……――」
「――……ッ」
ここまできて、名無しを抱かない理由などそもそもない……ジェイドは海中で薬を飲んでいた。
そうして名無しをより抱き寄せると、人間の姿になった、自らが女性に与えるべきものをそのなかへと含ませ、最後の挿入まで事を至らせていた。