主≠監。
he got cuckold.
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――――。
「ジェイド……はぁ…ッ、キスも……いっぱい…」
「……ふふ。…ええ……しましょうね……うんといやらしいのを」
「んっ……、ふ…ぁ……ちゅ、ん……ジェイド…もっと奥……突いて……?あ、んむ……チュ…」
「ちゅ…――……フッ…可愛いですね……頭のなかが僕でいっぱいになって、僕だけに満たされている貴方は……本当に」
「はぁ……ハ、……ァ……ッ」
濃色を一部纏うジェイドの髪が頬にあたり、その感触にさえ、身体がびくびくと反応する。
快楽に全身が侵されて気が大きくなると、名無しは自分からいやらしく口吸いを望んでいた。
それがあっさりと叶えば当然、彼女にとってそれは嬉しいことに決まっている。
めいっぱい何度も何度も舌を伸ばす姿は、本当に淫靡そのものだった。
「ん…ちゅ……ジェイドでいっぱい……!!あ…アッ……もっと、いっぱい……ジェイド……奥まで……ぐりぐりって…して……?」
「おやおや……下のクチと同じように、頭もとろけてしまいましたか……?そんなにねだって……えっちですね」
「!あ……ア…ッ……ひぃ、……あッ…」
「僕、えっちな名無しは大好きですよ……?興奮します」
消極的な言葉も態度も既に彼方だ。
名無しはジェイドだけを見上げ、ジェイドだけを見つめ、ジェイドだけを執拗に今求めていた。
偶発的な愛咬が齎したものというのは、それだけ大きかったのだろう。
首筋の、複数の点が集まって出来た輪。
その極小の噛み痕から滲む微々たる赤い液体に吸い付きながら、ジェイドは自身の唾液をそこに馴染ませる。
舌が感じる、微量の鉄の味にさえ愛情が沸き上がる。
舐め回せば今もなお、名無しは狂ったように悶え喘いで自身に縋りついてくる。
抱き締めると、汗ばんだ互いの肌に互いの乳首が擦れ合って、そんなことにさえ名無しは陰部を、そしてジェイドは陽物をひくつかせていた。
「名無し……もっと噛んでも……?」
「……っと、ん……噛んで…いっぱい、舌も……みみ、も」
「ふふ……、そんなに欲張って……ではお望みどおり。ああ……そうだ、達くときはきちんと、僕に教えてくださいね?大きくてはしたない、それでいて可愛い喘ぎ声で」
「ッあ……!あっ……いや…激し……ジェイ…ド……ッ」
ジェイドは名無しを抱き潰しながら、変わらずその細い首筋を愛で続けた。
頭の角度を変えなかったのは、当然彼女に壁側を向かせない為だ。
あまりの淫らなセックスに夢中になりつつ、けれどジェイドがスマホを横目に見れば、しっかりと画面は光っている。
通話中であること。
進みゆくその通話時間の分秒数。
切ろうと思えばいくらでも出来ただろうに、強制的に切らないあたりもまた、なんと彼らしいことか。
そんな向こう側では、トレイがどんな歯痒い気持ちを抱えたままこれを聴いているのだろうか……思えば思うほど、ジェイドの下半身は名無しの内部でいきり勃った。
強靭さを兼ね、名無しの好い部位を亀頭で突き、擦り、粘液を漏らしながらペースアップさせたストローク。
大きな声で自分に絶頂を伝えるよう命令したのも、すべてはわざとである――。
「あん……アッ…、ジェイド……きもちいい…っ、………あたってる…の……ッ」
「ええ……僕も……きもちいいですよ、とても。貴方がこんなに壁をきゅうきゅうとさせるものですから……」
「ん……ッ…や……ちがう…ジェイドのが……っきい、から……!ッア……」
「……ふふふ、そうですね……名無しはこれが大好きですよね。後ろに垂れるまでぐっしょりと、今日もベッドシーツを汚して……そんなに僕のがイイんですか?」
「っ…好い……から、……!…もっと……んっ、あ……」
「……トレイさんのよりも?彼に抱かれてる時も、とびきり感じて啼いてましたよね?ふふ」
「ッ……、……ジェイドの、いじわる……ふ、ぅ……ッ!!ん……」
「……ええ。僕はとても意地悪ですよ……貴方の思う以上に……ッ、んっ……――」
ジェイドが仕掛けてくるすべてのことが、快楽のみに置き換えられてゆく。
が、他の何かを考えられなかった名無しにも唯一、そのとき感じていたことが少しだけあった。
それは彼のいつになく饒舌な態度だ……。
いつもはその形容と無口の中間を思わせる態度を崩さないジェイドが、淫語込みで最中によく話すということは、余程上機嫌なのだろう。
具えた手や口……自らの武器を使って、好いた相手を外側も内側も暴くことが、どれだけ男を自信に溢れさせるかがよく分かる瞬間だった。
ジェイドもその例に漏れず素直に悦びを見せ、打ち付ける腰は、加減と言う文字を無視し続けている。
まあ、名無しの誤算は、ジェイドはただ機嫌がいいと勘違いしていたことだろうか……。
何も知らず、身体に押し寄せる熱情には嬌声を発し、言いなりのまま彼を想いすべてを捧げる。
甘い声で悶えながら意を訴えるその声音に感じさせられ、掻き乱され、昂ぶらされている男が、この場でない遠くの一室に居るとも知らずに――。
「ジェイド……いく…、もう……ッ…これ以上は……!ん……」
「ッ…ハァ……では、一緒に達きましょうか……名無し。おねだりは……?」
「…っ……きて…なかに……ジェイドの、………」
「……ん?」
「!……ッ…、中でいっぱい…ジェイドのせい、し……欲しい…!中に出し……アッ……だめ……ッ、ジェイド…!そこ突……だめだめいく……イクッ……――!!」
「……フッ…、ん……!っぐ……ァ…――」
策と自分の性癖を込めた、最後の懇願を名無しに迫ったジェイドは、不服の欠片ひとつ見せずに目を細める。
恍惚と悪逆に染まった表情でひとり微笑んでいた。
全身に湧いた、特にこめかみと額に滲む汗が卑猥さを増し、ひとつの快楽欲しさに彼も全力を注ぐ。
名無しの内側は数多、その襞に満ちた肉に怒張を擦り付ければ、ピストンの度に甘い蠕動に苛まれ、ジェイドは思わず声を漏らした。
感じてくれていることが露骨に分かる瞬間でもあったゆえか、名無しはそれが嬉しくて、とびきり縋り付きながら従順さを示していた。
「――ッ……は……ぁ、ジェイド……、す……!ンン……」
「ん、……チュ…。………名無し」
「ッ……すき……ジェイドの……――」
「……フッ……僕ではなく、僕の……、ですか?」
「っ……いじわる……」
「ふふふ………」
一度目のおねだりに返ってきた、ただの疑問符の意味だって、蕩けた頭でちゃんと理解した。
足りなかったということだ……そしてもう一度乞わなければ、頂点にだって絶対に届かない。
口角を上げたときに微かに見える、ジェイドの鋭い歯にさえ興奮する。
そのとき求めたキスは唇ではなく、名無しはやはり首筋に愛咬を願っていた。
あとは特に感じる部位を複数攻められて、ジェイドの甘い声音にひたすら溺れ沈むだけだ……。
ひくついた陰部から全身に駆ける緊張感からの解放を名無しが味わったのは、彼の濃淡入り混じった欲望の熱を、その体内で受け止めた瞬間だった。