主≠監。
pussy struck
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――――。
「ト……ッ」
「名無し」
「ッ…ひ……、…!!」
「ふ、……ジェイドにあそこまで言われたら、応えるほかないよな……ハハッ。―――挿れたい……けど、まだだ」
「!っ…んん、ぐ……ッ」
「は、ァ……そうだよ…、ソレだ……もっとしゃぶってくれ……んぁ…!あッ……」
独壇場――。
そう喩えるのは少し違うかもしれない。
けれどそう思わずにもいられなかった。
今は本当に待ち望んだ時間が、漸く漸く、トレイに訪れていた。
「んぐ……、ふ、んぅ!!んっ……っは、……ン」
「イイ……もっとだ名無し…ッ、舌先もほら……もっと尖らせてみろ……あァ…ン、好い……ッ」
「ッ……」
それはぬるいスキンシップでも、じれったいペッティングでもない。
ジェイドも漸くすべてを出し切り、ただの傍観者と化してくれた。
何処でどういう風が吹き、また介入されるかもとしれないという疑念は、相手がジェイドゆえに考えるまでもなかったことだ。
杞憂で済むのは、お互いさまだということを理解し合っていてこそだろう。
「チュ……ん、んく……はぁ、ん」
「ハァ……ハァ…、ああ……たまらない……早く挿れたい……、名無し…けど、もっと……っ」
「!ン……ト、ッ……ぅ、あぅ……ッ…」
同じベッドには居続けるものの、退いたジェイドのおかげでその後、トレイは名無しをそこで独占していた。
彼がこの部屋に来たときから数えれば、もう随分と時間は経っている。
元々合流前にすべてを終わらせるつもりでいたというわけではなかったものの、それでも無いもの強請りというのは、人である限り起こるらしかった。
自分も例外じゃないということだ。
肉欲を素直に抱き、たったひとりで名無しに浴びせたくは、思慕を含んだ凌辱の限りを……。
「む……んっ、ちゅ……はぁ…トレ……!ん」
「ハ……さっさと挿れろって思うよな……?フッ……分かるさ…。けどさっきも話したろ……?好きなんだよ、フェラが……お前の思う以上にめちゃくちゃ」
「っ……トレ……っ!あふ…」
「歪んだ表情で俺のを美味そうに咥えて……顔真っ赤にして…、いやらしく舐め回すお前をもう少し見ていたいと思うのは、まあ普通じゃないか?俺もヘンタイだからな……」
「ン……ッ」
「ああ……咥えて、じゃないか。……咥えさせてるんだったな。今は俺が……こうやって無理やり……、ん…ッ」
「!ふ、ぁん……っく…」
「それでも、お前もこんなに嬉しそうで……スケベな音立ててしゃぶって……最高だ、名無し――」
そこで初めて脱ぎ捨てた白いボトムスは、当然のように下着とセットだった。
が、生き急ぐかのように片方の膝下から踵でだけ留まっている様子が、トレイの逸る気持ちを如何なく表している。
曝け出されてゆく本性は、その節々で匂っていた。
だからといって優しさが残っていないわけじゃないあたりが、トレイが、自分をコントロールできていたいい証拠だろう。
それにただの口淫がその瞬間、彼による強引なものに昇華されてしまっても、名無しは性根からいやがっているわけじゃなかった。
「ふ、ぅ……んん!ぁぐ……ッんぉ……」
苦しいのは、呼吸だけ……。
ジェイドが離れ、ベッドに仰向けになった自分を、今度はトレイが跨いでいる。
改まって陽物を口元に押し込まれれば、名無しの息がしづらいのは当然だった。
「んぐ……」
それでも心地好かったのは、咥えるトレイのソレが膣に埋まるときのことを思うと、楽しくて仕方がなかったからだ。
二人にはしつこいまでの前戯で、そしてジェイドには二度も本番で満たされて、度なんてものはとっくに過ぎている。
研ぎ澄まされた異常なまでの性欲が名無しに更なる快楽と強要を望ませれば、トレイの今の所作というのも、相当適していたことだろう。
単純な相性の良さが、ひたすら二人を貪欲にしていた。
「はぁ……トレイ……ッ、もう……!んッ」
「ん……?ハハ……、ダメだ……ほら、裏も舐めろ……舌伸ばして、そう…」
「ッ……」
「……心配しなくても挿れてやるさ。―――……俺とお前、二人で気持ち好くなろうな……名無し」
「!んぐ……」
無理強引な口淫による水音はまた新たな擬音を奏で、クチュクチュとしたそれが響いている。
時同じくジェイドの視線も浴びているゆえに、名無しは屈している感覚に苛まれつつ、けれどそれを快感に思っていた。
自分に跨るトレイの垣間見せるサディスティックな一面が、その喩えに縛りきれない甘美さを漂わせ、絶えず自分を愛でてくれている。
それは半ばイラマチオ、施しているのはこちらだというのに……。
けれど奉仕することの享楽に目覚めれば、名無しはまたひとり、とろとろと彼のベッドを膣液で汚していた。
「……ふふふ」
――そんな折、淫靡な音に混ざるのは、近くで聞こえるジェイドの微笑する声音だった。
笑い一言、そこにはどういう意味が込められているのだろう。
さっさと抱いて、それを見せろ……。
それとも、他意はなくとも無意識に煽ったことへの反応か。
……恐らくは後者だろう。
まあ、三人居るこの場でわざわざ一人を欠いた人数を口にして、尚且つジェイドがトレイの暗喩にわざわざ応えれば、本来陰湿に思えるそれも面白く受け止められたというものだ。
「ぐ……ッ、くちゅ……んく…」
「はぁ……気持ちいい……ッ…、このままクチに出したくなってきたよ…名無し……」
「!んん……」
「、……フフッ……冗談だ。――……俺も今日は、お前のナカに出したい……いいよな?名無し」
「ッ……ん……」
眼鏡の奥の瞳を輝かせて、悦に浸るトレイは腰を上下し、名無しの身に深い重圧をかける。
ずぶずぶと押し込んだ口腔による快楽に悶え、零したジョークに焦る彼女が可愛くて仕方なかった。
ふと、暗喩に気付いたらしいジェイドに一度視線を送れば、ジェイドは変わらずシャツを羽織ったまま、今はスラックスのポケットに潜めていたスマホを手にしていた。
それは使い古した過去の機種のようで、上着に入れていたメインのそれとは別の固体だ。
互いに副寮長、こんなときくらい多忙に追い込まれるのは避けたいものを……。
けれどジェイドがスマホを握ったのには別の狙いがあったことに、トレイと名無しはすぐに気付いていた。
「ッ……ン、んぐ…」
「!おや……お気付きになるのが早いですね、二人とも」
「……っん……ンッ」
「ええ……少し試してみたくなりました。別に構いませんよね?」
「……んっ…ジェイド?……!!んむ……」
「ああ……いけませんよ?名無し……ちゃんと、トレイさんと二人で気持ち好くなってくださいね?僕はそれをずっと見て……撮っていて差し上げますから――」
「な…ッ……」
名無しがシーツを汚し、喜々としてトレイを口含む傍ら、それに勘付いたのは無機質な視線を感じたゆえだった。
ジェイドの視線にはどんなに鋭くても温度がある。
が、彼の持つスマホからは……背面のカメラレンズからは、それが一切見受けられなかった。
「フッ……まったく。……可愛く撮ってやってくれよ?ジェイド」
「それは勿論……お任せください?ふふふ」
トレイはジェイドの片眉を下げた、何やらを企む表情に寒気を覚えていた。
けれどその寒気すら身を高揚させる為の素材になるのだから、なんとも恐ろしい話である。
機転をきかせた彼の策には正直驚いた。
名無しが焦ってフェラチオを中断するのも頷けた。
それでも、自分がこれから抱く彼女の姿が映像に残るなら、断る理由もトレイにはなかったのだ。
たとえば長らく会えない時、ふとそれを見返して或いは……それも悪くないと思いながら――。
「いつでもどうぞ……?」
短い前髪を掻き上げ、普段の容姿とは程遠い気だるげな体勢で、ジェイドはスマホを構えている。
名無しには半ば強引、そしてトレイには承諾も得た末にとる大きめの態度だ。
そんな斜に構えるジェイドはなかなかに珍しかったし、事後の気配も継続的に漂っている。
けれど、終わってなお探求心を擽られているらしいその様子は、虎視眈々、艶っぽさ、強欲の果てさえ感じられた。
「ハッ……。それじゃあ……もう抱こうか、名無し……ン」
「!……が、…ッは……ごほ…!!トレ……」
ジェイドの目に映るスマホが照らし出す光景は、天蓋の影が邪魔をして、けれど逆にそれが情緒めいたものを画面に浮き立たせている。
まあ、撮ると思い付いたからといって、それに必死になるわけではない。
はっきりいって自分の腰を下ろす位置や角度から得られるそれは、決して撮れ高のいいものではないだろう。
「……ふふふ」
ジェイドが元居た場所から移動すらしなかったのは、自らが動くまでもなかったからだった。
撮られると分かった瞬間、きっとその映像を欲しいと訴えるであろうトレイが名無しを枠におさめるべく、抜かりなく体勢を改めると思った。
確率は低くもなければ高くもない。
が、賭けとしてはじゅうぶん成立していたし、ジェイドにもその勝算はあった。
「!あ……トレ…ィ……んん」
「名無し」
「ッ……や…、そんな目で見ないで……」
「見るさ。だってお前、嫌いじゃないだろう……?じっと見つめられて、挿れられる前からアソコをきゅうきゅうひくつかせて。……ん?」
「ッ……」
名無しが綺麗にカメラにおさまる為に、ジェイドの予想どおり彼の傍、その絶妙な位置に仰向けの身体が寝かされて、角度もずらされる。
口淫の影響で唾液に塗れた、頬や顎のそれを自分で拭う間もなく、名無しは再びトレイに組み敷かれた。
跨られていた、大きな体躯が離れてたとえ胸元の圧迫が消えようとも、今度は全身に体重をかけられてどのみち逃げ場を失う。
それでも初めてトレイと向き合って、情熱的に見つめられて、やっとその艶やかな瞬間まで二人は辿り着いていた。
「…はぁ……ッ…ン!んぅ……」
「ちゅ……ん。……フェラチオ、すごく気持ち好かった……俺がイッても、またしゃぶってくれるな?」
「ッ……んん!ちゅ、く……は、ァ……トレイ……」
顔に伝う唾液を舐め上げられながら交わすキスが、汗と涙まじりに甘じょっぱい。
サディスティックさに滲むぬくもりが胸を打ち鳴らし、陰部の疼きが止められない。
「挿れるぞ……?――……好きだよ、名無し」
「!!……ッ―――」
そのとき、トレイがどういう意図を以って名無しに耳元で囁いたのかは、名無しにはよく分からなかった。
ただ早く、一緒に好くなりたい……そういう考えしか出来ない頭と身体になっていた理由もきっと大きかったと思う。
もっとも、顔が赤らんだ事実は覆せなかったし、嬉しいと感じたのも断じて嘘じゃない。
それに見つめ合って、ぐんぐんと芽生えた情が多少の恋慕を含んでいたのならば、分からないなりトレイの言葉が本心かもしれないことくらいは、彼女にも理解できただろう。
セックスの、交わりの只中とは違う……。
寸でで紡ぐそれが冗談だというのならば、きっと耳の方がいかれているに決まっている。
「…あ……ァ…ッ……!!」
「っ……く…、んぁ……――」
ジャケットも脱いだ。
ベストもインナーも、すべてベッドの下に投げ捨てて、片足でもたついていたボトムスも勢いよく蹴り飛ばした。
何も纏わず、肌色一色で名無しを抱くことを決めたトレイは、その全身を使って彼女を撫で回し、下部の一矢で陰部を貫いた。
ざらついた壁に躊躇なく馴染み、溶け込んでゆく自身が溺れる様に声を抑え切れない……。
きつくきつく、ぎゅっと抱き締めながらひとつに繋がった名無しとトレイの姿は、しっかりとジェイドの握るスマホに記録されていた。