主≠監。
pussy struck
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――――。
立て続けにセックスに耽ったり、一度射精や絶頂を味わって、抜かずに直ぐ二陣の為の律動を繰り返す。
そんなものは、作り物のポルノの世界にだけ存在すると思っていた。
「―――ハァ……、…ッ」
「……名無し、抜きますよ?」
「っ……んっ……」
激烈な抽送に揺らぐベッド、その上で溺れていた裸体を轟々と攻め立てる。
すべてが終わった瞬間の静寂に聞こえた吐息はどこか奇怪で、トレイは扱くことも失念して、名無しの痴態に魅了されていた。
「おやおや……僕のがこんなにどろりと垂れて……なんだかとても申し訳ないことをした気分ですね。名無しにも……トレイさんにも」
「ハァ……はァ……」
「僕、少し聞きたかったんですよ……楽しみにしていたんです。貴方の、いつものを」
「……?いつも、の……」
「ふふふ」
ジェイドが二度目の射精の為、名無しを激しく突いた時間はそう長くはなかった。
まあ、かといって短いわけでもないのだけれど……要は程よいそれということだ。
その間、名無しはずっとジェイドにしがみつき続けていた。
変わらず擦れる乳首同士の感触や、交わす口付け、更に求めたのは、ジェイドのしっとりとした肌にもっと触れることだった。
自分も腰を振り、甘い視線でジェイドに脱衣を要求する。
襟元を持てば名無しの握った部分がまた軽く皺になり、ジェイドは呆れながらも彼女の想いを尊重し、望まれるままキスをして、サッとシャツを脱ぎ捨てた。
「おや……まだ頭のなかが真っ白で、ご自分の口癖も出てきませんか?セックスのときの……ふふ。……性欲って本当、恐ろしいものですね」
ジェイドの肌色が視界に一気に広がった瞬間、名無しは改めて彼に腕を回し、二度目の為に互いを高め合った。
より積極的に、性的に……。
じわりじわりと続いていた、中達きによる甘美な余韻にキャパ越えした刺激が降り刺さろうとも、名無しはひたすらジェイドと快感を追求した。
「いつもの……、ジェイド…っ、ん……!」
「―――……ダメ、ジェイド……いま、ナカでイッてるから……、って。ふふふ」
「ッ……!!あ……んんっ、チュ……」
「ふふふ……思い出しましたか?僕、結構好きなんですよね……貴方のそれ」
「…ッ……」
二度目が始まってからも、名無しとジェイドが体位を変えることはなかった。
どう体勢どればより奥に行けるか、より喘ぐか……そんなことを考えるよりも、ただただ正常位で抱き合うことに必死だった。
ジェイドの体液が放たれていたことも相まって、名無しの陰部は熱を増し、彼の陽物に多大な影響を齎していた。
普通なら連続しての射精など、男なら特に簡単ではなかっただろう……。
簡単になってしまうほど、それだけジェイドも名無しを求め、欲深い状態だったということだ。
「う……っ」
「ふふ……可愛いですね……、チュ」
名無しと同じように、色白できめ細やかだったジェイドの肌が、天蓋の影や火照りの所為でこんがりと焼けているようにも何処か見紛う。
赤らみ様も珍かで、体温が上がる度に苦しそうだった表情は、まさに恍惚に等しかった。
ジェイドのそんな姿を目に出来るのは、どう考えてもこういった色艶ごとの最中だけだろう。
交わることでそれをいちばん間近で見れるというのは、名無しにとって本当に幸せに思えることだった。
愛されているのだと……。
そう強く自信を持てるのも、ベッドの中でだけだったから――。
「っ……ジェイド…」
「ああ……僕ばかり話してしまいましたね。……名無しはどうでしたか?気持ち好かったですか?」
「ッ……――ん、……すごく…」
「!フッ……」
少し太めに感じる声音は色っぽく吐息を漏らし、時折らしくなく自然体で喘いでくれた。
そういうときは大体、名無しの膣がまたぎゅっと窄まっていた瞬間と、相場も決まっていた。
射精を経ても、抜かないまま、勃起したまま……。
その締め付けが彼の全身に浴びせるものは何ものにも代え難く、ジェイドにも欲望が抑えられなくなる場合もあるということをよく表していた。
「……それはよかった…。では、僕が聞きたい貴方の台詞は、トレイさんに引き出していただきましょうか」
「、――……え…?!……!!」
耳に入るのはシーツの摩擦音と、ねっとりとした卑猥な水音。
キスをする度弾ける唾液のそれに、自分たちの甘い声。
二度目ですらそう思わせないかの如く、射精の瞬間を迎えたジェイドはいやらしく腰をびくびくとさせ、名無しの膣奥へと白濁をぶちまけた。
その体液は濃度すら不変的で、どろどろとした欲望の熱が彼女の中で踊り狂う。
脈が来たと同時の名無しも、恥じらいを捨てて絶頂に浸っていた。
「名無し」
――その過程を経た今こそ、トレイがひとり、気持ちを置き去りにされていた状態がそれだ……。
「……っ、…ト……」
我慢の糸が切れる前に、切られる前に自ら切って、保つ自尊心。
壁につけていた背を離し、淫猥な活性物質を撒き散らしながら、トレイは起き上がる。
すべては淫靡な音を上げ、陰部から陽物を抜いたジェイドがそこで軽く交わした、名無しとの会話に妬けた想いを、これから始める一対一のセックスで晴らす為に――。
――――。
「?!……トレイ…、ジェイド……?」
「さて、名無し……綺麗にしていただけますか?こんなに愛し合っても、貴方の口が恋しいと、僕自身がまだ訴えているもので……ふふ」
「ッ……」
先に抱いた艶めかしい身体。
挿入、二度に渡る立て続けの交わり。
ピロートークには程遠い、けれどトレイがほんのりと妬けたのは、ジェイドがぐったりとした彼女を愛しそうに撫でていたからだ。
ジェイドにとってはもはや事後でも、名無しにそう認識させるわけにはいかなかった。
行為をたとえリードされようとも、名無しに一刻も早く沈みたいと思おうとも、その前にやり残していたことを、トレイは昇華させたかった。
「っ……、そんな……」
大いに満たされて物理的に離れども、それでもジェイドがトレイに名無しを譲りきらないのは、彼にも妥協できないことがまだあったからだった。
そしてそれはトレイも同じだ……。
自分の番が漸く訪れても強引にジェイドから名無しを奪わなかったのは、やはり二人で犯すことに意義を感じていたからだろう。
二人で……それによる愉悦を知るゆえの、すべてはその場の奇策ともとれよう――。
「約束したよな……名無し。ブチ込む前にしゃぶらせるって。俺自身我慢できなくても、フェラは飛ばせないんだ……どうしても今、俺のをしゃぶらせたい。フフ」
「ッ……待……っんん!!んぐ……っ」
本当は、ジェイドに抱かれているときに口含ませて、串刺しにでもしてやりたかった。
その方が征服欲も増幅したし、自分の中に潜在的に眠る加虐癖も刺激されると、トレイは思った。
まあ、彼がそれを望めなかったのは、二人が交わりに熱中していたからなのだけれど……。
ああも正常位で絡みつき口付け合われていれば、それこそ介入する方が紳士じゃないし、無論野暮だとも思った。
「ぁ、んん……ッ…、んぉ…っ!ふ……」
「そうそう……上手いぞ…、ちゃんと先っぽ覚えてて……お前は偉いな?」
「んグっ……む…」
「……俺のばかりじゃダメだろう?ん…ジェイドのもほら、こっちは特にキレイにしてやれ……」
「!まって、……入ら…、ッあぐ……ンン」
名無しはトレイに上半身をゆっくりと抱き起こされると、ベッドシーツではなく彼の片足へと背を預けさせられた。
本当に軽くだ……殆どは寝ている状態と変わりなく、ただ彼女を中心に集まる形で、トレイがそこに近付いていた。
それは勿論、もうずっとずっと猛りっぱなしだったものを含ませる為である。
ジェイドよりも一足先に、漸く上の口の粘膜との接触を迎えたトレイは、とても嬉しそうに息を吐いた。
「ン…ッ……ハァ…、っげほ……!ぐ、んん」
「!ふふ……そうでしょうね…、入るわけありませんよねえ?ふたつ同時は流石に……いくら僕のが、もう静まりかけているからといって」
「ッ……は、んぅ…」
「……それとも、僕の精液の所為ですかね……?むせたのも喉に入ったからでしょうか」
「、……ッ…んむ」
「――……フッ……おやおや。そんなに懸命に頬張って……、嬉しいですよ……名無し」
結果的、ジェイドには射精後の後始末として。
そしてトレイには挿入前のパフォーマンスとしての口淫を、いま名無しは強いられていた。
二人のものを同時に咥える……。
確かに串刺しよりも卑猥といえばそうだったし、既に汚されていた彼女にはこういうのもアリだと、それはまた示し合わさずして、その場で一致したそれぞれの思惑だ。
ジェイドとしても、トレイが名無しを犯している最中に自身を清掃させることは至極容易かった。
が、トレイ同様に、もしかしたら今日はもうそんな隙はないかもしれないと、本能的に悟った果ての趣向だろう。
身体の状態はそれぞれ違う。
けれど求める行為は同じ。
悪くないと心の中で微笑するそれは、止まるところを知らなかった。
「はぁ……ん!ちゅぷ……んぐ…ッ!――っはぁ……」
「よくできました……いいものですね……。同時に咥えさせるというのも、ふふふ……これはクセになりそうだ」
「っ……あ…ジェイド…、……!!んぅ……」
「ああ……僕のはもう、控えめで構いませんよ?こんなに綺麗に、まるで仔犬のようにぺろぺろと舐め取ってくださったことですし……さあ、存分にトレイさんのをどうぞ?名無し」
互いが互いに名無しの口元を譲り合う……なんだかむず痒く、おかしな話だ。
けれど楽しくもあった。
似た性感帯を同時に舐め回され、ジェイドは名残の白濁を流し、トレイは潤滑の先走りを垂らす。
自然と両手をそれぞれに添える名無しの仕草も、今頃になって目を見張る新しい可愛さがあった。
奥まで咥えれば頬がぐんと伸び、先端を愛でれば、ぴちゃぴちゃと水音を響かせる。
二人して名無しの陰部を襲った時もそうだったけれど、ジェイドもトレイも再び、自分たちの身体や竿が近いことはまったく気にせず、行為に集中していた。
「ッ……、…ジェイド……?」
「トレイさんのベッドは、マットの沈み具合が絶妙で、本当に動きやすかったです……。セックスに向いている寝具なのかもしれませんね、ふふ」
「……?!…んぐ……」
「僕、また此処で貴方を抱きたいです……勿論、トレイさんが許してくださればの話ですがね」
名無しの苦悶に満ちた顔は、悦びの裏返しだ。
目に見えるものに惑わされるわけが、ジェイドとトレイにかぎってありえようものか。
熱を持った欲のかたまりを握り締め、それを見つめる名無しの視線は、本人の気付かないところで色香と恋慕にとくと溢れている。
今すぐに、自分の中にずぶずぶと受け入れたい……。
そんな台詞でも口滑らしそうな、卑猥な表情がふわふわと浮かんでいた。
「ン!ん……っは、ん…ふぅ……」
「さあ……僕も見させていただきますね。トレイさんが今日はどうやって、貴方を抱き伏せるかを――」
ジェイドは名無しに一頻り咥えさせることで、隈なく清掃に勤しんだ彼女を褒め、そして再び頭を撫でた。
体液の残滓を搾り取る唇の動きから、頬の歪み、本当にすべてが愛おしかった。
名無しの元を離れ、今度は自分が壁際でその身を休める役に回っていたけれど、ジェイドだって本音を言えばそれを惜しいと感じている。
決して口には出さないし、出せばいよいよ、それこそトレイが限界だろう。
もしも立場が逆転したときのことを思えば、素直に休憩して、自ずとひとり余韻に耽ることも大事だ。
そういう思考に行きつくのもまた、聡明である彼にとっては当然の話である。
「!あ……」
「………」
そして休息を得たジェイドが唱えていたのは、それでも、自分もまだ目の前の光景を見続けるということだった。
一挙一動も見逃せなかった。
名無しが、トレイに抱かれる瞬間を……。
最後のそのときまでどんな声を出し、どう髪を乱し、どう腰を振るうかを……。
顔に滲む汗の粒を拭いながら、ジェイドは手に取った自身のシャツを肩にかけ、ただまっすぐ目前の景色に胸を躍らせた――。