素直じゃない彼と鈍感な彼女※露伴・裏あり予定
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この前もらったグッチのワンピースを部屋に飾り、思わずニヤついてしまう。
本当に可愛いワンピースだなあ、しかも露伴先生に貰ったものだ。
そう思うと嬉しくてしょうがなかったが、露伴先生にはお世話になりっぱなしだ。
先生は「君を取材することで僕の中でインスピレーションが湧いてくるんだ、気にするな」と言っていたが、私もいつかお返しがしたかった。
バイト中に友達にパンケーキを食べてワンピースを貰った話をすると、「岸辺先生完全になまえのこと好きじゃん!」なんて言っていた。
友達だからだよ、と返すが彼女は「絶対好きだから!」と譲らない。
友達と押し問答していると、いつものように露伴先生が来店してきた。
「今週の原稿をついさっき描き終わったんだが、バイトの後見に来ないか?」
と言うので、ありがたく読ませていただこう。
露伴先生はファンに顔もバレているらしく、テラスでスケッチしているところを女性二人組に話しかけられてサインをしていた。
「岸辺露伴先生、カッコよかったね〜!私、好きになっちゃいそう〜」
と言っている彼女たちを見ているとなんだか胸のあたりが苦しいような感じがする。なんでだろう…
モヤモヤしていると隣にいる友達からの視線を感じ、彼女の方を見るとものすごくニヤニヤした顔をして頷いていた。なんやねん。
今週号は、新しいキャラクターが登場していた。可愛い女の子のキャラクターで、ピンクダークの少年の初ヒロインだった。
読み進めていくと、表情豊かで、とても感情移入ができる魅力的なキャラクターだった。
特に喜んだ顔がすごくかわいい。
「先生、私この子好き」
「ああ、君を参考にして描いたからな、読者にも好かれるだろう」
私を参考に!?
驚いて原稿にもう一度目を通すが、どう考えても私はこんなに魅力的ではなかった。
きっと漫画用に超美化されたんだろう……
めちゃくちゃ美化されていたが、先生の役に立っていたことと、私をモデルにしたキャラクターを登場させてくれたことが嬉しくて、頰が緩む。
「そういや、何で僕があげたワンピース着てないんだよ」
露伴先生はムッとした表情で言う。
「あんな高い服、普段着にできないよ」
「そのままクローゼットで腐らせる気か?いいから普段から着ろよなァ〜」
ごもっともだと思った。このままだと着るのがもったいなくて観賞用になってしまう。
今度お出かけするときに着るか、と決心した。
ある日、露伴先生からもらったワンピースを着てバス停にいると、仗助と出会った。
仗助は疲れ切ったような表情をしていて、どうしたのか聞くと昨日露伴とちょっとね…と眉尻を下げていた。
「そんなことより、そのワンピース欲しがってたグッチのやつじゃないッスか!まさか買ったんスか?」
「はは……これもね、露伴先生に…」
仗助はゲッと言いたげな表情になり
「アンタもモノ好きだよなァ〜」なんてため息をついていた。
噂をすれば何とやら、というやつなのか。
私たちが乗り込んだバスで露伴先生と出会ってしまい、二人はバチバチと喧嘩をし始めた。
どうやら昨日仗助とチンチロリン…?をしている間に露伴先生の家が半焼してしまったみたいだ。
あのかわいいソファも燃えてしまったようだ…残念…
ため息をついて喧嘩をしている2人をぼーっと見ていると、バスがトンネル内に差し掛かる。
露伴先生は窓の外を見ると突然叫び声を上げ、トンネル内で奇妙なものを見た、と言い出した。
私も仗助もそんな物は見ていない、と言うと露伴先生は驚いていた。
私は先生のその尋常ではない様子を見て、先生を信じて一緒にバスを降りることになった。
一旦先生の家に戻り、トンネル付近に車を停めるところがないからバイクでもう一度向かうことになったが……
バイクは二人乗りできるタイプとはいえ、どうしても密着しなければならない。
しかも今日の私の服は、露伴先生に貰ったあのタイトなワンピースだ。
友達とはいえ、こんな薄い服でバイクに密着して乗るのは恥ずかしい。
先にバイクに跨った先生が不思議そうに「どうした、早く乗れよ」と急かすので、意を決して先生の細い腰に抱きつき、バイクに跨った。
バイクでトンネルに向かうまでの道中、先生の背中に体を密着させていることにドキドキする。先生の体は細く見えるが、こうやって密着しているとやっぱり男の人らしい体つきをしている。
友達だから恥ずかしくないと何回も呪文のように脳内で唱え、赤くなった顔を先生の背中に押し付けていると、あっという間に二杜トンネルの前に着いていた。
私はバイクから無理やり下され、
「君はここで待っていろ。僕に何かあったり戻ってくるのが遅かった場合は、逃げてジョースターさんたちを呼ぶんだ」
と言われた。
危ないから私も一緒についていくと言ったが、
「トンネル内にいるのは吉良吉影かもしれない。君には危険すぎる。ぼくの後をつけてくるなよ!」
とかなり強い口調で言い、1人でバイクに乗ってトンネルに入ってしまった。
露伴先生の勢いに圧倒されしばらく呆然としていたが、だんだん腹が立ってきた。
自分だけが危険を冒して、私は逃げろだって?
友達とはいえ、これはハイそうですかと言うことを聞くわけにはいかない。
むしろ友達だからこそ、見殺しにするなんてもっての外だ。
ワンピースで走りずらいが、全速力で走って露伴先生の元へと向かう。
出口付近まで走ると露伴先生はバイクに乗ったまま止まっていて、私の方を見るとすごい剣幕で怒り出した。
「僕が君のためを思って言ったのに、君は何を考えているんだ!」
「私だって先生のためを思って来たの!先生のことを見殺しになんてできない!」
露伴先生は私の言葉に目を丸くして驚き、ハァ、とため息をつくと「足を引っ張るなよ」と言うとトンネルの壁に手をついた。
手をついた瞬間、先生の手元にドアのようなものが現れ、先生の体が部屋の中へと倒れた。
「先生ッ……!?」
先生の元に駆け寄り部屋の中に入ろうとすると、「まずいッ!何かがいるッ!」と叫び、私の顔にヘブンズドアーで何かを書き込んだ。
ヘブンズドアーで何かを書き込まれ、私の意志に反して足がトンネルの出口側へと走りだしてしまった。
「ろ、露伴先生…!?」
まずい、露伴先生はまだトンネル内だ。
急いでまたトンネルの中まで戻って助けようとするが、トンネルの中に入ることができない。
トンネルに入ろうとすると、体が勝手に固まるのだ。
間違いない、露伴先生はさっき私に「トンネル内に入れなくなる」と書き込んだんだ。
誰か助けを呼ばなくては…!そう思い、携帯電話を取り出すと、後ろから仗助の姿が見えた。
本当に可愛いワンピースだなあ、しかも露伴先生に貰ったものだ。
そう思うと嬉しくてしょうがなかったが、露伴先生にはお世話になりっぱなしだ。
先生は「君を取材することで僕の中でインスピレーションが湧いてくるんだ、気にするな」と言っていたが、私もいつかお返しがしたかった。
バイト中に友達にパンケーキを食べてワンピースを貰った話をすると、「岸辺先生完全になまえのこと好きじゃん!」なんて言っていた。
友達だからだよ、と返すが彼女は「絶対好きだから!」と譲らない。
友達と押し問答していると、いつものように露伴先生が来店してきた。
「今週の原稿をついさっき描き終わったんだが、バイトの後見に来ないか?」
と言うので、ありがたく読ませていただこう。
露伴先生はファンに顔もバレているらしく、テラスでスケッチしているところを女性二人組に話しかけられてサインをしていた。
「岸辺露伴先生、カッコよかったね〜!私、好きになっちゃいそう〜」
と言っている彼女たちを見ているとなんだか胸のあたりが苦しいような感じがする。なんでだろう…
モヤモヤしていると隣にいる友達からの視線を感じ、彼女の方を見るとものすごくニヤニヤした顔をして頷いていた。なんやねん。
今週号は、新しいキャラクターが登場していた。可愛い女の子のキャラクターで、ピンクダークの少年の初ヒロインだった。
読み進めていくと、表情豊かで、とても感情移入ができる魅力的なキャラクターだった。
特に喜んだ顔がすごくかわいい。
「先生、私この子好き」
「ああ、君を参考にして描いたからな、読者にも好かれるだろう」
私を参考に!?
驚いて原稿にもう一度目を通すが、どう考えても私はこんなに魅力的ではなかった。
きっと漫画用に超美化されたんだろう……
めちゃくちゃ美化されていたが、先生の役に立っていたことと、私をモデルにしたキャラクターを登場させてくれたことが嬉しくて、頰が緩む。
「そういや、何で僕があげたワンピース着てないんだよ」
露伴先生はムッとした表情で言う。
「あんな高い服、普段着にできないよ」
「そのままクローゼットで腐らせる気か?いいから普段から着ろよなァ〜」
ごもっともだと思った。このままだと着るのがもったいなくて観賞用になってしまう。
今度お出かけするときに着るか、と決心した。
ある日、露伴先生からもらったワンピースを着てバス停にいると、仗助と出会った。
仗助は疲れ切ったような表情をしていて、どうしたのか聞くと昨日露伴とちょっとね…と眉尻を下げていた。
「そんなことより、そのワンピース欲しがってたグッチのやつじゃないッスか!まさか買ったんスか?」
「はは……これもね、露伴先生に…」
仗助はゲッと言いたげな表情になり
「アンタもモノ好きだよなァ〜」なんてため息をついていた。
噂をすれば何とやら、というやつなのか。
私たちが乗り込んだバスで露伴先生と出会ってしまい、二人はバチバチと喧嘩をし始めた。
どうやら昨日仗助とチンチロリン…?をしている間に露伴先生の家が半焼してしまったみたいだ。
あのかわいいソファも燃えてしまったようだ…残念…
ため息をついて喧嘩をしている2人をぼーっと見ていると、バスがトンネル内に差し掛かる。
露伴先生は窓の外を見ると突然叫び声を上げ、トンネル内で奇妙なものを見た、と言い出した。
私も仗助もそんな物は見ていない、と言うと露伴先生は驚いていた。
私は先生のその尋常ではない様子を見て、先生を信じて一緒にバスを降りることになった。
一旦先生の家に戻り、トンネル付近に車を停めるところがないからバイクでもう一度向かうことになったが……
バイクは二人乗りできるタイプとはいえ、どうしても密着しなければならない。
しかも今日の私の服は、露伴先生に貰ったあのタイトなワンピースだ。
友達とはいえ、こんな薄い服でバイクに密着して乗るのは恥ずかしい。
先にバイクに跨った先生が不思議そうに「どうした、早く乗れよ」と急かすので、意を決して先生の細い腰に抱きつき、バイクに跨った。
バイクでトンネルに向かうまでの道中、先生の背中に体を密着させていることにドキドキする。先生の体は細く見えるが、こうやって密着しているとやっぱり男の人らしい体つきをしている。
友達だから恥ずかしくないと何回も呪文のように脳内で唱え、赤くなった顔を先生の背中に押し付けていると、あっという間に二杜トンネルの前に着いていた。
私はバイクから無理やり下され、
「君はここで待っていろ。僕に何かあったり戻ってくるのが遅かった場合は、逃げてジョースターさんたちを呼ぶんだ」
と言われた。
危ないから私も一緒についていくと言ったが、
「トンネル内にいるのは吉良吉影かもしれない。君には危険すぎる。ぼくの後をつけてくるなよ!」
とかなり強い口調で言い、1人でバイクに乗ってトンネルに入ってしまった。
露伴先生の勢いに圧倒されしばらく呆然としていたが、だんだん腹が立ってきた。
自分だけが危険を冒して、私は逃げろだって?
友達とはいえ、これはハイそうですかと言うことを聞くわけにはいかない。
むしろ友達だからこそ、見殺しにするなんてもっての外だ。
ワンピースで走りずらいが、全速力で走って露伴先生の元へと向かう。
出口付近まで走ると露伴先生はバイクに乗ったまま止まっていて、私の方を見るとすごい剣幕で怒り出した。
「僕が君のためを思って言ったのに、君は何を考えているんだ!」
「私だって先生のためを思って来たの!先生のことを見殺しになんてできない!」
露伴先生は私の言葉に目を丸くして驚き、ハァ、とため息をつくと「足を引っ張るなよ」と言うとトンネルの壁に手をついた。
手をついた瞬間、先生の手元にドアのようなものが現れ、先生の体が部屋の中へと倒れた。
「先生ッ……!?」
先生の元に駆け寄り部屋の中に入ろうとすると、「まずいッ!何かがいるッ!」と叫び、私の顔にヘブンズドアーで何かを書き込んだ。
ヘブンズドアーで何かを書き込まれ、私の意志に反して足がトンネルの出口側へと走りだしてしまった。
「ろ、露伴先生…!?」
まずい、露伴先生はまだトンネル内だ。
急いでまたトンネルの中まで戻って助けようとするが、トンネルの中に入ることができない。
トンネルに入ろうとすると、体が勝手に固まるのだ。
間違いない、露伴先生はさっき私に「トンネル内に入れなくなる」と書き込んだんだ。
誰か助けを呼ばなくては…!そう思い、携帯電話を取り出すと、後ろから仗助の姿が見えた。