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夕方ごろ、暇だから恋人の家に遊びに行き、合鍵を使って家に入る。
しかし、家の中のどこにも彼の姿はなく、かわりに机の上に書き置きがあった。
「なまえへ。ぼくはしばらく取材のために家を空ける。代わりと言ってはなんだが、これを君にあげよう。それと家の中にある物は君の好きに使っていい」
よく見ると書き置きの隣に紙袋が置いてある。
何でもない日に恋人にプレゼントだなんて、露伴先生にしては気がきくじゃん。
紙袋を開けると、ショッキングピンク色をしたファンシーな何かが目に入る。
パッケージからしてお菓子かと思い一瞬喜ぶが、裏面をよく見てみると、『ピンクローター』と書かれていた。
あの変態漫画家ッ……!
プレゼントでもくれるのかと思った私が馬鹿だった!!
と心の中で悪態をつくが、生まれてから初めて見る大人の玩具に興味がないと言ったら嘘になる。
こんなのアダルトなビデオでしか見たことがない。
好奇心に負けてローターを手にし、カチ、と電源を入れてみると、本体が震えだした。
おお、これおもしろいなあ。
リモコンには段階があり、振動の強さが変えられるらしいらしい。
楽しくなってきて、手のひらの中で弱から強まで一通り遊んでみたあとに、もとの机の上に戻しておいた。
大学もバイトもしばらく休みだし、露伴先生が帰るまでここで待ってるか。
一人で過ごすには豪華すぎる岸辺邸の中を、存分に楽しんでみたい。
家の中の物を自由に使っていいとメモに書かれていたので、キッチンにあった紅茶とクッキーを嗜んだり、彼の部屋にあった漫画を読んだりして自由に過ごす。
ダラダラしているうちに夜になり、シャワーを浴びて露伴先生がいつも身につけている部屋着を着てみることにした。
この部屋着、めちゃくちゃ着心地いいな。
好きに使っていいと書いてあるので今日の私はなんでもやり放題だ。
今日はこのまま寝るかー、といつも露伴先生と二人で寝ている寝室に向かうことにした。
書き置きにはしばらく帰ってこない、と書いてあったけど、しばらくって具体的に何日くらいなんだろう。
取材中に電話をすると邪魔をするなと怒られそうだし、しばらくということは2〜3日ほどだろうと予想する。
ふと寝室の棚の上を見ると、露伴先生がいつも使っている香水が目に入った。
露伴先生の匂い好きなんだよなあ。落ち着くし、ドキドキする。
香水を手に取り、自分に振りかけてみると露伴先生の匂いがして、部屋着も相まって抱きしめられているような錯覚に陥る。
そのまま彼のベッドへとダイブすると、枕元からも先生の匂いがして胸がドキドキしてきた。
そういえばいつもこのベッドでいつも露伴先生に抱かれているんだった。
彼との情事を思い浮かべると下腹部が疼いてムラムラしてきた。
そういえば、さっき机の上に置いたローター、あれを使ったらどういう感じなんだろう。
使ったら露伴先生の思い通りになるんじゃないかと思って悔しいが、好奇心と性欲には勝てなかった。
どうせ2.3日戻らないはずだし、使った後に綺麗に拭いて戻しておけばバレないだろう!
ムラムラして偏差値2くらいになってしまった頭で自分に都合の良い解釈をして、好奇心のままに使ってみることにした。
人生で初めて使う物にゴクリ、と生唾を飲み込む。
楽しみなような、ちょっとこわいような…複雑な気分だ。
ビデオでの女の子は気持ちよさそうにしてるけど、本当なんだろうか。
とりあえず強さを弱にしてみて、先生の部屋着の上から自分のクリトリスにそっとローターを押し当ててみる。
「んん…ッ!!」
初めて感じる感覚に腰が跳ね、声が漏れる。
自分の指とも露伴先生の指とも違う、機械的な振動が刺激的で気持ちいい。
しかもこういう道具を使って、露伴先生のベッドで一人でオナニーをしているという事実で更に興奮する。
部屋着越しでの刺激がもどかしく感じ、次はパンツの上からクリトリスにローターを当ててみた。
薄い布一枚しか隔てていないせいか、さっきよりも刺激が強くて体が勝手にビクビクと跳ね、声も我慢できなくなる。
この家には今は私一人しかいないし、窓も完全防音だ。
欲求不満なのもあり、どうせなら思いっきり声を出すことにした。
「なまえ、どこが気持ちいいんだ?ここか?」
「露伴先生ッ……そこ、が、ッ…きもちいい…んっ」
この場にはいない露伴先生に攻められている想像をして吐息まじりに喘ぐ。
履いていたパンツが布の意味をなさないほど湿り、水音がするくらい濡れてしまっていた。
ローターを持っていない方の手をパンツの中に入れ、自分のナカに指を入れるとやっぱりぐちゃぐちゃになっている。
うつ伏せになり、枕元に顔を押し付けると先生の匂いがして余計に興奮する。
指をキュウ、と締め付ける感覚がして、そろそろ限界が近くなる。
「ろはんせんせっ……すきっ…だいすき……ぁっ…んん!」
一人での行為なので普段絶対に言わないようなことを言いながら、私はあっけなく上り詰めた。
体の怠さを感じ、体を仰向けに直して肩で息をする。
露伴先生の部屋着汚しちゃった。
部屋着とこのローター洗わなきゃ…と目を瞑ったままぼんやり考えていた時だった。
「なまえ、随分と気持ちよさそうじゃあないか。それ、気に入ったのかい?」
いま後頭部…それも至近距離から幻聴が聞こえたような。
ゆっくりと目蓋を開けて首だけで振り返ると、楽しそうに口角を上げた露伴先生の顔がドアップで視界に写り込んできた。
「………………………………は?なんで?」
しばらくの沈黙の後、これ以外の言葉が出なかった。
なんでここにいるの?
取材でしばらく家を空けるっていうのは?
いつから見てた?
達したばかりでうまく回らない頭でぐるぐると考える。
何かがおかしい。
いくらローターに夢中だったとはいえ、こんなに至近距離にいる露伴先生に気づかないなんてことがある?
まさか…?!
ハッとして自分の腕を見ると、ペラ、とめくれたページの中に露伴先生の筆跡でこう書かれてあった。
『玩具を使ってイくまで岸辺露伴の姿を認識できなくなる』
「このド変態がァーーーッ!!!最低!!少年誌やめてエロ漫画家になってしまえ!!!!!」
「おいおいおいおい、変態は君の方だろ。この玩具を使ったのは紛れもなく君の意思だぜ。」
その言葉に何も言えなくなってぐ、と黙る。
露伴先生は心底楽しそうにクツクツと喉を鳴らして笑いながら、私のいるベッドへと近づいてきた。
「ぼくのことが大好きなんだろ?もう一度してやるよ」
うわぁあああんなこと言うんじゃなかった!
今後一人でするときも絶対言わない!
露伴先生の細い指が私の手からローターを取り上げ、強さを中程度にすると、私のクリへと直接押し当ててきた。
「ひっ…、ゃあ、あぁっせんせ、いまイッたばっか、だからっ……」
イッたばかりの敏感な場所に刺激を与えられ、気持ち良すぎておかしくなりそうだ。
さっきイッたばかりだからかすぐにまた絶頂に達しそうになる。
「ぁっ、せんせぇ、んっ…いきそ…」
そろそろイキそうになり露伴先生に訴えかけると、彼はローターを私から離してしまった。
「…ぇ……なんで……」
何故イく寸前で止められたのかわからず、生理的な涙が滲む目で露伴先生を見上げる。
露伴先生はそうだな、と小さく呟くと勃ち上がった自身の先端を私の膣の入り口に擦り付けてきた。
「きみがどうしてもって言うんなら、ぼくのコレでイカせてやっても良いぜ」
「いや、じゃあいいです」
イカせてくれないくせに謎の上から目線の態度に腹が立って、間髪入れずに断ると露伴先生はハア…とため息をついた。
いや、こんなことされてため息つきたいのは私の方だから!
「きみって結構頑固なところあるよなア」
露伴先生は私の入り口に擦り付けている自身を、入るか入らないかのところでグチュ、グチュと上下に動かす。
私の愛液が潤滑油となり露伴先生の先端が擦れて気持ちいい。
ゆるゆるとしたもどかしい刺激に耐えられず、無意識のうちに腰が浮いてしまう。
「んぅ…っ」
「オイオイなまえ、焦らされて感じてるんじゃあないか?きみ、そういう趣味だったとはなあ」
そういう趣味ではない、はずなんだけどこの上下に擦る焦らし方が気持ち良すぎて、中がどんどん潤っていくのを感じる。
もどかしい、早く奥まで挿れてほしいけど、露伴先生の言う通りにおねだりするなんて屈辱だからギリギリの理性で我慢する。
露伴先生は頑なに挿れてほしいと言わない私を楽しそうに眺めながら、耳や胸の愛撫もし始めた。
5分くらい入り口で焦らされ続けた頃、痺れを切らしたのか露伴先生が口を開いた。
「ナアナア、そろそろ挿れてほしくなったか?」
「んっ……露伴せんせ、こそ、じぶんが挿れたいだけなんじゃあないですか?」
「ああ、そうだけど」
彼に倣って意地悪な質問で返してやろうと思っていたのに、予想外の返答に驚く。
それが何か?文句でもあるのか?と言わんばかりのドヤ顔で私の返事を待つ露伴先生にハァ、と今度は私がため息をつく。
この人に意地を張ったって無駄なんだった。
悔しいけど露伴先生に負けを認めて、素直に快楽を求めることにした。
「露伴先生、のでイカせてください」
露伴先生は口角を上げると、私の中に剛直を突き立てた。
気がついたらもうすっかり夜中になっていた。
露伴先生に散々イカされて気絶してたみたい。
目を開けて周囲を見回すと、隣で寝息を立てている露伴先生と、ベッドサイドのテーブルに彼のスケッチブックが置いてあるのが見えた。
なんだかこのスケッチブック、嫌な予感がする。
悪寒がしつつも恐る恐る開いてみると、中には私のオナニー中の姿がたくさんデッサンされていた。
しかも至近距離からしばらく見ていたのであろうか、顔のドアップから口に出して言えないようなところまで、先生の無駄に素晴らしい画力で緻密に描かれている。
「やっぱり露伴先生なんか大っ嫌い!!こんなもん破いてやるううう!!」
「うるせーな〜〜やってみろ!」
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