短編なのだ

「火を囲むのだ。きゃんぷふぁいやーなのだ」
「アライさん、そのバッグは何なのだ」
「このバッグはむかし■■をやっていたころのバッグなのだ」
「奇遇なのだ、アライさんも■■をやっていたのだ」
「そうなのだ?」
「■■をやっていた同士、アライさんとアライさんは仲間なのだ。永遠に仲間なのだ」

 そこで目が覚めたのだ。
 バッグはもうなくて、アライさんが■■をやっていたという証拠はもはやどこにも存在していないのだ。
 それならあのアライさんとアライさんが仲間になることもなく、永遠に、永遠に何もなく、
 何も、なく。
 それでおわりなのだ。
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    拍手なのだ