短編なのだ

「はあ……アライさんはもうつかれたのだ。起こさないでくれなのだ……」
 そう言ってアライさんが寝転がったのは、誰かさんたちが住む地球の上でした。
 摩訶不思議パワーで地球の上にふわりと浮いている巨大なアライさん。
 えらいひとたちはびっくりしてそれをしらべようとしましたが、それは大きなまぼろしが投影されているだけで、ほんとうのアライさんは「ぱーく」のある「地球」にいます。
 このへんてこな出来事を解明すべく研究班が動き始めようとしたとき、アライさんはかき消えました。
 奇妙な繋がりが断たれたのです。
「はーあ」
 その日、アライさんは夢を見ました。
 消えてしまったフェネックが帰ってくる夢でした。
 夢でアライさんとフェネックは空の上、地球の上をスキップしながら踊り回るのです。
 でも、それは夢。
 目覚めてフェネックがいないことをアライさんはわかっていて、空の上。きっと誰もそこにはいないのだ、と思った瞬間目が覚めました。
 まだよるでした。
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