短編なのだ

『アライさーん、どこにいるのかなー?』
 探さないでほしーのだ。探されたくないのだ。特にフェネックなんかには絶対に探されたくないのだ、だってフェネックは、
『アライさん?』
 ■。
『お』
「 」
『■』
 だってこれは違うのだ。アライさんの■が生んだ幻の、
『■■■さ■ん』
「来ないでほしいのだ……」
『どうし■の?』
 アライさんはドアを閉め、布団に潜ったのだ。それでも「フェネック」の声は追いかけてきて、聞かないように無視していたらそのうち意識が落ちて、これで声を聞かなくて済むと思ったのだ。
『■■■』
 だけど夢にもフェネックが出てきて、アライさんはフェネックと仲良く過ごしたのだ。
 おわり。
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    拍手なのだ