■■への■■、
 そのことさえ馬鹿らしいのだ。
 死んだものは死んだもの、生き返ることはない。
 死んだものは死んだもの、省みられることはない。
 存在しないはずのものについて思ったり、■■■を持ったりするなんてことは馬鹿らしくて、ずっと囚われていたらアライさんは黒に呑まれてしまうのだ。
 それでも■■は言うのだ、ずっと背負って生きていけと。
 アライさんは弱いから、一人で、耐えられないから、世間の■■を心に刺して、ぐるぐると、
 それでも世間は責任なんて取ってはくれないのだ。勝手なことを言って、見てるだけ。いや、見てすらいないのかもしれないのだ。勝手なことを言って、見もせずに新しい■を責めるだけ。そういうものなのだ。
 ■。■。■■■。
 何もかも■なのだ。
 冷えきった■なのだ。
 それは冬に相応しく、冬のこと、冬が来る度思い出すのだ。
 そうして黒が襲うのだ。
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拍手なのだ