お題
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…知らねー番号だなぁ
俺の携帯のディスプレイに浮かぶそれは、番号しか出ていないあたり俺のメモリーには入っていないわけで。
誰かが番号変えたのかなと軽い気持ちで出てみれば知らない女の子の声。
しかもハジメマシテときた。
おぉ新手の詐欺?
だけど高校生の俺からは金なんてたいして巻き上げられないよと思いながら女の子の声に耳を傾ける。
恐ろしいことに彼女は俺の名前を知っていて、しかも陵南の生徒じゃねぇって言うから益々訳わかんねぇ。
『あの、突然で驚いたと思いますけど…』
えぇそりゃあたまげてますよ、流石の俺も
彼女は俺のファンだと言って自分の学校名からクラス、名前まで洗いざらい名乗り、今度会って話しをさせてくださいと言う。
「ってゆーかね、どうして俺の番号知ってんの?」
そこで知った驚愕の事実。
俺の携帯番号は売られてるらしい。
陵南生では最高価格だったなんてどーでもいいから買うな、ってか誰だその売り屋。
適当に返事を返して電話を切った。
番号変えなきゃだなぁ…とも考えたけど、それをまた人に教えるのが面倒だし結局同道巡りになるような気がする。
となれば俺の取る選択肢はひとつ
いつ電話しても話し中ってそれ着拒だから
いくらで売られてたのかチョット気になるな
title by 確かに恋だった