ごちゃまぜ
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夕方からちらちらと降り始めた雪は日が暮れてからも続き、放課後の賑やかな時間を過ぎてすっかり静かになった体育館はいつもより冷たく感じた。
部活を終えたあたしは身震いしながら神くんの自主練が終わるのを待つ。今日は待たないで帰れって言ったのにとあたしを見つけた神くんは呆れたような顔をした。雪が降ってるんだから、と。
だから一緒に帰りたかったんだよと言ったあたしのロマンチシズムは神くんには伝わらなかったようで、ほら強くなってきたと急かされた。見上げた空からは夜色の空間を白く塗り変える勢いの牡丹雪があたし達を閉じ込めるかのように落ちてくる。
凄いね綺麗だね。でもこれじゃまわりが見えないね。そう言ったらじゃあまわりからも見えないよねと悪戯っこのような顔で笑った神くんはあたしなんかよりきっとずっとロマンチスト。
雪のカーテンに隠れてしたキスはいつもよりあたしをドキドキさせて、そんなあたしの気持ちを知ってか校庭にはうっすらと雪が積もり始めていた。
真っ白になるまで<hr />Lip様へ
ありがとうございました