ごちゃまぜ
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大きな口を開けて豪快に笑う君の空気に惹かれて近づいてみれば期待を裏切らないその性格にすっかりハマってしまって
いつからかもっともっとと欲張って 多分あたしは清田と一番仲のいい女子になれたと自負しているのだけれど
今になって近づきすぎたことを少し後悔している
なぜなら友情と愛情は別物で 近づき過ぎた女は彼の敷いた友情のレールから途中下車できなくなっていて だから恋愛というレールに今更飛び乗ることもできないのだ
「2組にさぁ、めちゃくちゃカワイイ子がいんだよ」
「たまたまテニス部の練習見てたらすっげータイプの子がいたんだけど一年かな?」
言われる度に気になって清田とその子を見に行く
「あの子彼氏いるよ」
「アンタ理想高すぎ。相手にされるわけないじゃん」
その度に始まりそうな清田の恋心をへし折っては 落胆する彼の隣で罪悪感と虚しさに苛まれるのだ
いくら折っても雑草のように伸びてくる彼の恋心があたしに向くことはなくて だからあたしは今日も酷く意地悪な女の子になる
「あの子8組に好きな人がいるらしいよ」
「えー!またかよ~」
ゴメンねごめん
あたしが意地悪なのは君の事が好きだからなんだよ