Chocolate Lily
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部屋に送り届けたなら、きっと彼は直ぐに帰ってしまう。ナビス子はそんな気がしていた。
しかしそうはならなかった。
ナビス子の顎を掴んだ五条が身長差を埋めるように背中を丸める。
唇が重なると、それだけで酷く心が躍った。
触れるだけのそれが次第に深くなって、唇を割って入ってきた舌に思わず身を引くと、後頭部に手を回されて動きを封じられた。
慣れた仕草で誘導されたベッドの上で、五条の動きに合わせようと必死になって、まるで子どものように彼の服を握り締める。
ぬるりとした舌が絡まる感触は次第に頭の中をボウっとさせて、それでも服の中に入ってきた大きく骨ばった手のひらが背中を伝うざらりとした感触が生々しく感じられた。
その手が下着のホックを難なく外し、感触を確かめるように胸の膨らみを揉みしだきながら、やがて中心を指の腹で刺激されると塞がれた口から殺しきれない吐息が漏れる。
ナビス子から身体を離した五条が、上半身の服を抜き捨てる。華奢に見えて鋼のように鍛えられた肉体にナビス子は思わず目を逸らした。
東京に来て一年、五条にキスをされた事はなかったし、彼が目の前で服を脱ぐこともなかった。
_____やっぱりそういう事だよね
これはいつもの五条の気まぐれなのかもしれない。
でも自分はどうなのだろう、とナビス子は思う。何故彼にされるがまま流されているのだろう。
初めては好きな人と、という憧れは捨てなければならない年齢だからなのかもしれない。
未知の体験への好奇心かもしれない。
もしかしたら、五条が来てくれたという事実とその安堵感をまだ味わっていたいのかもしれない。
五条の手がナビス子の服に手をかけた。逆らわずに晒した肌を隠すように身体を屈めて五条を見上げると、彼は自らの顔を覆う目隠しに手をかける。
長いまつ毛に縁取られた大きな瞳は、彼の実年齢よりずっと少年のようなそれで、澄んだガラス細工のように美しい。
何もかも見透かすようなその目を、怖いと思った。
「それは付けたままで!」
「今から全部脱ぐのに、これだけ外さないの外道じゃない?そういう性癖?」
五条はそう言ってナビス子をベットに押し倒した。
大袈裟な音を立てて沈んだ体を閉じ込めるように五条が両腕をついてナビス子の上に覆い被さった。
彼の美しい瞳がナビス子の胸元にある呪符で隠された勾玉を捉える。
彼は指で鎖を掬い上げ勾玉をしばし眺めた後にそれを離した。
そして五条の顔を正面から見ることができずに顔を逸らしているナビス子に問う。
「君は…封じた呪霊を取り込む事はできるのかな?」
「………」
答えることを躊躇すると、五条の舌が首筋を這った。
「ひっ…!」
「できる?」
言いながら鎖骨に唇を寄せられて鳥肌が立つ。
「そ、そんな事はムリ、です」
「それは、
「…っ」
言いながら降りてきた唇が胸の尖りを含んで舌先で転がす。もう片方を指で捏ね回されて、下腹部の奥にじんじんと響いた。
声を漏らすまいとナビス子がシーツを握り締めて口を引き結ぶと、五条は唇を離して彼女の顔を覗き込む。
綺麗すぎるその顔を見ることができなくて、ナビス子はシーツから離した手で五条の肩を押しやろうとしたが、彼の体はびくともしない。
「封じるだけって事はないでしょ?」
「……」
顔を逸らしたまま、それに答える事を躊躇うと、今度は少し強めに両方の乳首を摘まれる。
ビリっと突き抜ける甘い疼きに身体が跳ねた。
「答えて」
五条の与える刺激を全て拾って反応してしまう自分の身体が恥ずかしい。
「…っ、調伏できている間は…」
それはつまり、自分より強い術者がその呪霊を調伏してしまえば、途端にピンチになりかねない。
「
五条はナビス子の反応を愉しむかのように執拗に胸を弄びながら唇を落とす。迫り上がってくる快感から逃れるため身体を捩ろうとしたが、それを許してくれない。
「…っ、ん、そんなふうに触ったら話せない…っ」
「あ、そ」
そこで半身を起こした五条がナビス子の両足の間に身体を割り込ませる。それは彼女にとって耐えがたい羞恥だった。
「やだ、見ないでっ」
「無理でしょ」
彼は手をナビス子膝裏に回して足を持ち上げると、内腿に唇を寄せた。
「やめっ」
五条の頭に手をやって押し退けようとすると、彼は顔を上げてナビス子を見た。
「で、今は何を持ってる?」
早くこの状態から逃れたい。
「い、今は持ってない」
「じゃ、ほぼ丸腰で行ったんだ。肝試し」
口元に笑みを浮かべている彼の瞳は、美しいアイスブルーも相まって冷たく見える。
ナビス子の術式は五条にとって、今は行方の知れない親友のそれを彷彿とさせたが、実際には似て非なるものだと分かっていた。それでなくても親友である男の高い能力があったからこそ、その術式は最大の力を発揮できたわけで、彼女にどれほどのポテンシャルがあるか分からないが、彼にはなれないだろうと五条は思う。
「バカな遊びをするよね。僕が来なかったらどうなってたの?」
そう言って五条が陰部に指を突っ込んだ。
「あっ!やっ!」
「嫌?ちゃんと濡れてるけど」
ほら、と中を掻き回してから指を引き抜き、壁を擦るようにしながらまた差し込む。ねっとりとした体液の音がする。
ナビス子は両腕で自分の顔を覆った。
このまま擦り続けられたら、切ないような性感でおかしくなりそうだ。
「…っ抜いて」
「せっかちだな」
五条は素直に指を引き抜いて自らのズボンに手を掛けた。
顔を覆っていても、彼の動きが気配で分かる。
微かなビニール音が耳を掠め、それがいよいよ目前に迫っていることも。
「そんなにガチガチにならないでよ。こっちまで緊張する」
嘘か本当か分からない事を言いながら入り口に押し当てられたそれは、しかしすぐに入ってくることはなくて、溢れるナビス子の体液を擦り付けるようにしながら割れ目をなぞる。
「一年待ってあげたのに、彼氏できなかったみたいだね」
そう言って彼は、自分のそれを彼女の中に押し進めた。
「…っ」
身体を割開く硬い侵入物に、ナビス子は思わず体を強張らせた。
しかし少し進んでは動きを止めて、ゆっくりと慎重に侵入してきた異物を、その身体は彼女が思うよりずっと素直に受け入れてゆく。
「…あ…まだ…?」
奥に来るのか、そう問いたくなるほどそれは深く入ってくる。
顔を覆っていた腕を五条の手が掴んでベッドに押し付けた。
その瞳に正面から捉えられると、繋がったところがジン…と痺れて唇を噛む。
五条は腰を引くと、今度は感触を確かめるようにもう一度ゆっくり深く押し入った。
「は…っ」
ひくり、とナビス子の喉が震える。
五条はナビス子の唇にキスをすると、足を押し広げるように彼女の両膝に手を置いて、ゆっくりと浅い抽送を始めた。
「痛かったら言って。止められないと思うけど」
少しずつ様子を見ながら、次第に指では触れられないところまで擦り上げられて、知らない感覚が疼く。
まだ、もっと、欲しいと思うのは浅ましいのだろうか。
緩く腰を動かしながら五条の指が尖った胸の先端を擦れば、一際強く身体が反応する。
「身体の相性は悪くないよ。真面目な話、これって結構重要だもんね。」
そう言ってからギリギリまで引き抜いたそれを勢いよく奥に突っ込んだ。
「あんっ」
自分でも信じられないような甘い声が出た。
奥を突かれた痛みだけではない何かを感じる。
「少し我慢しなよ」
ナビス子の身体が逃げないように腰を掴んだ五条の動きが激しくなって、ベッドの軋む音と肌のぶつかる音が部屋に響く。
身体中の神経が繋がったところに集まってきたようだ。
ナビス子の身体は五条が与える未知の感覚をただ貪欲に求めた。