交際編
名前を教えてください<(_ _*)>
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(山崎 視点)
君ちゃんと付き合い始めてから、俺の生活は公私ともに充実していた。隊務を終えた後、君ちゃんと会える時間が、何よりも俺の活力になっていた。
しかし、監察の仕事は、恋人同士の穏やかな時間とは相性が悪い。
その日、俺は副長から秘密裏の長期任務を命じられた。それは、数日間、携帯の電源を切って外部との連絡を一切断つ、地味で重要な張り込み任務だった。
「山崎、これは誰にも悟られてはならん任務だ。近藤さんにも、当然、お前の連れの女性にも、だ」
「……はい、副長」
俺は、君ちゃんに何も伝えられないまま、任務へと向かうことになった。
📞 突然の音信不通(君 視点)
山崎さんと会う約束をしていた土曜日。楽しみにメッセージを送っても、既読がつかない。電話をかけても、コールすらしない。
(もしかして、何かあったのかな……)
最初は「忙しいのかな」と思っていたけれど、まる二日が経過しても、彼からの連絡は一切なかった。
不安が、私の胸を押し潰しそうになる。真選組の監察という危険な仕事をしている彼だからこそ、嫌な想像ばかりが膨らむ。
日曜日、職場が違うとはいえ、彼の状況を知るために万事屋を訪れた。
「あ、君さん!どうしたんですか、こんなところに」
新八くんが穏やかに迎えてくれたが、その顔は少し心配そうだった。
「新八くん……あの、山崎さんと連絡が取れなくて。何か、知っていることはありませんか?」
「え?山崎さん、連絡つかないんですか?僕も昨日、隊士さんたちへの伝言を頼もうとしたんですけど、近藤さんが『山崎は極秘任務中だから、携帯も持たせてない!』って言ってましたけど……」
「極秘任務……」
彼の身に危険が迫っているのではないかと、胸が痛んだが、同時に、恋人である私にすら、何も言ってくれないという事実に、寂しさと、少しの不満が湧き上がった。
(私と、仕事の秘密を共有してくれないのは、仕方ない。でも、せめて『数日連絡が取れなくなる』と、一言だけでも教えてくれてもよかったのに……)
彼は、私の不安よりも、自分の仕事の秘密を守ることを優先した。彼の誠実さが、今は少しだけ、遠く感じられた。
💔 任務明けの再会
任務を終え、携帯の電源を入れた山崎さんから、すぐに連絡が入った。
山崎:
君ちゃん!ごめん!本当にごめん!緊急の任務で、携帯が使えなかったんだ。
心配かけたよね。今すぐ、会いたい。
メッセージを見た私は、安堵したと同時に、怒りにも似た感情が湧き上がってきた。
指定された公園に向かい、会うなり彼は駆け寄ってきた。
「君ちゃん、本当にごめん!俺の任務は……」
「山崎さん」
私は、彼の言葉を遮った。彼の、心配をかけたことを謝罪する言葉に、嘘はないと分かっている。けれど、この気持ちを伝えないと、これから先、ずっと我慢することになると思った。
「任務のことは、聞かないと決めています。けれど、私も山崎さんの恋人なんです」
「一言、『数日連絡が取れない』とだけ教えてくれてもよかったんじゃないですか? 私、どれだけ心配したか……」
私の声は、少し震えていた。
山崎さんは、俺の顔を見て、初めて事の重大さに気づいたようだった。いつもの穏やかな笑顔は消え、真剣な眼差しになった。
「……ごめん。本当に、ごめん、葵君ちゃん。俺は、任務の秘密を漏らさないことばかり考えていて、君ちゃんがどれだけ不安になるか、そこまで気が回らなかった」
「君ちゃんを不安にさせて、傷つけた。恋人として、最低だった」
山崎さんは、深く頭を下げた。彼の誠実な反省の態度に、私の怒りは静かに収まっていった。
「顔を上げてください、山崎さん。私は、山崎さんの仕事が大切だということは、分かっています。だからこそ、私にも、私なりの心の準備をさせてほしいんです」
「うん……わかった。次は、必ずそうするよ。ありがとう、君ちゃん。俺のことを許してくれて」
彼は、私の手を握り、そっと引き寄せた。
「俺のこと、嫌いになったりしてない?」
「なってないですよ……山崎さんの、馬鹿で、不器用なところも、全部好きです」
その夜。私たちは、どちらからともなく、お互いを求め合った。彼の不器用な優しさと、私の不安を埋めるように、強く抱きしめ合った温もりが、この小さなすれ違いを乗り越えるための、確かな証となった。
(どんな困難があっても、山崎さんの誠実さと、この温もりがあれば、乗り越えていける。そう信じたい)
君ちゃんと付き合い始めてから、俺の生活は公私ともに充実していた。隊務を終えた後、君ちゃんと会える時間が、何よりも俺の活力になっていた。
しかし、監察の仕事は、恋人同士の穏やかな時間とは相性が悪い。
その日、俺は副長から秘密裏の長期任務を命じられた。それは、数日間、携帯の電源を切って外部との連絡を一切断つ、地味で重要な張り込み任務だった。
「山崎、これは誰にも悟られてはならん任務だ。近藤さんにも、当然、お前の連れの女性にも、だ」
「……はい、副長」
俺は、君ちゃんに何も伝えられないまま、任務へと向かうことになった。
📞 突然の音信不通(君 視点)
山崎さんと会う約束をしていた土曜日。楽しみにメッセージを送っても、既読がつかない。電話をかけても、コールすらしない。
(もしかして、何かあったのかな……)
最初は「忙しいのかな」と思っていたけれど、まる二日が経過しても、彼からの連絡は一切なかった。
不安が、私の胸を押し潰しそうになる。真選組の監察という危険な仕事をしている彼だからこそ、嫌な想像ばかりが膨らむ。
日曜日、職場が違うとはいえ、彼の状況を知るために万事屋を訪れた。
「あ、君さん!どうしたんですか、こんなところに」
新八くんが穏やかに迎えてくれたが、その顔は少し心配そうだった。
「新八くん……あの、山崎さんと連絡が取れなくて。何か、知っていることはありませんか?」
「え?山崎さん、連絡つかないんですか?僕も昨日、隊士さんたちへの伝言を頼もうとしたんですけど、近藤さんが『山崎は極秘任務中だから、携帯も持たせてない!』って言ってましたけど……」
「極秘任務……」
彼の身に危険が迫っているのではないかと、胸が痛んだが、同時に、恋人である私にすら、何も言ってくれないという事実に、寂しさと、少しの不満が湧き上がった。
(私と、仕事の秘密を共有してくれないのは、仕方ない。でも、せめて『数日連絡が取れなくなる』と、一言だけでも教えてくれてもよかったのに……)
彼は、私の不安よりも、自分の仕事の秘密を守ることを優先した。彼の誠実さが、今は少しだけ、遠く感じられた。
💔 任務明けの再会
任務を終え、携帯の電源を入れた山崎さんから、すぐに連絡が入った。
山崎:
君ちゃん!ごめん!本当にごめん!緊急の任務で、携帯が使えなかったんだ。
心配かけたよね。今すぐ、会いたい。
メッセージを見た私は、安堵したと同時に、怒りにも似た感情が湧き上がってきた。
指定された公園に向かい、会うなり彼は駆け寄ってきた。
「君ちゃん、本当にごめん!俺の任務は……」
「山崎さん」
私は、彼の言葉を遮った。彼の、心配をかけたことを謝罪する言葉に、嘘はないと分かっている。けれど、この気持ちを伝えないと、これから先、ずっと我慢することになると思った。
「任務のことは、聞かないと決めています。けれど、私も山崎さんの恋人なんです」
「一言、『数日連絡が取れない』とだけ教えてくれてもよかったんじゃないですか? 私、どれだけ心配したか……」
私の声は、少し震えていた。
山崎さんは、俺の顔を見て、初めて事の重大さに気づいたようだった。いつもの穏やかな笑顔は消え、真剣な眼差しになった。
「……ごめん。本当に、ごめん、葵君ちゃん。俺は、任務の秘密を漏らさないことばかり考えていて、君ちゃんがどれだけ不安になるか、そこまで気が回らなかった」
「君ちゃんを不安にさせて、傷つけた。恋人として、最低だった」
山崎さんは、深く頭を下げた。彼の誠実な反省の態度に、私の怒りは静かに収まっていった。
「顔を上げてください、山崎さん。私は、山崎さんの仕事が大切だということは、分かっています。だからこそ、私にも、私なりの心の準備をさせてほしいんです」
「うん……わかった。次は、必ずそうするよ。ありがとう、君ちゃん。俺のことを許してくれて」
彼は、私の手を握り、そっと引き寄せた。
「俺のこと、嫌いになったりしてない?」
「なってないですよ……山崎さんの、馬鹿で、不器用なところも、全部好きです」
その夜。私たちは、どちらからともなく、お互いを求め合った。彼の不器用な優しさと、私の不安を埋めるように、強く抱きしめ合った温もりが、この小さなすれ違いを乗り越えるための、確かな証となった。
(どんな困難があっても、山崎さんの誠実さと、この温もりがあれば、乗り越えていける。そう信じたい)