Panier de fleurs ~番外編~
~テスト最終日~
《キーンコーンカーンコーン・・・》
先生「はい、やめ!全員鉛筆を置いてください。」
立海大付属中学で初めてのテストが終わりを告げると同時に
教室内の張りつめた緊張が一気に緩んだ。
その代りに教室内を彩るのは
やっと終わったー・・・といった声や溜息、この後の予定についての話し声。
『あー・・・つかれた・・・』
美「お疲れ。でも、[#dn=2#]はそんな心配ないでしょ?」
いつも通りほほ笑みながら[#dn=2#]に話しかける美咲は普段とあまり変わらない様子。
『なんで美咲はそんな普通にしてられるのーーー』
美「誰かさんと違って、そんなに本番に緊張するタイプじゃないから(笑)
それに・・・[#dn=2#]よりも悲惨そうな子がいるようだけど?」
そういいながら美咲の向けた視線の先には
千「・・・・・・(・ω・)」
『あらら・・・(笑)』
遠い目で固まっている千夏がいた。
丸「いよっしゃ!これで思う存分、テニスができるぜぃ!」
『丸井君は相変わらず元気だね~』
丸「当然っしょ!やっと部活にいけるんだぜ?疲れてなんていられないぜぃっ!」
千夏とは対照的な丸井は今にも教室を飛び出しそうな勢いで立ち上がった。
美「部活が楽しみなのはいいけど、丸井、あのこと忘れないでよ?」
丸「モチ!任せとけって!じゃあ、行ってくるな!」
『私たちも帰ろっか!』
美「うん!そしたらすぐsourire(スリール)ね!」
sourireは、以前テスト勉強で集まった喫茶店。
今日はそこでちょっとした用事がある日だった。
『千夏っ!帰ってきてーーー(笑)』
[#dn=2#]が肩を揺すりながら呼びかけると
ようやく千夏の意識が戻ってきた。
千「・・・うん、もうテストなんてなかった!」
美「もう終わったことなんだから怒られるのはあとあと!いくよ!」
千「ダメだったこと前提かーーー!!」
~テニス部~
丸「お、幸村君!テストお疲れ!」
幸「やぁ。丸井もお疲れ。手ごたえはどう?」
丸「んー、まぁ「まぁなんとかなるっしょ、とお前は言う。違うか?」
・・・せいか~いっ☆
急に後ろからセリフ重ねんなよ、びっくりした~・・・柳もお疲れっ!」
柳「あぁ、お疲れ。」
丸「あれ、真田は?柳って同じクラスじゃなかったっけ?」
柳「あぁ、少々用があったので弦一郎には先に行ってもらった。
何か用事でもあったのか?」
丸「いや、どうしたのかなって思っただけ!ところで、ちょっと提案なんだけどさ」
柳「なるほど。承知した。」
幸「ふふっ、たまにはいいかもしれないね。」
丸「だろいっ?まぁ、とりあえず今は部活、早く行こうぜ!」
部長「今日はここまで!各自ダウンと片づけをして帰るように。解散!」
「「「イエッサー!」」」
丸「お疲れー!やっぱテニス最高だなっ!」
ジ「お疲れ。2週間近く休みだったからやっとまともに身体動かしたな。」
仁「プリッ」
丸「なぁ、今日みんなでまたあそこ行こうぜいっ!
えっと・・・ソウリ・・・なんだったっけ?」
幸「sourire フランス語だよ。」
丸「あぁ、それそれ!疲れた時には甘いもんだろいっ?」
真「店の名前すら覚えられないとは、たるんどるぞっ!」
丸「俺フランス語選択してねぇから!とにかく!行こうぜぃ!」
夕暮れになり久々の練習も終わり、片づけを済ませた丸井たち。
周りの同級生や先輩達もそれぞれに帰路へとつき始めていた。
真「これしきのことで疲れたなどたるんどる。
俺はこの後家の道場でトレーニングを「たまにはいいじゃないか」・・・幸村。」
柳「あぁ。弦一郎のことだからテスト期間も鍛えていたのだろう?
精市の言う通り、たまには息抜きも必要なのではないか?」
仁「また明日からは部活漬けじゃからの。少し駄弁ってもバチはあたらんじゃろ。」
幸「真田だけ仲間はずれでもいいなら止めないけど?」
真「・・・・少しだけだぞ。」
丸「よっしゃ!早く着替えて行こうぜ!!」
~女子Side~
美「[#dn=2#]、こっちはおっけーよ!」
『こっちも!』
千「私もおっけー!! あとはみんなを待つだけだねっ!」
《ダダダダッ・・・ガチャッ!カランカラン・・・》
丸「はぁっ、はぁっ、来るぜいっ!」
ジ「おー、すげぇな!」
外から走ってくる音共に勢いよく店に入ってきたのは丸井とジャッカルだった。
二人が息を整えた頃、外から声が微かに聞こえてきた。
《カチャッ・・・カランカラン・・・》
「「「『ハッピーバースデー!真田/弦一郎(君)!!』」」」
《パーンッ!!》
真「なっ・・・!?」
真田が店のドアを開けて入った途端、クラッカーと祝福の声が店内に響いた。
『柳君にこの前聞いたの。今日お誕生日なんでしょ?』
幸「彼女たちと丸井が計画してくれたんだよ。」
千「おー!!真田君の驚いた顔!!超レア!!!(笑)」
丸「作戦成功っ☆」
全員が店にはいり、思い思いに真田を祝福した。
仁「おめでとさん、これは俺からじゃき。受け取りんしゃい」
柳「俺からはこれだ。誕生日おめでとう、弦一郎」
真「大会も近づいているというのに、たるんどる・・・と言いたいところだが
ありがたく受け取るとしよう。・・・皆、ありがとう。」
千「真田もいつもそうやって笑えばいいのに~!」
真「なんだと?」
幸「ふふっ、真田がそうやって笑うの、久しぶりに見た気がするよ」
真「む・・・」
『喜んでくれたみたいでよかった!あ、これは私から。』
[#dn=2#]が渡したものはパキラのイラストが入ったタオルだった。
『来月の県大会、応援してるよ!いい報告聞かせてねっ!』
真「当然だ。我々は必ず全国を制覇して見せる!」
千「県大会どころか一気に全国!?」
柳「ふっ、当然だな。」
美「強気ね。」
幸「もちろん。我ら立海に死角はない!」
「常ー勝ー!」
「「「『立海大!!!』」」」
(パキラの花言葉「快活」「勝利」)
《キーンコーンカーンコーン・・・》
先生「はい、やめ!全員鉛筆を置いてください。」
立海大付属中学で初めてのテストが終わりを告げると同時に
教室内の張りつめた緊張が一気に緩んだ。
その代りに教室内を彩るのは
やっと終わったー・・・といった声や溜息、この後の予定についての話し声。
『あー・・・つかれた・・・』
美「お疲れ。でも、[#dn=2#]はそんな心配ないでしょ?」
いつも通りほほ笑みながら[#dn=2#]に話しかける美咲は普段とあまり変わらない様子。
『なんで美咲はそんな普通にしてられるのーーー』
美「誰かさんと違って、そんなに本番に緊張するタイプじゃないから(笑)
それに・・・[#dn=2#]よりも悲惨そうな子がいるようだけど?」
そういいながら美咲の向けた視線の先には
千「・・・・・・(・ω・)」
『あらら・・・(笑)』
遠い目で固まっている千夏がいた。
丸「いよっしゃ!これで思う存分、テニスができるぜぃ!」
『丸井君は相変わらず元気だね~』
丸「当然っしょ!やっと部活にいけるんだぜ?疲れてなんていられないぜぃっ!」
千夏とは対照的な丸井は今にも教室を飛び出しそうな勢いで立ち上がった。
美「部活が楽しみなのはいいけど、丸井、あのこと忘れないでよ?」
丸「モチ!任せとけって!じゃあ、行ってくるな!」
『私たちも帰ろっか!』
美「うん!そしたらすぐsourire(スリール)ね!」
sourireは、以前テスト勉強で集まった喫茶店。
今日はそこでちょっとした用事がある日だった。
『千夏っ!帰ってきてーーー(笑)』
[#dn=2#]が肩を揺すりながら呼びかけると
ようやく千夏の意識が戻ってきた。
千「・・・うん、もうテストなんてなかった!」
美「もう終わったことなんだから怒られるのはあとあと!いくよ!」
千「ダメだったこと前提かーーー!!」
~テニス部~
丸「お、幸村君!テストお疲れ!」
幸「やぁ。丸井もお疲れ。手ごたえはどう?」
丸「んー、まぁ「まぁなんとかなるっしょ、とお前は言う。違うか?」
・・・せいか~いっ☆
急に後ろからセリフ重ねんなよ、びっくりした~・・・柳もお疲れっ!」
柳「あぁ、お疲れ。」
丸「あれ、真田は?柳って同じクラスじゃなかったっけ?」
柳「あぁ、少々用があったので弦一郎には先に行ってもらった。
何か用事でもあったのか?」
丸「いや、どうしたのかなって思っただけ!ところで、ちょっと提案なんだけどさ」
柳「なるほど。承知した。」
幸「ふふっ、たまにはいいかもしれないね。」
丸「だろいっ?まぁ、とりあえず今は部活、早く行こうぜ!」
部長「今日はここまで!各自ダウンと片づけをして帰るように。解散!」
「「「イエッサー!」」」
丸「お疲れー!やっぱテニス最高だなっ!」
ジ「お疲れ。2週間近く休みだったからやっとまともに身体動かしたな。」
仁「プリッ」
丸「なぁ、今日みんなでまたあそこ行こうぜいっ!
えっと・・・ソウリ・・・なんだったっけ?」
幸「sourire フランス語だよ。」
丸「あぁ、それそれ!疲れた時には甘いもんだろいっ?」
真「店の名前すら覚えられないとは、たるんどるぞっ!」
丸「俺フランス語選択してねぇから!とにかく!行こうぜぃ!」
夕暮れになり久々の練習も終わり、片づけを済ませた丸井たち。
周りの同級生や先輩達もそれぞれに帰路へとつき始めていた。
真「これしきのことで疲れたなどたるんどる。
俺はこの後家の道場でトレーニングを「たまにはいいじゃないか」・・・幸村。」
柳「あぁ。弦一郎のことだからテスト期間も鍛えていたのだろう?
精市の言う通り、たまには息抜きも必要なのではないか?」
仁「また明日からは部活漬けじゃからの。少し駄弁ってもバチはあたらんじゃろ。」
幸「真田だけ仲間はずれでもいいなら止めないけど?」
真「・・・・少しだけだぞ。」
丸「よっしゃ!早く着替えて行こうぜ!!」
~女子Side~
美「[#dn=2#]、こっちはおっけーよ!」
『こっちも!』
千「私もおっけー!! あとはみんなを待つだけだねっ!」
《ダダダダッ・・・ガチャッ!カランカラン・・・》
丸「はぁっ、はぁっ、来るぜいっ!」
ジ「おー、すげぇな!」
外から走ってくる音共に勢いよく店に入ってきたのは丸井とジャッカルだった。
二人が息を整えた頃、外から声が微かに聞こえてきた。
《カチャッ・・・カランカラン・・・》
「「「『ハッピーバースデー!真田/弦一郎(君)!!』」」」
《パーンッ!!》
真「なっ・・・!?」
真田が店のドアを開けて入った途端、クラッカーと祝福の声が店内に響いた。
『柳君にこの前聞いたの。今日お誕生日なんでしょ?』
幸「彼女たちと丸井が計画してくれたんだよ。」
千「おー!!真田君の驚いた顔!!超レア!!!(笑)」
丸「作戦成功っ☆」
全員が店にはいり、思い思いに真田を祝福した。
仁「おめでとさん、これは俺からじゃき。受け取りんしゃい」
柳「俺からはこれだ。誕生日おめでとう、弦一郎」
真「大会も近づいているというのに、たるんどる・・・と言いたいところだが
ありがたく受け取るとしよう。・・・皆、ありがとう。」
千「真田もいつもそうやって笑えばいいのに~!」
真「なんだと?」
幸「ふふっ、真田がそうやって笑うの、久しぶりに見た気がするよ」
真「む・・・」
『喜んでくれたみたいでよかった!あ、これは私から。』
[#dn=2#]が渡したものはパキラのイラストが入ったタオルだった。
『来月の県大会、応援してるよ!いい報告聞かせてねっ!』
真「当然だ。我々は必ず全国を制覇して見せる!」
千「県大会どころか一気に全国!?」
柳「ふっ、当然だな。」
美「強気ね。」
幸「もちろん。我ら立海に死角はない!」
「常ー勝ー!」
「「「『立海大!!!』」」」
(パキラの花言葉「快活」「勝利」)
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