01 目が覚めて
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目が覚めた。
「えっ……?」
目が覚めることに驚く日が来るとは。
もしかして天国?などと思ったりもしたけど、私の体には治りかけの怪我がたくさんあって動くと少し痛かった。生きてる、みたいだ。
「……蛇?」
横になっていた私の頭のすぐ近くで、黒い蛇がこちらを見ていた。頭に黄色い十字の模様がある、少し変わった蛇だ。
起き上がりながら視線を前へと向けると、眼鏡を掛けた男の人と目が合った。
「あ、起きた。」
「えっと、その……」
状況がよくわからなくて、なんて言えばいいのかわからない。
男の人はそんな私にお構いなしにごそごそと机の上の物を漁りだした。
「さっそくで悪いンだけどさぁ」
「は、はい!」
「サンプル取らせて。」
「は、はい?」
なんか今物騒な事言わなかったかこの人。
今もいかにも実験しますよーみたいな道具を手にブツブツ言っている。
「下位なら向こうにもたくさんいるけど、下位に成りたての個体は珍しいからね。確か君は真祖の血を飲んで40時間経ってるから、体の変化としてはーー」
怖い、怖いぞこの人。
「さぶくらす」とか「さーばんぷ」とかなんか専門用語っぽい事言いながらこっちに近づいて来てる。私はきっとこの謎のマッドサイエンティストに実験体にされるんだ。三枚におろされるんだ。
グッバイワールド……
「こいつには手を出すな……」
私が意味のわからないことを考えだし、目をぎゅっと閉じたちょうどその時、低くて小さな声が聞こえてきた。
恐る恐る目を開けるとそこにはーー
紙袋がいた。
「えっ……?」
目が覚めることに驚く日が来るとは。
もしかして天国?などと思ったりもしたけど、私の体には治りかけの怪我がたくさんあって動くと少し痛かった。生きてる、みたいだ。
「……蛇?」
横になっていた私の頭のすぐ近くで、黒い蛇がこちらを見ていた。頭に黄色い十字の模様がある、少し変わった蛇だ。
起き上がりながら視線を前へと向けると、眼鏡を掛けた男の人と目が合った。
「あ、起きた。」
「えっと、その……」
状況がよくわからなくて、なんて言えばいいのかわからない。
男の人はそんな私にお構いなしにごそごそと机の上の物を漁りだした。
「さっそくで悪いンだけどさぁ」
「は、はい!」
「サンプル取らせて。」
「は、はい?」
なんか今物騒な事言わなかったかこの人。
今もいかにも実験しますよーみたいな道具を手にブツブツ言っている。
「下位なら向こうにもたくさんいるけど、下位に成りたての個体は珍しいからね。確か君は真祖の血を飲んで40時間経ってるから、体の変化としてはーー」
怖い、怖いぞこの人。
「さぶくらす」とか「さーばんぷ」とかなんか専門用語っぽい事言いながらこっちに近づいて来てる。私はきっとこの謎のマッドサイエンティストに実験体にされるんだ。三枚におろされるんだ。
グッバイワールド……
「こいつには手を出すな……」
私が意味のわからないことを考えだし、目をぎゅっと閉じたちょうどその時、低くて小さな声が聞こえてきた。
恐る恐る目を開けるとそこにはーー
紙袋がいた。