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ガラスレトロ

体育はサッカーだった

「おい!きうボールそっちにいったぞー!」

俺はボーとしていて
適当に蹴ってしまった
すると、ボールは高く上がって
大秦君の顔面に直撃
大秦君はその場に倒れこんでしまった

俺は全速力で駆け寄った
「ごめん、俺がボーとしていたせいで」

大秦君はずっと下を向いて
「大丈夫だよ。」
と焦った声で言い
手探りでメガネを探している

俺も探そうと後ずさりした時

バキッ

大秦君のメガネをふんでしまった

俺:
「本当にごめん!」
こんな時になんてことをしてしまったんだ
俺は…

クラスメイト
「とりあえず、保健室連れてけー!
大秦、額から血出ているぞ!」

見てみると3センチくらいの切り傷がある

とりあえずメガネを拾い
急いで、保健室へ連れて行く


コンコン ガラガラガラ
「2年A組の嶌崎です。
手当してもらいにきました…」

誰もいない

大秦君の額から血が垂れてしまっている
急がないといけない

「とりあえず、手当するから座って」

大秦君を椅子に座らせて
救急箱を探す
大秦君はずっと下を見ている

救急箱を見つけて
中から絆創膏をとる
消毒して…

爽:
「痛……」

俺:
「あ、ごめん」

その時、初めて大秦君が顔をあげた

俺:
「うわっ……」
思わず声が出てしまった

獲物を狙うオオカミのような目で
俺を睨みつけている
距離が近いし、メガネをかけていないから
前より目力がすごい


慌てて絆創膏を貼る

俺:
「ごめん
メガネはちゃんと弁償しま…」

すると、いきなり引っ張られて
カーテンを閉められ
保健室のベッドに倒された

爽:
「おい、メガネどうしてくれるんだよ?」

え?聞き返したくなる
いつもの優しい大秦君の顔から
想像できないような
ヤンキー口調!?

頭を打ったせいで
変な人格にしてしまった

爽:
「頭を打っておかしく
なったんじゃないからな!
それより、この状態なのわかってる?」

いたずらをするような笑顔を向ける

ドキッ


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