翠の剣 -ソード-
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過去のことを誰かに話したのは、いつ振りだったろうか。
それどころか卿に話して以来は誰にも言っていなかった気がする。
普段は話そうだなんて思わないのに。
今朝のブレイドがあんまり安らかに眠っていたから、つい気が緩んでしまったのだろうか。
……正直、あの事件はたとえ今の俺がそこにいたとしても阻止できなかったと思う。
それほどにあの爆撃は規模が大きかった。
俺たちが助かったのが奇跡と言っても差し支えないレベルだ。
だからこそブレイドは恐れている。
今が壊れてしまうんじゃないかって。
いつかここも、二つの故郷のように壊されてしまうんじゃないかって。
昔ほどじゃなくなったものの、やはり時折悪夢にうなされているんだ。
本当に苦しそうに、見ているこっちが泣きたくなるほどに。
飛び起きた彼女に縋り付かれるたびに、俺は自分の無力さを思い知らされる。
彼女は今も闘っているんだ。
俺ですら時々フラッシュバックするのに。
ブレイドはもっと辛いに違いない。
彼女を見ていると、強くなりたいと思わずにはいられない。
彼女は強い、いろんな意味で。
だからこそ、俺だけは守られるだけの存在ではなくて彼女を守れる存在になりたいんだ。
もっと強くなって、彼女の苦しみを共に背負いたい。
嫌な記憶から、恐ろしい未来予想図から守りたいんだよ。
それに俺が強くなれば、少なくとも俺は自分の身をちゃんと守れると思えれば、少しは安心してくれるだろう?
仮にこの世界が壊れたとしても、俺だけは、“アーネスト”だけはキミの傍に居るんだって。
そう思えるように、頑張るからな。
だから、今朝の寝顔を写真に収めたのは黙っていても許されるよな?
それどころか卿に話して以来は誰にも言っていなかった気がする。
普段は話そうだなんて思わないのに。
今朝のブレイドがあんまり安らかに眠っていたから、つい気が緩んでしまったのだろうか。
……正直、あの事件はたとえ今の俺がそこにいたとしても阻止できなかったと思う。
それほどにあの爆撃は規模が大きかった。
俺たちが助かったのが奇跡と言っても差し支えないレベルだ。
だからこそブレイドは恐れている。
今が壊れてしまうんじゃないかって。
いつかここも、二つの故郷のように壊されてしまうんじゃないかって。
昔ほどじゃなくなったものの、やはり時折悪夢にうなされているんだ。
本当に苦しそうに、見ているこっちが泣きたくなるほどに。
飛び起きた彼女に縋り付かれるたびに、俺は自分の無力さを思い知らされる。
彼女は今も闘っているんだ。
俺ですら時々フラッシュバックするのに。
ブレイドはもっと辛いに違いない。
彼女を見ていると、強くなりたいと思わずにはいられない。
彼女は強い、いろんな意味で。
だからこそ、俺だけは守られるだけの存在ではなくて彼女を守れる存在になりたいんだ。
もっと強くなって、彼女の苦しみを共に背負いたい。
嫌な記憶から、恐ろしい未来予想図から守りたいんだよ。
それに俺が強くなれば、少なくとも俺は自分の身をちゃんと守れると思えれば、少しは安心してくれるだろう?
仮にこの世界が壊れたとしても、俺だけは、“アーネスト”だけはキミの傍に居るんだって。
そう思えるように、頑張るからな。
だから、今朝の寝顔を写真に収めたのは黙っていても許されるよな?