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「Happy Birthday!」
今日はグリルの誕生日。
魔法使い達のみんなに愛される末っ子なもんだから、そりゃあもう大層なパーティ状態になっている。
ランプキンは食べ切れるのか心配になるほどご馳走を作ってるし(相変わらずカボチャが多い)、ドロシアも張り切って作ってるし(ただし暗黒物質)、ウィズはうるさい(いつものことか)。
「ヤッタヨ、マルク!
一歩ロリコンから遠ざかったヨォ!」
「黙れ煮卵」
「デモ、ホントーのことダロォ?」
ニヤニヤと笑うマホロアを殴りたい。
まぁでも、ロリコンはともかくコイツが言ってることも否定出来ない。
ボクはもう成長が止まってるから、グリルが1つ歳を取れば年齢差が縮まる。
あともう何年か待てば、少なくとも見た目は同い年になる。
隣に立っても不自然にならなくなる。
……それまでは我慢すると決めているんだ、いろいろと。
このボクにしては立派だろ?
まぁ、流石にこの歳の子に手出しするのはどうかと思うし……。
まあ大人組が超怖いのもあるけど。
特にドロシアとランプキンには殺されかねないから。
アイツらグリルモンペガチ勢だから。
「ふふん、ボクちんも少しオトナになったんだぞ~♪」
「ばーか、そういうところがガキなのサ」
得意そうに笑うグリルの頭をぐりぐりと撫でてやる。
笑う姿は子どもそのものだ。
それでも十分可愛いんだけどサ。
たとえ今日1歳縮んでも、まだこんなにも遠くて……もどかしい。
「もう!
あと少ししたらボクちんだって立派なレディになるんだからなっ!」
「ほっほっほ、せいぜい楽しみにしてやるのサ!」
「何年かかるのかな~?」っていつもみたいに続けようとしたら、不意に腕を引っ張られた。
そのまま驚くボクの耳に顔を寄せる。
「だから……ちゃんと待っててよね?」
消え入りそうな声で囁く。
驚いて彼女を見てみると、はにかんたような笑顔はちょっと大人びていて。
草露を思わせる澄んだ緑色の瞳も、昨日までとは違うように見えてきて。
予想外の反応に、その表情にドクンと心臓が跳ねた。
オマケに顔も熱くなっていく。
「仕方ないから待っててやるのサ」
平静を装ってそう答えれば、とろけそうな笑みに変わる。
思わず手が彼女の方に伸びた。
「マルク、顔真っ赤ダヨォ?」
「……わたくしの料理はいかが?」
「……毛糸は何色がいいですか?」
「HAHAHA!将来は安泰デスね!」
アホとモンペ達の声でハッと我に返る。
あっぶねー、危うくコイツらの前でキスするところだった。
「だー!うるさいのサ!黙れ!」
よし決めた。
大人になったらキミは容赦なくボクのモノにするから。
覚悟して待ってろよ!
今日はグリルの誕生日。
魔法使い達のみんなに愛される末っ子なもんだから、そりゃあもう大層なパーティ状態になっている。
ランプキンは食べ切れるのか心配になるほどご馳走を作ってるし(相変わらずカボチャが多い)、ドロシアも張り切って作ってるし(ただし暗黒物質)、ウィズはうるさい(いつものことか)。
「ヤッタヨ、マルク!
一歩ロリコンから遠ざかったヨォ!」
「黙れ煮卵」
「デモ、ホントーのことダロォ?」
ニヤニヤと笑うマホロアを殴りたい。
まぁでも、ロリコンはともかくコイツが言ってることも否定出来ない。
ボクはもう成長が止まってるから、グリルが1つ歳を取れば年齢差が縮まる。
あともう何年か待てば、少なくとも見た目は同い年になる。
隣に立っても不自然にならなくなる。
……それまでは我慢すると決めているんだ、いろいろと。
このボクにしては立派だろ?
まぁ、流石にこの歳の子に手出しするのはどうかと思うし……。
まあ大人組が超怖いのもあるけど。
特にドロシアとランプキンには殺されかねないから。
アイツらグリルモンペガチ勢だから。
「ふふん、ボクちんも少しオトナになったんだぞ~♪」
「ばーか、そういうところがガキなのサ」
得意そうに笑うグリルの頭をぐりぐりと撫でてやる。
笑う姿は子どもそのものだ。
それでも十分可愛いんだけどサ。
たとえ今日1歳縮んでも、まだこんなにも遠くて……もどかしい。
「もう!
あと少ししたらボクちんだって立派なレディになるんだからなっ!」
「ほっほっほ、せいぜい楽しみにしてやるのサ!」
「何年かかるのかな~?」っていつもみたいに続けようとしたら、不意に腕を引っ張られた。
そのまま驚くボクの耳に顔を寄せる。
「だから……ちゃんと待っててよね?」
消え入りそうな声で囁く。
驚いて彼女を見てみると、はにかんたような笑顔はちょっと大人びていて。
草露を思わせる澄んだ緑色の瞳も、昨日までとは違うように見えてきて。
予想外の反応に、その表情にドクンと心臓が跳ねた。
オマケに顔も熱くなっていく。
「仕方ないから待っててやるのサ」
平静を装ってそう答えれば、とろけそうな笑みに変わる。
思わず手が彼女の方に伸びた。
「マルク、顔真っ赤ダヨォ?」
「……わたくしの料理はいかが?」
「……毛糸は何色がいいですか?」
「HAHAHA!将来は安泰デスね!」
アホとモンペ達の声でハッと我に返る。
あっぶねー、危うくコイツらの前でキスするところだった。
「だー!うるさいのサ!黙れ!」
よし決めた。
大人になったらキミは容赦なくボクのモノにするから。
覚悟して待ってろよ!