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メタナイトが長を務める王国騎士団は、依頼があればイベント等の警備も請け負っている。
6月は結婚式の警備が多く、ソードとブレイドも頻繁に駆り出されていた。
「今日も何事もなくてよかったな」
「ああ、よかった。
二次会も何も無いといいな」
暮れかけた空の下、2人は普段の訓練の日よりも満足そうに帰路に就いていた。
幸せな光景を見られるこの任務を、実は気に入っているらしい。
「俺ああいうの見てると、ブレイドはどんなのが似合うかなーとか考えちまうんだ」
「な、何を言い出す!
しかもお前仕事中にそんなことを考えていたのか!」
ブレイドは顔を真っ赤にして彼を睨む。
しかし赤いのは、怒りというよりかは照れのせいの方が大きいらしい。
「仕事は真剣にしてるぞ」
「それは当然のことだし、似合うわけないだろ!」
「絶対似合うと思うんだけどな。
マーメイド?とかのシュッとしたやつとか似合いそう」
「人魚……?って、そうじゃなくて!絶対嫌だ!
あんな風にたくさんの人の前で着るなんて、は、恥ずかしくて死んでしまう!」
頭を振って否定するブレイド。
妄想力逞しいソードに対して、彼女は先程まで見ていた光景に自分を当て嵌めようとしてもしっくり来ないらしい。
それどころか、拷問にも等しい光景といっても過言では無かった。
「……他の人に見られたくないなら、2人きりでも駄目か?」
「うぅ……それでもなんか恥ずかしいぞ……」
式というよりかは、自分があの真っ白なドレスを着るところを想像しただけで身体から火が出そうになる。
ソードは不意に立ち止まると、彼女の腕を軽く掴んでグイと引き寄せた。
バランスを崩しかけた彼女の身体を支え、顔を近付ける。
翠の瞳が真っ直ぐに緋色を捉えた。
「俺がどうしても見たいんだ、ブレイドのウエディングドレス姿。
……駄目か?」
真剣な声でそう問えば、ブレイドの視線が泳ぐ。
顔は夕陽より赤く染まっていた。
「……お、お前がどうしても見たいって言うなら、着てやらんこともないぞ……っ!」
そう言いながらぶっきらぼうにぷいと横を向いてしまう。
一方ソードは、目を輝かせてガッツポーズを決めた。
「よっしゃ、約束だぞ!」
「いつかな!いつかだからな!」
「あー、楽しみだなぁ……どんなのにしようか……」
「それ普通女側の台詞じゃ!?」
(……結婚することは既に決定事項なんですか……!?)
こっそり近くにいた部下達はツッコミを入れたくて堪らながったが、我慢していたそうな。
6月は結婚式の警備が多く、ソードとブレイドも頻繁に駆り出されていた。
「今日も何事もなくてよかったな」
「ああ、よかった。
二次会も何も無いといいな」
暮れかけた空の下、2人は普段の訓練の日よりも満足そうに帰路に就いていた。
幸せな光景を見られるこの任務を、実は気に入っているらしい。
「俺ああいうの見てると、ブレイドはどんなのが似合うかなーとか考えちまうんだ」
「な、何を言い出す!
しかもお前仕事中にそんなことを考えていたのか!」
ブレイドは顔を真っ赤にして彼を睨む。
しかし赤いのは、怒りというよりかは照れのせいの方が大きいらしい。
「仕事は真剣にしてるぞ」
「それは当然のことだし、似合うわけないだろ!」
「絶対似合うと思うんだけどな。
マーメイド?とかのシュッとしたやつとか似合いそう」
「人魚……?って、そうじゃなくて!絶対嫌だ!
あんな風にたくさんの人の前で着るなんて、は、恥ずかしくて死んでしまう!」
頭を振って否定するブレイド。
妄想力逞しいソードに対して、彼女は先程まで見ていた光景に自分を当て嵌めようとしてもしっくり来ないらしい。
それどころか、拷問にも等しい光景といっても過言では無かった。
「……他の人に見られたくないなら、2人きりでも駄目か?」
「うぅ……それでもなんか恥ずかしいぞ……」
式というよりかは、自分があの真っ白なドレスを着るところを想像しただけで身体から火が出そうになる。
ソードは不意に立ち止まると、彼女の腕を軽く掴んでグイと引き寄せた。
バランスを崩しかけた彼女の身体を支え、顔を近付ける。
翠の瞳が真っ直ぐに緋色を捉えた。
「俺がどうしても見たいんだ、ブレイドのウエディングドレス姿。
……駄目か?」
真剣な声でそう問えば、ブレイドの視線が泳ぐ。
顔は夕陽より赤く染まっていた。
「……お、お前がどうしても見たいって言うなら、着てやらんこともないぞ……っ!」
そう言いながらぶっきらぼうにぷいと横を向いてしまう。
一方ソードは、目を輝かせてガッツポーズを決めた。
「よっしゃ、約束だぞ!」
「いつかな!いつかだからな!」
「あー、楽しみだなぁ……どんなのにしようか……」
「それ普通女側の台詞じゃ!?」
(……結婚することは既に決定事項なんですか……!?)
こっそり近くにいた部下達はツッコミを入れたくて堪らながったが、我慢していたそうな。