Xまとめ
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##B7_1043247##の蛇足
※魔法の自己設定が多め
※多少の不健全要素を含みます
※ウィズがクズです
「ありがとう!試してみるね!」
パタパタと駆けていくグリルの背中を見送ると、耐えられず吹き出してしまった。
危なかった、よく堪えたものだ。
グリルが持ってきた本を見て心底驚いた。
アレは惚れ魔法ではなく催淫魔法の類だ。
要はハートではなく、ボディに作用する魔法。
身体が発情することで惚れたと勘違いするのかもしれないが、本質は全く違うものだ。
本当の意味での惚れ魔法と呼ばれるものは存在しないと言っていいし、そもそも普通は魔法で心を変えられない。
ほとんどの者はその現実を知ると諦めるか、ボディに作用する魔法で妥協する。
それでも彼らは無謀とすら言える研究を続けていた。
限界を超え、不可能を可能にしようと足掻き続けた。
結果、あの魔法が生まれたのだ。
あ、ちなみにマインド様お得意の“洗脳”は、あくまでも上から被せるとか、上書きをするとかのイメージ。
結果的に堕ちて変わることはあっても、直接根っこから心や気持ちを変えられるものでは無い。
それでも消費魔力は相当に大きいはずだから、マインド様は本当に恐ろしい方だ。
……さあ、あの魔法を使われたマルクはどうなるだろう?
ミーとしてはとっとと襲えばいいと思っているけど、世の道理としてはそうもいかないらしい。
だから彼は必死に耐えている。
爆発しそうな欲望を抑えて、伸びそうになる手を引っ込めて、小さく弱く儚い少女を壊さないように。
“破壊”の魔を飼う彼にはさぞや辛いだろう。
彼の理性が少しずつ焼き切れていくのを、幼い魔女は純粋を絵に描いたような笑みで追い詰めていた。
……いっそマルクが可哀想だと思うくらいには。
だから、ミーはほんの少し後押しをしてあげただけだ。
それにグリルが拒絶した時用に、一応陣も張ってある。
彼女の意思も尊重すべきだろうから。
結果がどうなるかは二人次第。
「ミーとしては早くくっついてもらいたいデスねぇ」
二人が結ばれれば強い子どもが生まれるだろう。
そうすればミーの計画も一歩進む。
仮に耐えたとしても、それはそれでまた面白いものが見られるだろう。
どう転んでもミーには良い事しか起きない。
「グリルのご先祖様に感謝しなきゃデスね?」
天真爛漫な悪魔の魔法に、彼は耐えられるのだろうか。
結果を期待しながら、ミーは遠い昔に喰べた魂の味を思い出していた。
※魔法の自己設定が多め
※多少の不健全要素を含みます
※ウィズがクズです
「ありがとう!試してみるね!」
パタパタと駆けていくグリルの背中を見送ると、耐えられず吹き出してしまった。
危なかった、よく堪えたものだ。
グリルが持ってきた本を見て心底驚いた。
アレは惚れ魔法ではなく催淫魔法の類だ。
要はハートではなく、ボディに作用する魔法。
身体が発情することで惚れたと勘違いするのかもしれないが、本質は全く違うものだ。
本当の意味での惚れ魔法と呼ばれるものは存在しないと言っていいし、そもそも普通は魔法で心を変えられない。
ほとんどの者はその現実を知ると諦めるか、ボディに作用する魔法で妥協する。
それでも彼らは無謀とすら言える研究を続けていた。
限界を超え、不可能を可能にしようと足掻き続けた。
結果、あの魔法が生まれたのだ。
あ、ちなみにマインド様お得意の“洗脳”は、あくまでも上から被せるとか、上書きをするとかのイメージ。
結果的に堕ちて変わることはあっても、直接根っこから心や気持ちを変えられるものでは無い。
それでも消費魔力は相当に大きいはずだから、マインド様は本当に恐ろしい方だ。
……さあ、あの魔法を使われたマルクはどうなるだろう?
ミーとしてはとっとと襲えばいいと思っているけど、世の道理としてはそうもいかないらしい。
だから彼は必死に耐えている。
爆発しそうな欲望を抑えて、伸びそうになる手を引っ込めて、小さく弱く儚い少女を壊さないように。
“破壊”の魔を飼う彼にはさぞや辛いだろう。
彼の理性が少しずつ焼き切れていくのを、幼い魔女は純粋を絵に描いたような笑みで追い詰めていた。
……いっそマルクが可哀想だと思うくらいには。
だから、ミーはほんの少し後押しをしてあげただけだ。
それにグリルが拒絶した時用に、一応陣も張ってある。
彼女の意思も尊重すべきだろうから。
結果がどうなるかは二人次第。
「ミーとしては早くくっついてもらいたいデスねぇ」
二人が結ばれれば強い子どもが生まれるだろう。
そうすればミーの計画も一歩進む。
仮に耐えたとしても、それはそれでまた面白いものが見られるだろう。
どう転んでもミーには良い事しか起きない。
「グリルのご先祖様に感謝しなきゃデスね?」
天真爛漫な悪魔の魔法に、彼は耐えられるのだろうか。
結果を期待しながら、ミーは遠い昔に喰べた魂の味を思い出していた。