Xまとめ
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「ねぇ知ってる?
今日ってキスの日なんだって!」
会って開口一番、グリルは緑色の目をキラキラ輝かせながらそんなことを言い出した。
少しほっぺたが赤くなっている。
「ふぅん、したいの?」
「……えへへ」
「まあ別にいいけど……あ、そうだ。
たまにはキミからしてみれば?」
キョトンとするグリルをよそに、立ち上がってわざと背筋を伸ばす。
そのままじゃキスできない彼女は、背伸びをした。
「くっ……ふんっ……!」
思った通り、届いてない。
ボクらって身長差20センチくらいあるんだっけ?
グリルの身長じゃボクの口には届かないよね。
「これじゃ届かないじゃん~!」
胸に縋り付かれて絆されそうになるけどまだ我慢。
もうちょっと頑張ってるところを見ていたい。
「ほらほら全然届いてないぜ?」
「うる、さっ……!えいっ!」
グリルがぴょんっと小さく跳ねる。
それと同時に、ボクの顎に柔らかいものが当たる。
ボクの心臓は大きく跳ねた。
「ふふん、ちゃんとボクちんからもできたもんね!」
得意そうに胸を逸らせた。
……これじゃキスと言うよりも、顎にぶつかったと言った方が正しいと思うんだけど。
それなのに、胸の高鳴りが収まらなくてなんか悔しい。
仕返ししてやりたくなった、けど。
「マルク、ボクちんに合わせてくれてたんだねー!
いつもありがとう!」
満面の笑みでそう言われて、毒気を抜かれてしまった。
言われてみれば確かに、ボクは自然と彼女の身長に合わせていたらしい。
完全に無自覚だったそれを指摘されて、顔がじわじわと熱くなっていく。
「フ、フン!仕返しなのサ!」
本当は仕返しなんかじゃなくて、純粋にしたかっただけだけどそれは秘密。
いつもより少し背伸びをした彼女の唇に、そっと口付けを落とした。
今日ってキスの日なんだって!」
会って開口一番、グリルは緑色の目をキラキラ輝かせながらそんなことを言い出した。
少しほっぺたが赤くなっている。
「ふぅん、したいの?」
「……えへへ」
「まあ別にいいけど……あ、そうだ。
たまにはキミからしてみれば?」
キョトンとするグリルをよそに、立ち上がってわざと背筋を伸ばす。
そのままじゃキスできない彼女は、背伸びをした。
「くっ……ふんっ……!」
思った通り、届いてない。
ボクらって身長差20センチくらいあるんだっけ?
グリルの身長じゃボクの口には届かないよね。
「これじゃ届かないじゃん~!」
胸に縋り付かれて絆されそうになるけどまだ我慢。
もうちょっと頑張ってるところを見ていたい。
「ほらほら全然届いてないぜ?」
「うる、さっ……!えいっ!」
グリルがぴょんっと小さく跳ねる。
それと同時に、ボクの顎に柔らかいものが当たる。
ボクの心臓は大きく跳ねた。
「ふふん、ちゃんとボクちんからもできたもんね!」
得意そうに胸を逸らせた。
……これじゃキスと言うよりも、顎にぶつかったと言った方が正しいと思うんだけど。
それなのに、胸の高鳴りが収まらなくてなんか悔しい。
仕返ししてやりたくなった、けど。
「マルク、ボクちんに合わせてくれてたんだねー!
いつもありがとう!」
満面の笑みでそう言われて、毒気を抜かれてしまった。
言われてみれば確かに、ボクは自然と彼女の身長に合わせていたらしい。
完全に無自覚だったそれを指摘されて、顔がじわじわと熱くなっていく。
「フ、フン!仕返しなのサ!」
本当は仕返しなんかじゃなくて、純粋にしたかっただけだけどそれは秘密。
いつもより少し背伸びをした彼女の唇に、そっと口付けを落とした。