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※ランプキン×ウィズ
※腐向け ※微エロ 注意⚠
ランプキンの帽子にはいつも何かしらの花が飾られている。
鮮やかに咲き誇る薔薇の日もあれば、慎ましやかなスミレの日もあり、色も種類も大きさもまちまちだ。
「ねぇ、ソレってなにかこだわりがあるのデスか?」
「いえ、特にありませんよ?」
「ただの気分です。今日は何にしましょうか……」と続けると、ウィズは少しだけ視線を彷徨わせた。
「……では、たまにはミーがチョイスしてもいいデスか?」
「おや、珍しい……是非お願いしましょうか」
「へへ、やったぁ!」
嬉しそうにウィズがステッキを振るう。
軽い破裂音と共に、ランプキンの帽子にパンジーの花が咲いた。
みずみずしい紫色のそれは、美しいというよりもどこか可憐さを思わせる。
「おや、てっきりあなたのことですからもっと派手な花かと……あぁ、なるほど」
意外そうな顔をしていたが、合点がいったのかすぐにクスリと笑った。
「……こんな遠回しなことをしないで、ちゃんと言えばいいのに。
「相変わらず察しがいいんデスね。
そうデス、パンジーの花言葉は……『私を思って』デス」
照れくさそうに笑う彼に手を伸ばしたランプキンは、黒髪を優しく撫でた。
撫でられたウィズは目を細めふにゃりと笑った。
「私が思っていないとでもお思いで?」
「そんなことありマセンよ?」
「ふふ、でしょうね……もしそんなことを思っていたら、お仕置きですものね」
「あっやっぱり思ってマス!超疑ってマスよ!」
「全く貴方という人は……」
ランプキンの手がするりと滑り、ウィズの頬を軽くつまんだ。
感触を確かめるようにムニムニと弄び、小さく溜息をつく。
「で、言いたいことはそれだけではないのでしょう?」
問われたウィズは「うっ」と言葉を詰まらせるが、その顔はどこか演技じみている。
ランプキンから表情が消えた。
焦り顔を貼り付けた彼の頬から手を離すと、おもむろに口に指を差し入れる。
「あなたの口は何の為にあるのですか?」
そう言いながら口腔を弄べば、鼻から抜けるような、媚びるような声が漏れた。
ガラス玉を思わせる黄色い瞳にも熱が帯びる。
ランプキンは口から指を引き抜くと、そのままウィズの身体を押し倒した。
寝台から毛糸が伸び、彼の身体に巻き付く。
ウィズの身体はもはや指の先すらも動かせない。
しかし彼の表情は、焦りよりむしろ歓喜に満ちている。
「……どうせ、満たされたいのは頭だけではないのでしょう?」
笑みを含む声で囁き、薄く開かれたままの唇に軽く口付ける。
帽子をテーブルに置きウィズに覆いかぶさった。
「乗せられるようで少々癪ですが……お望み通りにしてあげましょうか」
「……ナンノコトデスカー?」
「あなたを悩ませているものを忘れさせてあげます、ということです」
黄色い瞳が揺らいだ。
一瞬だけ表情が歪み、またいつものヘラヘラした笑みに戻る。
ランプキンは小さく唇を噛み締めると、また彼の頭を優しく撫でた。
「それに、私も頭だけでは満足できませんからね」
***
パンジー :「物思い」「私を思って」
紫のパンジー:西洋では
「You occupy my thoughts
(あなたのことで頭がいっぱい)」
※腐向け ※微エロ 注意⚠
ランプキンの帽子にはいつも何かしらの花が飾られている。
鮮やかに咲き誇る薔薇の日もあれば、慎ましやかなスミレの日もあり、色も種類も大きさもまちまちだ。
「ねぇ、ソレってなにかこだわりがあるのデスか?」
「いえ、特にありませんよ?」
「ただの気分です。今日は何にしましょうか……」と続けると、ウィズは少しだけ視線を彷徨わせた。
「……では、たまにはミーがチョイスしてもいいデスか?」
「おや、珍しい……是非お願いしましょうか」
「へへ、やったぁ!」
嬉しそうにウィズがステッキを振るう。
軽い破裂音と共に、ランプキンの帽子にパンジーの花が咲いた。
みずみずしい紫色のそれは、美しいというよりもどこか可憐さを思わせる。
「おや、てっきりあなたのことですからもっと派手な花かと……あぁ、なるほど」
意外そうな顔をしていたが、合点がいったのかすぐにクスリと笑った。
「……こんな遠回しなことをしないで、ちゃんと言えばいいのに。
「相変わらず察しがいいんデスね。
そうデス、パンジーの花言葉は……『私を思って』デス」
照れくさそうに笑う彼に手を伸ばしたランプキンは、黒髪を優しく撫でた。
撫でられたウィズは目を細めふにゃりと笑った。
「私が思っていないとでもお思いで?」
「そんなことありマセンよ?」
「ふふ、でしょうね……もしそんなことを思っていたら、お仕置きですものね」
「あっやっぱり思ってマス!超疑ってマスよ!」
「全く貴方という人は……」
ランプキンの手がするりと滑り、ウィズの頬を軽くつまんだ。
感触を確かめるようにムニムニと弄び、小さく溜息をつく。
「で、言いたいことはそれだけではないのでしょう?」
問われたウィズは「うっ」と言葉を詰まらせるが、その顔はどこか演技じみている。
ランプキンから表情が消えた。
焦り顔を貼り付けた彼の頬から手を離すと、おもむろに口に指を差し入れる。
「あなたの口は何の為にあるのですか?」
そう言いながら口腔を弄べば、鼻から抜けるような、媚びるような声が漏れた。
ガラス玉を思わせる黄色い瞳にも熱が帯びる。
ランプキンは口から指を引き抜くと、そのままウィズの身体を押し倒した。
寝台から毛糸が伸び、彼の身体に巻き付く。
ウィズの身体はもはや指の先すらも動かせない。
しかし彼の表情は、焦りよりむしろ歓喜に満ちている。
「……どうせ、満たされたいのは頭だけではないのでしょう?」
笑みを含む声で囁き、薄く開かれたままの唇に軽く口付ける。
帽子をテーブルに置きウィズに覆いかぶさった。
「乗せられるようで少々癪ですが……お望み通りにしてあげましょうか」
「……ナンノコトデスカー?」
「あなたを悩ませているものを忘れさせてあげます、ということです」
黄色い瞳が揺らいだ。
一瞬だけ表情が歪み、またいつものヘラヘラした笑みに戻る。
ランプキンは小さく唇を噛み締めると、また彼の頭を優しく撫でた。
「それに、私も頭だけでは満足できませんからね」
***
パンジー :「物思い」「私を思って」
紫のパンジー:西洋では
「You occupy my thoughts
(あなたのことで頭がいっぱい)」