夢と真実と友情
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「じゃあカービィ。
お前王妃やらないか?」
唐突に問われたカービィは思わずスイカの種を吹き出した。
なかなかの威力のタネマシンガンである。
しかしその分反動も大きかったようで、ゲホゲホと咳き込んでしまう。
「ちょ、ちょっと待って!
それって……!」
「俺もそろそろ身を固めろって、エスカルゴンにどやされてるし」
「えっ、あっ、その」
「王妃なら王室御用達スイカ食べ放題だし」
「えっ、えっ、えっそりゃ魅力的ではあるけど」
「二人で星を守るなら名実ともに権力を得るのはいい手段だし」
「あうあうぽよぽよ」
「カービィが王妃ならみんな納得する……ああ、違うな、言い訳はもうやめよう」
デデデは再びスイカを皿に置くと、カービィの方を向いた。
先程よりも更に真剣な目で、彼女を見つめる。
「俺がお前の傍に居たいだけだ。
真剣に、俺の王妃になってくれないか」
しばしの間見つめ合う。
すると、デデデの顔が徐々に赤くなった。
どうやら平静を装いきれなくなったらしい。
しかしカービィの方がもっと赤かった。
「きゅ、急にそんなこと言われても……!」
「……はは、そうだよな。
気にしないで忘れ」
「一般的なお付き合いからお願いします!」
デデデはぱちくりと目を瞬かせ、更に頬を染めた。
カービィの言葉の意味を理解しようとしたが、困惑が思考の邪魔をする。
「そそ、それって……」
「……いっ、いきなり夫婦とかじゃなくて、もうちょっとクッション的な期間を……!
だから、ま、まずは、その、俗に言うこひっ、こいびとにしてくださいぃぃ……」
語尾はもはや消えていた。
恥ずかしそうにうつむく彼女を、衝動に駆られたデデデが抱き寄せた。
「……絶対幸せにする」
そう囁くと、そのまま優しく口付けた。
ほんの一瞬だったが、カービィの顔はいよいよこれ以上ないくらいに赤くなった。
それこそ彼らが食べていたスイカのように。
「っ、ばかぁ!手が早いよ!」
「わ、悪いつい!」
「ファーストキスがスイカ味ってどうなの!」
「お前スイカ好きだからいいだろ?」
「そういう問題じゃないの!
デデデのばかぺんぎん!」
「なんだと!?このピンクボール!」
想いが通じ合っても、結局相変わらずな二人だった。
夢と真実と愛情
(尚大変余談だが、エスカルゴンは泣いて喜び、メタナイトがデデデに殴り込みに行こうとしたのをソードとブレイドが全力で阻止したとのことである。)
お前王妃やらないか?」
唐突に問われたカービィは思わずスイカの種を吹き出した。
なかなかの威力のタネマシンガンである。
しかしその分反動も大きかったようで、ゲホゲホと咳き込んでしまう。
「ちょ、ちょっと待って!
それって……!」
「俺もそろそろ身を固めろって、エスカルゴンにどやされてるし」
「えっ、あっ、その」
「王妃なら王室御用達スイカ食べ放題だし」
「えっ、えっ、えっそりゃ魅力的ではあるけど」
「二人で星を守るなら名実ともに権力を得るのはいい手段だし」
「あうあうぽよぽよ」
「カービィが王妃ならみんな納得する……ああ、違うな、言い訳はもうやめよう」
デデデは再びスイカを皿に置くと、カービィの方を向いた。
先程よりも更に真剣な目で、彼女を見つめる。
「俺がお前の傍に居たいだけだ。
真剣に、俺の王妃になってくれないか」
しばしの間見つめ合う。
すると、デデデの顔が徐々に赤くなった。
どうやら平静を装いきれなくなったらしい。
しかしカービィの方がもっと赤かった。
「きゅ、急にそんなこと言われても……!」
「……はは、そうだよな。
気にしないで忘れ」
「一般的なお付き合いからお願いします!」
デデデはぱちくりと目を瞬かせ、更に頬を染めた。
カービィの言葉の意味を理解しようとしたが、困惑が思考の邪魔をする。
「そそ、それって……」
「……いっ、いきなり夫婦とかじゃなくて、もうちょっとクッション的な期間を……!
だから、ま、まずは、その、俗に言うこひっ、こいびとにしてくださいぃぃ……」
語尾はもはや消えていた。
恥ずかしそうにうつむく彼女を、衝動に駆られたデデデが抱き寄せた。
「……絶対幸せにする」
そう囁くと、そのまま優しく口付けた。
ほんの一瞬だったが、カービィの顔はいよいよこれ以上ないくらいに赤くなった。
それこそ彼らが食べていたスイカのように。
「っ、ばかぁ!手が早いよ!」
「わ、悪いつい!」
「ファーストキスがスイカ味ってどうなの!」
「お前スイカ好きだからいいだろ?」
「そういう問題じゃないの!
デデデのばかぺんぎん!」
「なんだと!?このピンクボール!」
想いが通じ合っても、結局相変わらずな二人だった。
夢と真実と愛情
(尚大変余談だが、エスカルゴンは泣いて喜び、メタナイトがデデデに殴り込みに行こうとしたのをソードとブレイドが全力で阻止したとのことである。)
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