Drown
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「へへへ~」
腕に抱かれたブレイドは随分とご機嫌だ。
こんなに素直に抱かれているのも珍しいことだ。
全く……どれだけ飲んだのか。
彼女は酔うと人が変わったかのようにデレデレする。
しかも起きたときはその記憶が無くなってしまう。
割に量は結構飲めるから余計にタチが悪い。
酒が飲めるようになったのが付き合い初めてで本当によかった。
余りにも危なっかしいから、俺の居ないところでは絶対に酒を飲むなと言っていた。
何がどうかは知らないとはいえ酒癖の悪さ自体は自覚しているらしく、彼女もその約束を破ったことはなかった。
どうして今日は破ったのか……。
まぁ、卿に誘われたら断りづらい気持ちもわからなくもないが。
卿にも話しておくべきだったな……。
そんなことを考えながら彼女をベッドに下ろして「おやすみ」と呟く。
これでもう一安心だ。
ついでに彼女の額に口付けを落とす……これくらいは運賃に入るだろう?
明日にはきっと“何もかも”忘れているはずだから。
そのまま離れようとすると、首に彼女の腕が巻き付いてグイッと引き寄せられた。
「ちょっ、ブレイド!」
「ソード……欲しい……」
耳元で囁かれた言葉に、ドクンと心臓が高鳴った。
「喜んで」と言いたいところだが駄目だ。
もしここで事に及んだらきっと明日ブレイドに半殺しされる。
記憶がなくてもしたことはわかるだろうし。
ここは耐えろ、俺、耐えろ!
「……約束破ったから駄目だ」
「身体熱いの……どうにかしろよぉ……」
人の話を聞け!と言う前に唇を塞がれる。
酒と彼女の香りに酔い、身体が熱を帯びていくのを感じた。
体勢的にも自分の身体を支えきれなくなり、上半身だけ彼女に覆い被さるような形になってしまう。
ブレイドは唇を離すと、潤んだ緋色の瞳でじっと俺を見つめた。
情欲をそそるその表情に、ゴクリと生唾を呑む。
「なあ、いいだろ……?」
そう言いながら、片手で自分のパジャマのボタンを一つ外す。
彼女がこんなに積極的に誘ってくるなんて、本当に珍しいことだ。
もう理性なんて崩壊していた。
ベッドに上がり、彼女に覆い被さる。
「……明日、絶対怒るなよ。
あと隣に卿いるから、声は抑えろ」
「まかせろー」
絶対に、絶対にわかっていない。
明日はこんな会話ケロッと忘れていて、したという事実だけを認識するだろう。
きっと朝から大乱闘で、しばらく口を聞いてもらえないかもしれない。
そんなことはわかりきっているけれども、この状況に抗えるはずがない。
こんな色気全開な顔でこんな風に求められて。
この誘惑に勝てる男がいるのならば、そいつの面を拝んでみたいものだ。
よく卿は耐えられたな、とすら思ってしまう。
そう言えば卿もかなり飲んでいたのか、顔が真っ赤だったが……。
「早く……」
「ん?あぁ、はいはい」
急かす彼女に口付けを落とす。
ほんのりと残る酒の味を感じながら、何故か僅かに嫌な予感がした。
何だろうか、この妙な胸騒ぎは。
……いや、どうせ気のせいだ。
強いて言うなら、明日のわが身の危険を感じているのだろう。
そう自分に言い聞かせながら、彼女の二つ目のボタンに手をかけた。
腕に抱かれたブレイドは随分とご機嫌だ。
こんなに素直に抱かれているのも珍しいことだ。
全く……どれだけ飲んだのか。
彼女は酔うと人が変わったかのようにデレデレする。
しかも起きたときはその記憶が無くなってしまう。
割に量は結構飲めるから余計にタチが悪い。
酒が飲めるようになったのが付き合い初めてで本当によかった。
余りにも危なっかしいから、俺の居ないところでは絶対に酒を飲むなと言っていた。
何がどうかは知らないとはいえ酒癖の悪さ自体は自覚しているらしく、彼女もその約束を破ったことはなかった。
どうして今日は破ったのか……。
まぁ、卿に誘われたら断りづらい気持ちもわからなくもないが。
卿にも話しておくべきだったな……。
そんなことを考えながら彼女をベッドに下ろして「おやすみ」と呟く。
これでもう一安心だ。
ついでに彼女の額に口付けを落とす……これくらいは運賃に入るだろう?
明日にはきっと“何もかも”忘れているはずだから。
そのまま離れようとすると、首に彼女の腕が巻き付いてグイッと引き寄せられた。
「ちょっ、ブレイド!」
「ソード……欲しい……」
耳元で囁かれた言葉に、ドクンと心臓が高鳴った。
「喜んで」と言いたいところだが駄目だ。
もしここで事に及んだらきっと明日ブレイドに半殺しされる。
記憶がなくてもしたことはわかるだろうし。
ここは耐えろ、俺、耐えろ!
「……約束破ったから駄目だ」
「身体熱いの……どうにかしろよぉ……」
人の話を聞け!と言う前に唇を塞がれる。
酒と彼女の香りに酔い、身体が熱を帯びていくのを感じた。
体勢的にも自分の身体を支えきれなくなり、上半身だけ彼女に覆い被さるような形になってしまう。
ブレイドは唇を離すと、潤んだ緋色の瞳でじっと俺を見つめた。
情欲をそそるその表情に、ゴクリと生唾を呑む。
「なあ、いいだろ……?」
そう言いながら、片手で自分のパジャマのボタンを一つ外す。
彼女がこんなに積極的に誘ってくるなんて、本当に珍しいことだ。
もう理性なんて崩壊していた。
ベッドに上がり、彼女に覆い被さる。
「……明日、絶対怒るなよ。
あと隣に卿いるから、声は抑えろ」
「まかせろー」
絶対に、絶対にわかっていない。
明日はこんな会話ケロッと忘れていて、したという事実だけを認識するだろう。
きっと朝から大乱闘で、しばらく口を聞いてもらえないかもしれない。
そんなことはわかりきっているけれども、この状況に抗えるはずがない。
こんな色気全開な顔でこんな風に求められて。
この誘惑に勝てる男がいるのならば、そいつの面を拝んでみたいものだ。
よく卿は耐えられたな、とすら思ってしまう。
そう言えば卿もかなり飲んでいたのか、顔が真っ赤だったが……。
「早く……」
「ん?あぁ、はいはい」
急かす彼女に口付けを落とす。
ほんのりと残る酒の味を感じながら、何故か僅かに嫌な予感がした。
何だろうか、この妙な胸騒ぎは。
……いや、どうせ気のせいだ。
強いて言うなら、明日のわが身の危険を感じているのだろう。
そう自分に言い聞かせながら、彼女の二つ目のボタンに手をかけた。
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