Do You Love Me......?
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☆チューリンズ→ドロッチェ☆
七匹のチューリンたちが、読書をしているドロッチェの元へやってきた。
彼はすぐに気づき、「どうした?」と問う。
「あのね、ボクたちききたいことがあるの!」
「いいぞ、何でも聞いてごらん?」
「どろにー、ボクたちのことすき?」
「ああ、勿論だ」
質問に即答するドロッチェ。
全く本当に可愛いなぁコイツ等は、と心の中で親バカ(兄バカ?)全開だった。
「だれがいちばん?」
「えっ……」
意外な問いに、一瞬言葉を詰まらせる。
しかしすぐに「みんな等しく大好きだ」と答えた。
それがあるべき姿で、また彼の本心だ。
しかしチューリンたちの反応は芳しくなかった。
心なしか皆意気消沈している。
てっきり喜ばれるとばかり思っていたので、予想外の反応にドロッチェは焦りを覚え始める。
「あの……みなさん……?」
「ねえ、なんでそうなのでちゅか?『みんなすき』とかゆるされるとおもってるんでちゅか?」
そう言ったのは緑色の男の子のチューリンだった。
それをきっかけに、黙っていた他の子どもたちも口々に文句を言い始める。
「みんないっしょはイヤ!ボクいちばんがいいの!」
「どろにーのおよめさんには、あたちがなるのー!」
「どろにーがわたちをおとなにしてくれるんだよね!」
「どろにー、あたちはあいじんでもいいよ!あいしてくれるなら!」
「ちがうやい!どろにーはおれのよめ!
いろんはみとめない!」
「このせかいで!ぼくがいちばん!あいされてるってことなんだよ!」
「うおおおまえら少し落ち着け!
愛人とかまだ少し早いから!
しかも何人かおかしいぞ!?」
「ねぇどろにー!いっぱいぶんしんすれば、そのぶんボクがふえるから『すき』のごうけいはふえるよね!」
「ずるい!あたちもふえる!」
「おい分身するな!増えるな!」
「こら!どろにーを困らせちゃダメでしょ!
好きなら余計に困らせちゃダメ!」
そう言ったのは、唯一の赤の少年だった。
チューリンズの中でも年上な彼の言葉に、騒いでいたのが嘘のように静まり返る。
……それよりも言葉の内容の方が効いている気がしないでもないが。
しかしドロッチェがお礼を言おうとした瞬間、彼はとんでもない爆弾発言をした。
「それにね、どろにーが一番好きなのはぼくに決まってるでしょ?」
ピシ、とその場の空気が凍る。
チューリンたちの瞳には、幼い子供とは思えないほどの闘志が宿っていた。
しかしその矛先は赤の少年でなく……ドロッチェに向いていた。
「ひっどおおおおおおおおい!!」
「どろにーのばかあああああああ!!」
「うああああああお前火に油注ぐなああああ!
だからお前ら分身するなってえええええ!!」
ドロッチェは逃げ纏うが、チューリンたち相手に本気で振り払うことはできない。
さらに数の暴力に敵うはずもなく。
その後外出していたストロンたちが帰ってきたとき、ドロッチェは数十人単位に分身したチューリンたちに埋もれていたという。
END
七匹のチューリンたちが、読書をしているドロッチェの元へやってきた。
彼はすぐに気づき、「どうした?」と問う。
「あのね、ボクたちききたいことがあるの!」
「いいぞ、何でも聞いてごらん?」
「どろにー、ボクたちのことすき?」
「ああ、勿論だ」
質問に即答するドロッチェ。
全く本当に可愛いなぁコイツ等は、と心の中で親バカ(兄バカ?)全開だった。
「だれがいちばん?」
「えっ……」
意外な問いに、一瞬言葉を詰まらせる。
しかしすぐに「みんな等しく大好きだ」と答えた。
それがあるべき姿で、また彼の本心だ。
しかしチューリンたちの反応は芳しくなかった。
心なしか皆意気消沈している。
てっきり喜ばれるとばかり思っていたので、予想外の反応にドロッチェは焦りを覚え始める。
「あの……みなさん……?」
「ねえ、なんでそうなのでちゅか?『みんなすき』とかゆるされるとおもってるんでちゅか?」
そう言ったのは緑色の男の子のチューリンだった。
それをきっかけに、黙っていた他の子どもたちも口々に文句を言い始める。
「みんないっしょはイヤ!ボクいちばんがいいの!」
「どろにーのおよめさんには、あたちがなるのー!」
「どろにーがわたちをおとなにしてくれるんだよね!」
「どろにー、あたちはあいじんでもいいよ!あいしてくれるなら!」
「ちがうやい!どろにーはおれのよめ!
いろんはみとめない!」
「このせかいで!ぼくがいちばん!あいされてるってことなんだよ!」
「うおおおまえら少し落ち着け!
愛人とかまだ少し早いから!
しかも何人かおかしいぞ!?」
「ねぇどろにー!いっぱいぶんしんすれば、そのぶんボクがふえるから『すき』のごうけいはふえるよね!」
「ずるい!あたちもふえる!」
「おい分身するな!増えるな!」
「こら!どろにーを困らせちゃダメでしょ!
好きなら余計に困らせちゃダメ!」
そう言ったのは、唯一の赤の少年だった。
チューリンズの中でも年上な彼の言葉に、騒いでいたのが嘘のように静まり返る。
……それよりも言葉の内容の方が効いている気がしないでもないが。
しかしドロッチェがお礼を言おうとした瞬間、彼はとんでもない爆弾発言をした。
「それにね、どろにーが一番好きなのはぼくに決まってるでしょ?」
ピシ、とその場の空気が凍る。
チューリンたちの瞳には、幼い子供とは思えないほどの闘志が宿っていた。
しかしその矛先は赤の少年でなく……ドロッチェに向いていた。
「ひっどおおおおおおおおい!!」
「どろにーのばかあああああああ!!」
「うああああああお前火に油注ぐなああああ!
だからお前ら分身するなってえええええ!!」
ドロッチェは逃げ纏うが、チューリンたち相手に本気で振り払うことはできない。
さらに数の暴力に敵うはずもなく。
その後外出していたストロンたちが帰ってきたとき、ドロッチェは数十人単位に分身したチューリンたちに埋もれていたという。
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