Do You Love Me......?
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☆カービィ→スピンの場合(ドロカビ前提)☆
「ねぇスピン、キミはボクのこと好き?」
カービィの問いに、スピンは一瞬固まった。
しかし次の瞬間ボッと顔を赤く染める。
思わずカービィは肩をビクッとさせた。
「い、いや、もちろん嫌いじゃないッスけど!
あ、そうだ、女の子なのに強くて凄いなと思うッス!うん!
そそそそそれに兄貴の彼女さんを好きになるなんて……とんでもない兄不孝者ッスよ!」
声を裏返し手をブンブン振りながらそう言う。
その顔色は赤くなったり青くなったりで酷く忙しない。
彼はかなり焦っていた。
それも当然だ、隠し通そうとしていたものを、よりにもよって本人によって暴露されかけているのだから。
本当は、スピンもカービィに想いを寄せていた。
実は『ドロッチェの彼女を好きになった』のではなく、『好きな人がドロッチェの彼女になってしまった』の方が正しい。
本当は自分だってずっと前からあなたを見ていたのに、と叫びたくなるのをギリギリのところで堪えていた。
スピンはドロッチェに敵わないと思っていたし、大切な兄貴分と仲違いするのも怖かった。
二人が幸せなら、それでいいと思っていた。
二人が共に在るのを見る度に引き裂かれるような痛みを感じながら――それでも笑い続けた。
一方、実はカービィも薄々彼の気持ちに感づいていた。
ただの自惚れの勘違いなら良かった。
彼女はドロッチェを愛していて、スピンの気持ちには応えられないから。
でもあの反応は、明らかに自分に好意を抱いていて。
必死に隠そうとしても明確だった。
もし彼が彼自身の気持ちを包み隠さず話したならば、カービィもその気持ちに真正面から向き合うつもりだった。
しかし彼は隠し通そうとした。
彼が言い出さないなら、彼女が聞き出すわけにもいかない。
言い出さないで隠そうとする理由も、なんとなくわかっていたから。
目を背け続けなければならない。
「そっか、変なこと聞いてごめんね!」
そう言いながらカービィは、いつか彼に素敵な彼女ができることを祈らずにはいられなかった。
END
「ねぇスピン、キミはボクのこと好き?」
カービィの問いに、スピンは一瞬固まった。
しかし次の瞬間ボッと顔を赤く染める。
思わずカービィは肩をビクッとさせた。
「い、いや、もちろん嫌いじゃないッスけど!
あ、そうだ、女の子なのに強くて凄いなと思うッス!うん!
そそそそそれに兄貴の彼女さんを好きになるなんて……とんでもない兄不孝者ッスよ!」
声を裏返し手をブンブン振りながらそう言う。
その顔色は赤くなったり青くなったりで酷く忙しない。
彼はかなり焦っていた。
それも当然だ、隠し通そうとしていたものを、よりにもよって本人によって暴露されかけているのだから。
本当は、スピンもカービィに想いを寄せていた。
実は『ドロッチェの彼女を好きになった』のではなく、『好きな人がドロッチェの彼女になってしまった』の方が正しい。
本当は自分だってずっと前からあなたを見ていたのに、と叫びたくなるのをギリギリのところで堪えていた。
スピンはドロッチェに敵わないと思っていたし、大切な兄貴分と仲違いするのも怖かった。
二人が幸せなら、それでいいと思っていた。
二人が共に在るのを見る度に引き裂かれるような痛みを感じながら――それでも笑い続けた。
一方、実はカービィも薄々彼の気持ちに感づいていた。
ただの自惚れの勘違いなら良かった。
彼女はドロッチェを愛していて、スピンの気持ちには応えられないから。
でもあの反応は、明らかに自分に好意を抱いていて。
必死に隠そうとしても明確だった。
もし彼が彼自身の気持ちを包み隠さず話したならば、カービィもその気持ちに真正面から向き合うつもりだった。
しかし彼は隠し通そうとした。
彼が言い出さないなら、彼女が聞き出すわけにもいかない。
言い出さないで隠そうとする理由も、なんとなくわかっていたから。
目を背け続けなければならない。
「そっか、変なこと聞いてごめんね!」
そう言いながらカービィは、いつか彼に素敵な彼女ができることを祈らずにはいられなかった。
END