Do You Love Me......?
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☆カービィ→ダークマターの場合☆
「マターはボクのこと好き?」
「……正直、よくわからない」
最初は嫌いだった。
ポップスター征服の障害、ただの邪魔者だった。
負けたときは屈辱を覚え、殺意すら湧き起った。
復讐と生じて何度も彼女と対決し、その度に敗れる。
悔しさももちろんあったが、それ以上に違う感情が芽生え始めていた。
そこから彼女への感情は段々と変化していった。
ダークマターとして生を受け永く生きてきたが、この感情は知らないものだった。
悪いものではない、ということはなんとなくわかった。
ゼロやゼロツーたちに抱くものと何となく似ているようで、しかしそれよりも激しく、甘やかで、苦しいもの。
どうやらこれが恋情というものらしい。
書物や資料でしか知らなかったもので、実際自分が得るとはまったくもって思わなかった。
「この感情は初めてで、勝手がわからないんだ」
おそらく期待していた答えを出せてはいないだろうが、嘘をつくのも嫌だ。
しかしカービィはふわりと微笑みを浮かべた。
意外だ……悲しませてしまうかと危惧していたのに。
「マター」
カービィは突然、我を抱き締めた。
柔らかな感触と温かな体温に全身の血液が沸騰しそうになる。
「ね、今ドキドキしてる?」
「あ、ああ……」
我の身体に心臓というものがあるのかはわからない。
しかし身体の中心部が異様に熱く、荒れ狂っていた。
「じゃあそれは、ボクのことが好きって事なんだよ」
「……カービィ」
カービィは我の顔を見上げ、にこりと笑う。
海の色の瞳に吸い込まれそうになって思わず眼を逸らそうとし――しかし、真っ直ぐに見つめた。
「……好きだ」
人はきっと、この感情を“愛しい”と呼ぶのだろう。
そう告げれば彼女の笑みは、より一層鮮やかになった。
END
「マターはボクのこと好き?」
「……正直、よくわからない」
最初は嫌いだった。
ポップスター征服の障害、ただの邪魔者だった。
負けたときは屈辱を覚え、殺意すら湧き起った。
復讐と生じて何度も彼女と対決し、その度に敗れる。
悔しさももちろんあったが、それ以上に違う感情が芽生え始めていた。
そこから彼女への感情は段々と変化していった。
ダークマターとして生を受け永く生きてきたが、この感情は知らないものだった。
悪いものではない、ということはなんとなくわかった。
ゼロやゼロツーたちに抱くものと何となく似ているようで、しかしそれよりも激しく、甘やかで、苦しいもの。
どうやらこれが恋情というものらしい。
書物や資料でしか知らなかったもので、実際自分が得るとはまったくもって思わなかった。
「この感情は初めてで、勝手がわからないんだ」
おそらく期待していた答えを出せてはいないだろうが、嘘をつくのも嫌だ。
しかしカービィはふわりと微笑みを浮かべた。
意外だ……悲しませてしまうかと危惧していたのに。
「マター」
カービィは突然、我を抱き締めた。
柔らかな感触と温かな体温に全身の血液が沸騰しそうになる。
「ね、今ドキドキしてる?」
「あ、ああ……」
我の身体に心臓というものがあるのかはわからない。
しかし身体の中心部が異様に熱く、荒れ狂っていた。
「じゃあそれは、ボクのことが好きって事なんだよ」
「……カービィ」
カービィは我の顔を見上げ、にこりと笑う。
海の色の瞳に吸い込まれそうになって思わず眼を逸らそうとし――しかし、真っ直ぐに見つめた。
「……好きだ」
人はきっと、この感情を“愛しい”と呼ぶのだろう。
そう告げれば彼女の笑みは、より一層鮮やかになった。
END