スプレーマジック!
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※原形、ドロ目線
ある日の昼下がり、オレは土手で読書をしていた。
チビどもの相手も楽しいが、時々はこうしてゆっくりと過ごすのもいいものだ。
すると、メタナイトが歩いているのを見つけた。
「あれ、メタナイト。
こんなところで会うなんて奇遇だな。」
「……。」
声をかけるとメタナイトは黙ってオレに近寄ってきて、マントから何かのスプレー缶を取り出した。
……なんだろう、嫌な予感。
シュッ!
プシュー!
咄嗟に瞬間移動をすると、さっきまでオレがいたところに何やら赤い粉末が舞っていた。
「チッ、逃したぽよ。」
その声はメタナイトの声ではなかった。
だが、聞き覚えがある……。
「おまえ、メタナイトじゃないだろ!」
「バレちゃったぽよ。」
メタナイト……のフリをした人物は仮面を外す。
素顔はまさしくカービィだった。
「い、いきなり何をするんだ!?
それに、お前その身体「カービィ!仮面とマントを返しなさい!」
声と共に何かがふよふよと飛んでくる。
オレはその姿を見て絶句した。
彼はカービィとそっくりな体形で、青い身体、黄色い目をしていた。
そして、どこか幼げな可愛らしい顔。
オレの姿を見て、彼も驚いている表情をした。
つーか、さっきの声メタナイトだよ……な?
ということは、これは…………
「メタナイ……ト……?」
「うわあああああああああああ!!!!!!」
恐る恐る問いかけてみると、彼は真っ赤になった顔を手で隠して絶叫した。
どうやら本当にメタナイトのようだ。
「ふーん……
メタナイトって案外、顔可愛いんだなー?」
オレが意地悪くそう言うと、メタナイトは更に真っ赤になって喚き始めた。
普段クールなメタナイトがこんなに慌てているのは、めったに見ない光景だ。
……なんだろう、ものすごく加虐心を擽られる……。
「なぁ、その可愛い顔もっとよく見せてみろよ……。」
オレはジリジリとメタナイトに近づく。
「ホラホラ、恥ずかしがるなプシュー
「ボクの存在、忘れちゃダメぽよー♪」
ニヤニヤとしているカービィ。
気付いたらオレの右半身は真っ赤になっていた。
「おまっ、何するんだ!
しかも片方って!」
「ぽよ、たしかにこのままじゃバランス悪いぽよ。
じゃあ右半身も……。」
再びスプレーをこちらに向けるカービィ。
背中を何か変な汗が垂れていくのを感じた。
「いいじゃん、ドロッチェ赤好きでしょー?」
「いや好きだけどな……。
メタナイト、お前の彼女だろ?
カービィを止めてくれ!」
オレはメタナイトに助けを求める。
メタナイトならカービィを止められるだろう。
「はっはっは、心配は要らん。
このスプレーは身体に優しい成分から作られてるからな。」
「オレはそういうことを言ってるんじゃない!
つか、なんでおまえまでスプレー持ってるんだ……!?」
いつのまにか仮面をつけたメタナイトは赤いスプレーを持っていた。
コレ、かなりヤバいんじゃないか……?
「……ということで。」
プシュー!!
「うわぁぁああぁぁ!!!!」
「あっはははっ、ははははっ!!!」
真っ赤になったオレを見てカービィは爆笑し、メタナイトもプルプルと震えて笑いをこらえている。
「どっ、どっ、どろっちぇヤバい!
それはヤバい!」
「フム……今度はピンクなんか試してみたらどうだろう。」
ふ ざ け ん な。
さきほどのをよっぽど引きずってるのか、やけにメタナイトがノリノリな気がするんだけど……。
気のせいか……?
「だんちょ~!
今夜の犯行予告状のデザイン、こんな感じで良いッスか?」
スピンが数匹のチューリン達とこちらに向かって走ってくる。
それに気づいたメタナイトがニヤリと笑い、カービィが新しいスプレー缶を取り出した。
まさか、こいつらスピンにも何かする気じゃ……。
「来るな!
スピン全力で逃げろ!」
「ほえ?」
スピンは何が何やらわからないという表情を浮かべ、その場に立ち止まる。
カービィはすかさずスピンのそばまで行き、スプレーをしてしまった。
あーあ、せっかく警告してやったのに……。
つか、緑とかもはや赤ん坊じゃないか。
「ケホケホッ、なんスかコレ……。
色が変わってしまったッス……。」
「え?
ドロッチェたち、これを使うために狙っていたんじゃないの?」
「違うアルよ。
我々にとっては換金アイテムアルネ。」
「なるほど……って、ドク!?」
いきなり登場したドクとストロンに、カービィは驚いた表情を浮かべた……と思いきや、一瞬にしてそれは悪魔の笑みに変わる。
「ちょうどよかった、キミ達も……ふふっ♪」
ドクとストロンの悲鳴が響き渡った。
ああ、もう駄目だこりゃ。
せっかく静かに過ごそうとしてたのに……。
その夜、我々はやけにカラフルな姿でお宝を盗みに行くことになったとさ。
スプレーマジック
(おまえら、ドロッチェ団じゃないな!?誰だ!?)
(オイオイ、オレたちだって気づいてもらえてないぞ……。)
ある日の昼下がり、オレは土手で読書をしていた。
チビどもの相手も楽しいが、時々はこうしてゆっくりと過ごすのもいいものだ。
すると、メタナイトが歩いているのを見つけた。
「あれ、メタナイト。
こんなところで会うなんて奇遇だな。」
「……。」
声をかけるとメタナイトは黙ってオレに近寄ってきて、マントから何かのスプレー缶を取り出した。
……なんだろう、嫌な予感。
シュッ!
プシュー!
咄嗟に瞬間移動をすると、さっきまでオレがいたところに何やら赤い粉末が舞っていた。
「チッ、逃したぽよ。」
その声はメタナイトの声ではなかった。
だが、聞き覚えがある……。
「おまえ、メタナイトじゃないだろ!」
「バレちゃったぽよ。」
メタナイト……のフリをした人物は仮面を外す。
素顔はまさしくカービィだった。
「い、いきなり何をするんだ!?
それに、お前その身体「カービィ!仮面とマントを返しなさい!」
声と共に何かがふよふよと飛んでくる。
オレはその姿を見て絶句した。
彼はカービィとそっくりな体形で、青い身体、黄色い目をしていた。
そして、どこか幼げな可愛らしい顔。
オレの姿を見て、彼も驚いている表情をした。
つーか、さっきの声メタナイトだよ……な?
ということは、これは…………
「メタナイ……ト……?」
「うわあああああああああああ!!!!!!」
恐る恐る問いかけてみると、彼は真っ赤になった顔を手で隠して絶叫した。
どうやら本当にメタナイトのようだ。
「ふーん……
メタナイトって案外、顔可愛いんだなー?」
オレが意地悪くそう言うと、メタナイトは更に真っ赤になって喚き始めた。
普段クールなメタナイトがこんなに慌てているのは、めったに見ない光景だ。
……なんだろう、ものすごく加虐心を擽られる……。
「なぁ、その可愛い顔もっとよく見せてみろよ……。」
オレはジリジリとメタナイトに近づく。
「ホラホラ、恥ずかしがるなプシュー
「ボクの存在、忘れちゃダメぽよー♪」
ニヤニヤとしているカービィ。
気付いたらオレの右半身は真っ赤になっていた。
「おまっ、何するんだ!
しかも片方って!」
「ぽよ、たしかにこのままじゃバランス悪いぽよ。
じゃあ右半身も……。」
再びスプレーをこちらに向けるカービィ。
背中を何か変な汗が垂れていくのを感じた。
「いいじゃん、ドロッチェ赤好きでしょー?」
「いや好きだけどな……。
メタナイト、お前の彼女だろ?
カービィを止めてくれ!」
オレはメタナイトに助けを求める。
メタナイトならカービィを止められるだろう。
「はっはっは、心配は要らん。
このスプレーは身体に優しい成分から作られてるからな。」
「オレはそういうことを言ってるんじゃない!
つか、なんでおまえまでスプレー持ってるんだ……!?」
いつのまにか仮面をつけたメタナイトは赤いスプレーを持っていた。
コレ、かなりヤバいんじゃないか……?
「……ということで。」
プシュー!!
「うわぁぁああぁぁ!!!!」
「あっはははっ、ははははっ!!!」
真っ赤になったオレを見てカービィは爆笑し、メタナイトもプルプルと震えて笑いをこらえている。
「どっ、どっ、どろっちぇヤバい!
それはヤバい!」
「フム……今度はピンクなんか試してみたらどうだろう。」
ふ ざ け ん な。
さきほどのをよっぽど引きずってるのか、やけにメタナイトがノリノリな気がするんだけど……。
気のせいか……?
「だんちょ~!
今夜の犯行予告状のデザイン、こんな感じで良いッスか?」
スピンが数匹のチューリン達とこちらに向かって走ってくる。
それに気づいたメタナイトがニヤリと笑い、カービィが新しいスプレー缶を取り出した。
まさか、こいつらスピンにも何かする気じゃ……。
「来るな!
スピン全力で逃げろ!」
「ほえ?」
スピンは何が何やらわからないという表情を浮かべ、その場に立ち止まる。
カービィはすかさずスピンのそばまで行き、スプレーをしてしまった。
あーあ、せっかく警告してやったのに……。
つか、緑とかもはや赤ん坊じゃないか。
「ケホケホッ、なんスかコレ……。
色が変わってしまったッス……。」
「え?
ドロッチェたち、これを使うために狙っていたんじゃないの?」
「違うアルよ。
我々にとっては換金アイテムアルネ。」
「なるほど……って、ドク!?」
いきなり登場したドクとストロンに、カービィは驚いた表情を浮かべた……と思いきや、一瞬にしてそれは悪魔の笑みに変わる。
「ちょうどよかった、キミ達も……ふふっ♪」
ドクとストロンの悲鳴が響き渡った。
ああ、もう駄目だこりゃ。
せっかく静かに過ごそうとしてたのに……。
その夜、我々はやけにカラフルな姿でお宝を盗みに行くことになったとさ。
スプレーマジック
(おまえら、ドロッチェ団じゃないな!?誰だ!?)
(オイオイ、オレたちだって気づいてもらえてないぞ……。)
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