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☆おまけ
「……本当に逃げたいのならば、逃げてもいいのですよ?
貴方の魔力なら、これくらい目を瞑っても破れるでしょう?」
薄ら笑いを浮かべ、ウィズの輪郭を指でなぞるランプキン。
繊細なその動きにウィズはぴくりと身を震わせる――が、抵抗はしない。
確かに彼の魔力を以てすれば、手錠くらいは簡単に破れるはずだった。
しかも嵌められているのはごく普通の手錠。
ランプキンはあえてそれを使っていた。
だが、ウィズは抵抗しなかった。
決して恐怖のあまり動けないのではない――抵抗なんてできない、しない、したくないのだ。
ウィズはまっすぐに彼を見つめる。
そのうるんだ黄の瞳は許しを請うよりはむしろ、懇願するような色をしていた。
「おやおや、逃げないのですか?
まあ……逃がすわけがありませんが、ね」
優しく甘い声に、ほんの少しの毒を含ませて。
ランプキンは満足そうな笑みを浮かべた。
すっ、とランプキンがウィズに顔を寄せる。
彼に瞳の奥を覗かれて、彼の瞳の奥を覗いて、ウィズはまるで酔うような心地に陥る。
その感覚はあまりにも甘美で。
だからこそより一層抜け出せない。
「そう――貴方は、そうやって大人しくしていれば良い」
いつもより幾分低い声でそう囁く。
それと同時に、ウィズの首に赤い首輪をかけた。
かちり、という音がやけに大きく聞こえる。
首輪の先に繋がっている鎖を少し引っ張れば、彼の顔が僅かな苦痛に歪む。
「……貴方はどれほど私を煽れば気が済むのですかねぇ?」
「っ……そんなコト……!」
ウィズが羞恥に頬を染めても、煽りにしかならない。
胸に燻る加虐心と破壊欲をどうにか抑え、ランプキンは努めて冷ややかな笑みを浮かべた。
「さて……この落とし前は、しっかりつけていただきましょうか」
「ヒイィッ……!」
うっすらと涙を浮かべ、悲鳴をあげるウィズ。
しかし、その瞳に恍惚とした被虐の光が宿っているのは、誰の目にも明らかだった。
End
お粗末さまでした。
「……本当に逃げたいのならば、逃げてもいいのですよ?
貴方の魔力なら、これくらい目を瞑っても破れるでしょう?」
薄ら笑いを浮かべ、ウィズの輪郭を指でなぞるランプキン。
繊細なその動きにウィズはぴくりと身を震わせる――が、抵抗はしない。
確かに彼の魔力を以てすれば、手錠くらいは簡単に破れるはずだった。
しかも嵌められているのはごく普通の手錠。
ランプキンはあえてそれを使っていた。
だが、ウィズは抵抗しなかった。
決して恐怖のあまり動けないのではない――抵抗なんてできない、しない、したくないのだ。
ウィズはまっすぐに彼を見つめる。
そのうるんだ黄の瞳は許しを請うよりはむしろ、懇願するような色をしていた。
「おやおや、逃げないのですか?
まあ……逃がすわけがありませんが、ね」
優しく甘い声に、ほんの少しの毒を含ませて。
ランプキンは満足そうな笑みを浮かべた。
すっ、とランプキンがウィズに顔を寄せる。
彼に瞳の奥を覗かれて、彼の瞳の奥を覗いて、ウィズはまるで酔うような心地に陥る。
その感覚はあまりにも甘美で。
だからこそより一層抜け出せない。
「そう――貴方は、そうやって大人しくしていれば良い」
いつもより幾分低い声でそう囁く。
それと同時に、ウィズの首に赤い首輪をかけた。
かちり、という音がやけに大きく聞こえる。
首輪の先に繋がっている鎖を少し引っ張れば、彼の顔が僅かな苦痛に歪む。
「……貴方はどれほど私を煽れば気が済むのですかねぇ?」
「っ……そんなコト……!」
ウィズが羞恥に頬を染めても、煽りにしかならない。
胸に燻る加虐心と破壊欲をどうにか抑え、ランプキンは努めて冷ややかな笑みを浮かべた。
「さて……この落とし前は、しっかりつけていただきましょうか」
「ヒイィッ……!」
うっすらと涙を浮かべ、悲鳴をあげるウィズ。
しかし、その瞳に恍惚とした被虐の光が宿っているのは、誰の目にも明らかだった。
End
お粗末さまでした。
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