四月馬鹿はほどほどに
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「カービィなんかもう嫌いなのサ。」
マルクにそう告げられた瞬間、ボクは真っ逆さまに落ちていくような感覚がした。
なんで?ボク何かしたっけ?という気持ちで心がいっぱいになる。
胸がキュウッとして呼吸がうまく出来ない。
苦しくて苦しくて、心が張り裂けそう。
「なん、で……?」
自分でも驚くくらいに強張った声。
視界が滲んで、涙が零れた。
マルクは冷たい視線をボクをジッと見つめている。
「しーらない、自分で考えれば?」
こんな時まで意地悪。
……いや、もうボクのこと嫌いになっちゃったから余計に意地悪なのかな?
「じゃ、そういうことだから。」
くるりと背を向け、ヒラヒラと手を振って歩いて行ってしまう。
追いかけたい、追いかけたいのに、地面に貼り付けられてしまったように動けなかった。
拭っても拭っても溢れる涙は止まらない。
ボクは顔を覆って泣くことしかできなかった。
袖はもう涙でびしょ濡れ。
「……バカッ、まさか本気にしたのサ!?」
不意に訪れた温かな感覚。
ボクはぎゅっと抱き締められていた。
顔を上げると、少し怒ったような、困ったような……悲しそうなマルクと目があう。
「まる、く……」
「ああもう、こんなに目ぇ擦っちゃ駄目なのサ!
傷ついたらどうするのサ!?」
意味が分からなかった。
いきなり嫌いになったとか言って、言っちゃって、戻ってきたと思ったら急に優しくして……。
「ま、まさか本気にするなんて思ってもみなかったのサ!
今日エイプリルフールだし……」
あ……すっかり忘れてた。
そんな日もあったんだっけ!?
「やっぱり……」
マルクがため息をついた。
やばい、恥ずかしい。
本気にしてあんなに泣いて、ボクってかなり痛い子?
ちょっとアニマルコピーして手ごろな穴掘ってそこに入りたい。
「だとしてもひどいよ!
アレはない!アレは!」
「……ごめんなのサ。」
あれ、珍しくマルクがちゃんと反省してる。
……まさかそれも嘘なんじゃ……?
「許さない。」
ボクはマルクからゆらりと離れると、あるものを割った。
「許さない許さない絶対に許さない、呪ってやる……マルクの七代先まで呪ってやる。」
「ヒィィー!!!ゴメンってば!!」
割ったのはたまたま持っていたゴーストのシャボン。
お化けのように低くすごんでみれば、マルクが叫んだ。
SDXとUSDXにゴーストはないから怖いのかな?
「嘘だよ。」
「だよねー……」
コピーを解除したけどまだちょっとびくびくしてる。
ちょっと涙目で可愛い。
「マルク、ボクのこと好き?」
「好きに決まってるのサ。」
即答してくれるマルクに、さっきとは違う意味で胸がキュウッとした。
「じゃあもうあんなこと言わないでよね。」
「えー、泣いてるのも可愛かったからなー、またやっちゃうかもなのサ。」
「今度したら嫌いになるからね?」
「えっ」
本気で焦るマルク。
嘘つくのは慣れてるくせに、つかれるのは慣れていないみたい?
「嘘だよ、嫌いになるわけないでしょ?」
どんなに嘘ついても、お互いの気持ちは変わらないよね?とボクは問う。
マルクはそうなんじゃないの?と言ってもう一度ボクを抱きしめた。
a lie
「ホントに好き?」
「わからないなら教えてやるのサ……身体で」
「ご遠慮願います」
「チッ」
マルクにそう告げられた瞬間、ボクは真っ逆さまに落ちていくような感覚がした。
なんで?ボク何かしたっけ?という気持ちで心がいっぱいになる。
胸がキュウッとして呼吸がうまく出来ない。
苦しくて苦しくて、心が張り裂けそう。
「なん、で……?」
自分でも驚くくらいに強張った声。
視界が滲んで、涙が零れた。
マルクは冷たい視線をボクをジッと見つめている。
「しーらない、自分で考えれば?」
こんな時まで意地悪。
……いや、もうボクのこと嫌いになっちゃったから余計に意地悪なのかな?
「じゃ、そういうことだから。」
くるりと背を向け、ヒラヒラと手を振って歩いて行ってしまう。
追いかけたい、追いかけたいのに、地面に貼り付けられてしまったように動けなかった。
拭っても拭っても溢れる涙は止まらない。
ボクは顔を覆って泣くことしかできなかった。
袖はもう涙でびしょ濡れ。
「……バカッ、まさか本気にしたのサ!?」
不意に訪れた温かな感覚。
ボクはぎゅっと抱き締められていた。
顔を上げると、少し怒ったような、困ったような……悲しそうなマルクと目があう。
「まる、く……」
「ああもう、こんなに目ぇ擦っちゃ駄目なのサ!
傷ついたらどうするのサ!?」
意味が分からなかった。
いきなり嫌いになったとか言って、言っちゃって、戻ってきたと思ったら急に優しくして……。
「ま、まさか本気にするなんて思ってもみなかったのサ!
今日エイプリルフールだし……」
あ……すっかり忘れてた。
そんな日もあったんだっけ!?
「やっぱり……」
マルクがため息をついた。
やばい、恥ずかしい。
本気にしてあんなに泣いて、ボクってかなり痛い子?
ちょっとアニマルコピーして手ごろな穴掘ってそこに入りたい。
「だとしてもひどいよ!
アレはない!アレは!」
「……ごめんなのサ。」
あれ、珍しくマルクがちゃんと反省してる。
……まさかそれも嘘なんじゃ……?
「許さない。」
ボクはマルクからゆらりと離れると、あるものを割った。
「許さない許さない絶対に許さない、呪ってやる……マルクの七代先まで呪ってやる。」
「ヒィィー!!!ゴメンってば!!」
割ったのはたまたま持っていたゴーストのシャボン。
お化けのように低くすごんでみれば、マルクが叫んだ。
SDXとUSDXにゴーストはないから怖いのかな?
「嘘だよ。」
「だよねー……」
コピーを解除したけどまだちょっとびくびくしてる。
ちょっと涙目で可愛い。
「マルク、ボクのこと好き?」
「好きに決まってるのサ。」
即答してくれるマルクに、さっきとは違う意味で胸がキュウッとした。
「じゃあもうあんなこと言わないでよね。」
「えー、泣いてるのも可愛かったからなー、またやっちゃうかもなのサ。」
「今度したら嫌いになるからね?」
「えっ」
本気で焦るマルク。
嘘つくのは慣れてるくせに、つかれるのは慣れていないみたい?
「嘘だよ、嫌いになるわけないでしょ?」
どんなに嘘ついても、お互いの気持ちは変わらないよね?とボクは問う。
マルクはそうなんじゃないの?と言ってもう一度ボクを抱きしめた。
a lie
「ホントに好き?」
「わからないなら教えてやるのサ……身体で」
「ご遠慮願います」
「チッ」
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