MerryChristmas!
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デデデのパーティーの後、スピンは丘の上に来ていた。
なんでも、カービィが見せたいものがあるから来てほしいと言ってきたのだ。
「おまたせ!」
大丈夫ッス、と言いかけたスピンは思わず言葉を失ってしまった。
ふんわりとした白いワンピースをきたカービィはとても可愛く、何も言えなくなってしまったのだ。
そんなスピンの心境は露知らず、カービィが星の髪飾りを上に投げた。
それは一瞬にして巨大化してワープスターになった。
「それ、そんな凄いモノだったんスか!?」
「さ、乗って!」
スピンがワープスターに乗り込むと、冷たい風の中を突き抜けていった。
風を切る音でろくにカービィの声が聞こえない。
ああいうときにさり気なく可愛いねとか言えたらなぁ……とスピンが考えていると。
「着いたよ。」
目に入った光景に、思わず彼は言葉を失った。
「これは……」
オーロラが幻想的に煌めき、透き通った水がこんこんと湧き出る泉があった。
上部には星の装飾が付いた杖が刺さっている。
「ここは夢の泉。
みんなの夢と希望が集まって、寝ている人に夢と安らぎを与えてくれるって言われているところだよ。」
ワープスターはゆっくりと着地し、二人が降りると縮小してカービィの髪に戻った。
「綺麗…ッス……」
言葉を失う美しさって、こういうことを言うのだろう……と、スピンは心の中で呟く。
泉に近づき、さらさらと流れる水に触れてみるととても暖かく、心が安らいでいくような感覚がした。
そういえばここは外なのに、何故か暖かい。
それを伝えると、カービィはそうでしょ!と語りだした。
「きっとそれは、みんなが素敵な夢を見れてるって証拠だよ!
暖かくって、優しい夢を見れているんだ!」
「ホントに素敵なところッス……。」
「でしょでしょ?
昔、ボクがここ守ったんだよー!」
ピョンピョンと跳ねるカービィ……が、泉の水に足元を救われてバランスを崩した。
「あ、あぶなっ……!!」
スピンが慌てて抱きとめようとするが、支えようとしたはずの彼も足を滑らせ、一緒になって転んでしまう。
そしてなんと、カービィがスピンに跨るような体勢になってしまっていた。
「だ、大丈夫ッスか!?」
スピンは真っ赤になりながら上半身を起き上がらせた。
転んだはずみでサングラスが外れたのか、チョコレート色の瞳と青い瞳が交わり、互いの鼓動が高鳴った。
「……あ、これプレゼントッス。」
若干の気まずい雰囲気に耐えられなくなったのか、カービィを抱き締めるような形で、何かをたどたどしい手付きでつけ始めた。
つけ終わったようなのでカービィが自分の首元を見ると、ピンクゴールドの天使の羽のチャームが付いたネックレス掛かっていた。
よく見ると、スピンの首にも同じデザインのシルバーのペンダントがかかっている。
「可愛い……ありがとう!」
嬉しそうに笑うカービィの顔を、スピンは心の底から愛おしく感じていた。
「エヘヘ……スピンだいすき!!」
カービィは唇をスピンの唇に重ね、そっと離れた。
が、スピンに顎を引き寄せられ、今度は深く口付けられた。
舌を差し入れられ、幼い顔には似合わないほどのテクニックでカービィを追いつめる。
「ぅ……ふぁ……!」
珍しく積極的な彼に、カービィは戸惑いを隠せなかった。
良い意味で背筋がぞくりとして、脳が痺れるような感覚に陥る。
どれくらい繋がっていたのか、離れると銀の糸が二人の間を繋いだ。
「…………はぁっ、はあっ……」
「……ビックリしたッスか?」
いつもより大人っぽいスピンに、カービィの心がドクンと跳ねる。
しかし、それはスピンも同様だった。
息を荒げて頬を染め、潤んだ瞳で見つめてくるカービィのことを、直視できない――のに。目が離せない。
「ね……もっと……」
誘うような目で見つめ、彼の首に腕を絡める彼女の姿は、酷く扇情的で。
スピンは自分の理性の限界を感じていた。
「……止められなくなっても知らないッスよ。」
「いいよ、止まらないで……」
スピン編 END
なんでも、カービィが見せたいものがあるから来てほしいと言ってきたのだ。
「おまたせ!」
大丈夫ッス、と言いかけたスピンは思わず言葉を失ってしまった。
ふんわりとした白いワンピースをきたカービィはとても可愛く、何も言えなくなってしまったのだ。
そんなスピンの心境は露知らず、カービィが星の髪飾りを上に投げた。
それは一瞬にして巨大化してワープスターになった。
「それ、そんな凄いモノだったんスか!?」
「さ、乗って!」
スピンがワープスターに乗り込むと、冷たい風の中を突き抜けていった。
風を切る音でろくにカービィの声が聞こえない。
ああいうときにさり気なく可愛いねとか言えたらなぁ……とスピンが考えていると。
「着いたよ。」
目に入った光景に、思わず彼は言葉を失った。
「これは……」
オーロラが幻想的に煌めき、透き通った水がこんこんと湧き出る泉があった。
上部には星の装飾が付いた杖が刺さっている。
「ここは夢の泉。
みんなの夢と希望が集まって、寝ている人に夢と安らぎを与えてくれるって言われているところだよ。」
ワープスターはゆっくりと着地し、二人が降りると縮小してカービィの髪に戻った。
「綺麗…ッス……」
言葉を失う美しさって、こういうことを言うのだろう……と、スピンは心の中で呟く。
泉に近づき、さらさらと流れる水に触れてみるととても暖かく、心が安らいでいくような感覚がした。
そういえばここは外なのに、何故か暖かい。
それを伝えると、カービィはそうでしょ!と語りだした。
「きっとそれは、みんなが素敵な夢を見れてるって証拠だよ!
暖かくって、優しい夢を見れているんだ!」
「ホントに素敵なところッス……。」
「でしょでしょ?
昔、ボクがここ守ったんだよー!」
ピョンピョンと跳ねるカービィ……が、泉の水に足元を救われてバランスを崩した。
「あ、あぶなっ……!!」
スピンが慌てて抱きとめようとするが、支えようとしたはずの彼も足を滑らせ、一緒になって転んでしまう。
そしてなんと、カービィがスピンに跨るような体勢になってしまっていた。
「だ、大丈夫ッスか!?」
スピンは真っ赤になりながら上半身を起き上がらせた。
転んだはずみでサングラスが外れたのか、チョコレート色の瞳と青い瞳が交わり、互いの鼓動が高鳴った。
「……あ、これプレゼントッス。」
若干の気まずい雰囲気に耐えられなくなったのか、カービィを抱き締めるような形で、何かをたどたどしい手付きでつけ始めた。
つけ終わったようなのでカービィが自分の首元を見ると、ピンクゴールドの天使の羽のチャームが付いたネックレス掛かっていた。
よく見ると、スピンの首にも同じデザインのシルバーのペンダントがかかっている。
「可愛い……ありがとう!」
嬉しそうに笑うカービィの顔を、スピンは心の底から愛おしく感じていた。
「エヘヘ……スピンだいすき!!」
カービィは唇をスピンの唇に重ね、そっと離れた。
が、スピンに顎を引き寄せられ、今度は深く口付けられた。
舌を差し入れられ、幼い顔には似合わないほどのテクニックでカービィを追いつめる。
「ぅ……ふぁ……!」
珍しく積極的な彼に、カービィは戸惑いを隠せなかった。
良い意味で背筋がぞくりとして、脳が痺れるような感覚に陥る。
どれくらい繋がっていたのか、離れると銀の糸が二人の間を繋いだ。
「…………はぁっ、はあっ……」
「……ビックリしたッスか?」
いつもより大人っぽいスピンに、カービィの心がドクンと跳ねる。
しかし、それはスピンも同様だった。
息を荒げて頬を染め、潤んだ瞳で見つめてくるカービィのことを、直視できない――のに。目が離せない。
「ね……もっと……」
誘うような目で見つめ、彼の首に腕を絡める彼女の姿は、酷く扇情的で。
スピンは自分の理性の限界を感じていた。
「……止められなくなっても知らないッスよ。」
「いいよ、止まらないで……」
スピン編 END