あなたは王子様
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気がつくと一氏くんは無表情で、静かに怒っていた。
「ならこれいらん」
ぬいぐるみを机に投げて立ち上がり、こっちに来る。
私が投げられたぬいぐるみを見て呆然としていると、一氏くんは私の顎を掴んで顔を寄せてきた。
一気に距離が近くなる。
勝手に顔が赤くなり、一氏くんもそれに気づく。
「友達にこんなんされて、顔赤くするんかお前」
"ほんまちょろいな"
そういう顔はひどく冷たくて、赤かった顔から血の気が引いた気がした。
誰にでも赤くなるような女って思われたのかな
もう、何してもダメなのかなって、直感で思ってしまった。
「…私、一氏くんに何かしたかなぁ」
困り笑いでそう聞く。
涙は出なかった。
少しだけ自暴自棄になった自分に気づく。
もうさよならだから、どうでもいいっか。
「友達にもなってくれないのに、なんでキスしたの?」
こんなこと聞いても、次会う時に気まずくなるだけなのに。
一氏くんは驚いてなかった。
まるで、私があの時起きていたのを知っていたかのようだった。
「ならこれいらん」
ぬいぐるみを机に投げて立ち上がり、こっちに来る。
私が投げられたぬいぐるみを見て呆然としていると、一氏くんは私の顎を掴んで顔を寄せてきた。
一気に距離が近くなる。
勝手に顔が赤くなり、一氏くんもそれに気づく。
「友達にこんなんされて、顔赤くするんかお前」
"ほんまちょろいな"
そういう顔はひどく冷たくて、赤かった顔から血の気が引いた気がした。
誰にでも赤くなるような女って思われたのかな
もう、何してもダメなのかなって、直感で思ってしまった。
「…私、一氏くんに何かしたかなぁ」
困り笑いでそう聞く。
涙は出なかった。
少しだけ自暴自棄になった自分に気づく。
もうさよならだから、どうでもいいっか。
「友達にもなってくれないのに、なんでキスしたの?」
こんなこと聞いても、次会う時に気まずくなるだけなのに。
一氏くんは驚いてなかった。
まるで、私があの時起きていたのを知っていたかのようだった。