もう戻れない
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
自分の恋心に気づいても、一氏くんにはわかるわけがない。
だから、彼はいつもの様に部室に来る。
「なぁ、バレーの練習せぇへんの」
「ちょっと待ってね。…もうすぐ今日の分が終わるから。」
彼を見ないで平然を装いながらそう言い、目の前のぬいぐるみに装飾をしていく。
そのぬいぐるみはもう完成したような見た目だけど、私としてはまだまだ飾り付けをしたかった。
心を込めたということを、形にしたかった。
目の前の彼にあげるために。
最初は、今までありがとうの気持ちのつもりだったけど
今では、好きですって気持ちの方がたくさん込めてしまっている。
「なんや、えらい凝ってるな。またプレゼント用か?」
「うん。」
「…さよか」
彼が少し不機嫌な声で呟いた。
「あー!もうすぐ関西大会やから練習せなあかんのになー!お前のために部活抜け出してきたんやけどなー!」
耳に刺さるような大声で子どものように叫ぶ。
そうだった、この人放置されるのが嫌な人だった。
こうなるともうめんどくさい
作業を諦めて、立ち上がる
「わかったから!ほら、行こう」
ボールを持って外に出ようとすると、待ってたと言わんばかりに彼も椅子から立ち上がった。
だから、彼はいつもの様に部室に来る。
「なぁ、バレーの練習せぇへんの」
「ちょっと待ってね。…もうすぐ今日の分が終わるから。」
彼を見ないで平然を装いながらそう言い、目の前のぬいぐるみに装飾をしていく。
そのぬいぐるみはもう完成したような見た目だけど、私としてはまだまだ飾り付けをしたかった。
心を込めたということを、形にしたかった。
目の前の彼にあげるために。
最初は、今までありがとうの気持ちのつもりだったけど
今では、好きですって気持ちの方がたくさん込めてしまっている。
「なんや、えらい凝ってるな。またプレゼント用か?」
「うん。」
「…さよか」
彼が少し不機嫌な声で呟いた。
「あー!もうすぐ関西大会やから練習せなあかんのになー!お前のために部活抜け出してきたんやけどなー!」
耳に刺さるような大声で子どものように叫ぶ。
そうだった、この人放置されるのが嫌な人だった。
こうなるともうめんどくさい
作業を諦めて、立ち上がる
「わかったから!ほら、行こう」
ボールを持って外に出ようとすると、待ってたと言わんばかりに彼も椅子から立ち上がった。