今年の夏は少し寒い
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あの後、一氏くんは寄るところがあると言ってどこかに行ってしまった。
1人で教室に戻ると、北原さんが気づいて声をかけてくれた。
「お疲れさん。なんや、一氏とやってたやん」
痛いところをつかれる。
まぁ、当然みんなが更衣室を出た時に見られていたんだけど。
一緒に練習していたところを見られただけで、くっついていた所は見られていない。
わかっているけれど、思い出して照れてしまう。
「ごめんね…やっぱり足引っ張っちゃいそう」
「ええって!楽しめればええんや!」
そう言って励ましてくれる。
北原さんは優しいなあ。
真面目に練習してたと思ってるんだろうな。
騙しているようで、申し訳ない。
「なんや、顔赤くなるまで練習してたんやな。今年の夏は涼しい方やけど、運動したら暑なるしな!」
こんな気を遣われて、ますます顔が赤くなる。
「あ、赤いかな!?そんなことはないと思うけどね!」
「いやいや赤いで?水分取り?」
だんだん本気で心配されてきた。
誤魔化すように水筒のお茶を飲み干す。
「そない飲まんでもええと思うけど…」
そう言う北原さんは私を不審な目で見る。
私は笑うことしかできなかった。
さっきは遮っちゃったけど、一氏くんはなんて言おうとしたんだろう。
聞くのが怖いけど気になるなんて
好きになるってのは、複雑だなぁ。
一氏くんが教室に入ってくるのを視界の隅で見て、少しため息をついた。
1人で教室に戻ると、北原さんが気づいて声をかけてくれた。
「お疲れさん。なんや、一氏とやってたやん」
痛いところをつかれる。
まぁ、当然みんなが更衣室を出た時に見られていたんだけど。
一緒に練習していたところを見られただけで、くっついていた所は見られていない。
わかっているけれど、思い出して照れてしまう。
「ごめんね…やっぱり足引っ張っちゃいそう」
「ええって!楽しめればええんや!」
そう言って励ましてくれる。
北原さんは優しいなあ。
真面目に練習してたと思ってるんだろうな。
騙しているようで、申し訳ない。
「なんや、顔赤くなるまで練習してたんやな。今年の夏は涼しい方やけど、運動したら暑なるしな!」
こんな気を遣われて、ますます顔が赤くなる。
「あ、赤いかな!?そんなことはないと思うけどね!」
「いやいや赤いで?水分取り?」
だんだん本気で心配されてきた。
誤魔化すように水筒のお茶を飲み干す。
「そない飲まんでもええと思うけど…」
そう言う北原さんは私を不審な目で見る。
私は笑うことしかできなかった。
さっきは遮っちゃったけど、一氏くんはなんて言おうとしたんだろう。
聞くのが怖いけど気になるなんて
好きになるってのは、複雑だなぁ。
一氏くんが教室に入ってくるのを視界の隅で見て、少しため息をついた。