今年の夏は少し寒い
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この学校は、少し変わっている。
夏休み前の2日間を使って、体育祭を行うらしい。
女子はバレーと卓球
男子はバレーとサッカー
私は毎年卓球だった。
運動が苦手だから、なるべく怒られない方を選んでいて、もちろん今年もそうするつもりだった。
しかし、人生上手くはいかない
「私もおるから、な?そない肩落とさんでや」
北原さんが私の背中を叩いて言う。
黒板に書かれた私の名前は、バレーの方に刻まれていく。
メンバー過多により、じゃんけんで調節が行われ、こんな結果になってしまった。
今年で最後だから、みんな力を入れるに違いない。
練習から失敗し続ける私。
そのまま本番でも失敗して、みんなに恨まれながら夏休みに入って、静かにここを去る。
想像されるそんな未来を考えて、肩を落としながら席に戻る。
「ほんま女子ってこういうの遅いよな。どっちでもええやろ」
隣で嫌味っぽく一氏くんが言う。
そんな事言われても、私だってこんなに時間をかけたくない。
「私、特にバレーはできないから卓球が良かったの」
運動が出来る一氏くんにはこの気持ちがわからないんだろう。
そんな一氏くんも、バレーを選択したようだった。
ということは、練習も同じ場所でやることになる。
嫌だなぁ。
私が失敗する所、一氏くんには見られたくない
夏休み前の2日間を使って、体育祭を行うらしい。
女子はバレーと卓球
男子はバレーとサッカー
私は毎年卓球だった。
運動が苦手だから、なるべく怒られない方を選んでいて、もちろん今年もそうするつもりだった。
しかし、人生上手くはいかない
「私もおるから、な?そない肩落とさんでや」
北原さんが私の背中を叩いて言う。
黒板に書かれた私の名前は、バレーの方に刻まれていく。
メンバー過多により、じゃんけんで調節が行われ、こんな結果になってしまった。
今年で最後だから、みんな力を入れるに違いない。
練習から失敗し続ける私。
そのまま本番でも失敗して、みんなに恨まれながら夏休みに入って、静かにここを去る。
想像されるそんな未来を考えて、肩を落としながら席に戻る。
「ほんま女子ってこういうの遅いよな。どっちでもええやろ」
隣で嫌味っぽく一氏くんが言う。
そんな事言われても、私だってこんなに時間をかけたくない。
「私、特にバレーはできないから卓球が良かったの」
運動が出来る一氏くんにはこの気持ちがわからないんだろう。
そんな一氏くんも、バレーを選択したようだった。
ということは、練習も同じ場所でやることになる。
嫌だなぁ。
私が失敗する所、一氏くんには見られたくない