好きだった
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私は、一氏くんが好きなのだろうか。
未だに一氏くんのことはよくわからないし、友達ですらない。
でも、もっと知りたいと思ったし、友達になりたいと思った。
2人で出かけて、一氏くんが器用ってことをしれて嬉しかった。
転校するってわかった時だって、一氏くんだから言えたんだよね。
それに私、一氏くんの前でしか泣いてない。
一氏くんの前だから、泣いてもいいやと思った。
お昼に北原さんが言ってたことにも、少し切なくなって
さっき千歳くんが言ってくれたことにも、嬉しかったり切なかったり忙しい気持ちだった。
たまに一氏くんが私に意地悪したり、小春さんと一緒に何か企んでたりした時には、変に期待したりもした。
でも、私は一氏くんのことは好きじゃない
なんて、嘘でしかない
私、気づいたら一氏くんに恋してたんだ
黙ったまま俯く私に、心配したように千歳くんが話しかける。
「真琴?」
「あ、ごめん。えっと、そもそも一氏くんとは友達ですらないから」
…そういえば、帰ってくるなら友達になるとかなんとか言っていた気がする。
今度、聞いてみようかな。
きっと、また切なくなるんだろうな。
一氏くんと私の気持ちには、きっと決定的な違いがある。
それを思い知らされるんだろう。
「難しかね…」
小さく千歳くんがそう言うのが聞こえた。
「…ごめんね」
私がそう言ったのは、千歳くんには聞こえたのかな。
千歳くんは何も言わなかった。
そのままさっさと帰っていく。
きっと、これから部活に行くんだろうな。
サボった理由も少し気づいている。
千歳くんの考えていることも、優しさにも気づいている。
私は、千歳くんのお友達だから。
そして、一氏くんは違う。
思えば、一氏くんに振り回されてばかりではないか。
なんだか悔しいな。
未だに一氏くんのことはよくわからないし、友達ですらない。
でも、もっと知りたいと思ったし、友達になりたいと思った。
2人で出かけて、一氏くんが器用ってことをしれて嬉しかった。
転校するってわかった時だって、一氏くんだから言えたんだよね。
それに私、一氏くんの前でしか泣いてない。
一氏くんの前だから、泣いてもいいやと思った。
お昼に北原さんが言ってたことにも、少し切なくなって
さっき千歳くんが言ってくれたことにも、嬉しかったり切なかったり忙しい気持ちだった。
たまに一氏くんが私に意地悪したり、小春さんと一緒に何か企んでたりした時には、変に期待したりもした。
でも、私は一氏くんのことは好きじゃない
なんて、嘘でしかない
私、気づいたら一氏くんに恋してたんだ
黙ったまま俯く私に、心配したように千歳くんが話しかける。
「真琴?」
「あ、ごめん。えっと、そもそも一氏くんとは友達ですらないから」
…そういえば、帰ってくるなら友達になるとかなんとか言っていた気がする。
今度、聞いてみようかな。
きっと、また切なくなるんだろうな。
一氏くんと私の気持ちには、きっと決定的な違いがある。
それを思い知らされるんだろう。
「難しかね…」
小さく千歳くんがそう言うのが聞こえた。
「…ごめんね」
私がそう言ったのは、千歳くんには聞こえたのかな。
千歳くんは何も言わなかった。
そのままさっさと帰っていく。
きっと、これから部活に行くんだろうな。
サボった理由も少し気づいている。
千歳くんの考えていることも、優しさにも気づいている。
私は、千歳くんのお友達だから。
そして、一氏くんは違う。
思えば、一氏くんに振り回されてばかりではないか。
なんだか悔しいな。