好きだった
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私もわがままばかり言ってられない。
変えることが出来ない現実は、受け入れるしかないから。
「真琴ちゃんのお弁当は、いつも美味しそうやな〜」
「お母さん、料理上手なの」
だから、こういう時間も大切にしないと。
お昼休み、北原さんと昼食をとる。
もうすぐで夏休み、だからもう数える程しか一緒に食べる時間はない。
北原さんはいつも通りだった。
当然だよね、もうすぐ私がいなくなるなんて知らないから。
もうすぐイギリスに行くことは誰にも言わないことにした。
一氏くんも小春さんも、夏休み明けにもう私がいないとは考えてもいないはず。
理由は特にない。言う気がなかったから。
それに、"寂しいから毎日連絡するね"って言って連絡してこなかった人を散々見てきた。
ここでの思い出は特別だから、またそんなふうになったら…と怖いのかもしれない。
そう考えていると、北原さんは思い出したように話題を変えた
「あ、そういえばうちの友達が、一氏がかっこええなんて言ってたわ。」
「え?」
何気なく聞いてて、そんな話だとは思わなかったから、聞き返すことしかできない。
頭で理解してから、少し切なくなった。
「珍しいやんな。白石くんとか忍足くんがおる中、一氏て」
「一氏くん、優しいからね」
「…なんにも思わんの?」
「うん…」
北原さんにそう言われても、曖昧な返事をするしかできない。
一氏くんともお別れか…なんてまた感傷的になってしまうだけだった。
それに、一氏くんもかっこいいから、そんなこと言われるのは当たり前なんだよ。
変えることが出来ない現実は、受け入れるしかないから。
「真琴ちゃんのお弁当は、いつも美味しそうやな〜」
「お母さん、料理上手なの」
だから、こういう時間も大切にしないと。
お昼休み、北原さんと昼食をとる。
もうすぐで夏休み、だからもう数える程しか一緒に食べる時間はない。
北原さんはいつも通りだった。
当然だよね、もうすぐ私がいなくなるなんて知らないから。
もうすぐイギリスに行くことは誰にも言わないことにした。
一氏くんも小春さんも、夏休み明けにもう私がいないとは考えてもいないはず。
理由は特にない。言う気がなかったから。
それに、"寂しいから毎日連絡するね"って言って連絡してこなかった人を散々見てきた。
ここでの思い出は特別だから、またそんなふうになったら…と怖いのかもしれない。
そう考えていると、北原さんは思い出したように話題を変えた
「あ、そういえばうちの友達が、一氏がかっこええなんて言ってたわ。」
「え?」
何気なく聞いてて、そんな話だとは思わなかったから、聞き返すことしかできない。
頭で理解してから、少し切なくなった。
「珍しいやんな。白石くんとか忍足くんがおる中、一氏て」
「一氏くん、優しいからね」
「…なんにも思わんの?」
「うん…」
北原さんにそう言われても、曖昧な返事をするしかできない。
一氏くんともお別れか…なんてまた感傷的になってしまうだけだった。
それに、一氏くんもかっこいいから、そんなこと言われるのは当たり前なんだよ。